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海外小説

「チャリング・クロス街84番地」は本がもっと愛おしくなる

2022年9月13日

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「チャリング・クロス街84番地」は、今手元にある本がもっと愛おしく感じる本です。

この記事では、「チャリング・クロス街84番地」の感想と魅力を「ネタバレなし」で紹介します。

本が好きな人にピッタリの本なので、ぜひ最後までご覧ください。

「チャリング・クロス街84番地」について

タイトルチャリング・クロス街84番地
作者ヘレーン・ハンフ
訳者江藤 淳
出版社中公文庫
ページ数248ページ
発売日2021年4月21日

以下、「チャリング・クロス街84番地」のあらすじです。

ロンドンの古書店に勤める男性と、ニューヨーク在住の女性脚本家。大戦間もない1949年から、本の購入を介して20年にわたり交わされた手紙には、書物へのつきぬ愛着と、親しみに満ちた対話が綴られていた。発表されるや世界中の読書家を魅了した、心あたたまる書簡集。

引用元:ヘレーン・ハンフ(2021年)『チャリング・クロス街84番地』中公文庫

「チャリング・クロス街84番地」の魅力

「チャリング・クロス街84番地」の魅力は以下の3つ。

  • 本への愛情が伝わってくる
  • 持っている本が愛おしくなる
  • 誰かと本について話したくなる

魅力① 本への愛情が伝わってくる

「チャリング・クロス街84番地」は、とにかく本への愛情が詰まった本です。

古書店の男性も、脚本家の女性も本を大切にしています。

今ほど自由に本を手に入れられる時代ではなかったため、1冊1冊がとても貴重。

なかなか手に入れられないからこそ、やっと手に入ったときの喜びは、読んでいるこちらも嬉しくなってしまいます。

魅力② 持っている本が愛おしくなる

「チャリング・クロス街84番地」は、古書が多く登場します。

古書と新刊の違いは、持っていた人の好みが見えること。

以前の所有者が気に入っていたページが、自然と開くような本が好きだと、ヘレーンは言っています。

そういったことを知ると、自分が持っている本が愛おしく感じます。

今持っている本が、これからどんな人の手に渡るのか。次に読む人はどんな人なのか。

未来のことを考えると、もっと本を大切にしたくなります。

魅力③ 誰かと本について話したくなる

「チャリング・クロス街84番地」は、とにかく本の話が盛りだくさん。

本のことも話しつつ、だんだんと親しくなっていく2人を見ていると、誰かと語り合いたくなります。

とはいえ、周りに本好きの友人がいる、という人は少ないでしょう。

私の周りにも本好きはいません。

そういうときに便利なのがSNS。

読んだ本、読みたい本、ちょっと微妙だった本…

感じたことを発信すると、同じような本が好きな人とつながりやすくなりますよ。

まとめ

この記事で紹介した「チャリング・クロス街84番地」は、映画化もされています。

よければ、こちらもチェックしてみてください。

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