記事内のリンクには広告が含まれますが、記事の内容は「本が大好きな管理者」の意思で自由に書いてます^^

国内ミステリー

【ネタバレなし】「オメガ城の惨劇」は久々の正統派ミステリー!

2022年10月17日

omegajo-no-sangeki
  • 「オメガ城の惨劇」ってどんな話?
  • χ、ψの悲劇と関連ある?
  • ミステリー要素はある?
  • ぶっちゃけ面白い?

こんな疑問にお答えします。

この記事では、「オメガ城の惨劇」を読んだ私が、内容についてネタバレなしで紹介します。

本選びの参考にしてみてください。

「オメガ城の惨劇」のあらすじ

「オメガ城の惨劇」は、孤島のオメガ城を舞台にしたミステリー。

オメガ城に招かれた男女7人。うち1人は、サイカワ・ソウヘイ

島への移動手段は、1日1便の連絡船のみ。その上、招かれた理由も不明。

普通なら行かない条件なのに、彼らがオメガ城へ行った理由。それは、招待状に「マガタ・シキ」の名があったから。

怪しさを感じつつ、1日目を終えた7人。しかし、その夜に惨劇が…

目次から惨劇の雰囲気がプンプン

「オメガ城の惨劇」の目次を見ると、「これは惨劇かも…」という雰囲気がプンプンします。

目次はこちら。

  • プロローグ
  • 第1章 七人の招待客
  • 第2章 四人の生存者
  • 第3章 二人の拘束者
  • 第4章 一人の告発者
  • エピローグ

注目は第2章のタイトル「四人の生存者」。

え…この時点で3人も減ってる…

私と同じように思う人も多いはず。

「いったい何が起きたの!?もう読むしかない!」と思わせる目次です。

「オメガ城の惨劇」とχ、ψの悲劇との関連はない

「オメガ城の惨劇」は、「χの悲劇」「ψの悲劇」との関連はありません

完全に別の物語になっています。

時間軸としては、χ、ψの悲劇より現在よりの話という印象です。

最近のGシリーズは、時間が飛び過ぎてついていけない…

こんな人も楽しめる作品になっています。

「オメガ城の惨劇」はミステリー要素が多め

「オメガ城の惨劇」は、最近のGシリーズのなかでは、ミステリー要素が多めの作品。

真相も犯人もオマケ、という印象が強かった最近のGシリーズ。

今作は、しっかりと事件がメインとして扱われています。

森博嗣さんの、しっかりとしたミステリーが読みたい!

こんな人にはピッタリですよ。

「オメガ城の惨劇」の面白いポイント

「オメガ城の惨劇」の面白いポイントは、次の3つ。

  1. 「すべてがFになる」を読んだ人へのご褒美がいっぱい
  2. 久々の正統派ミステリー
  3. エピローグにニンマリ

① 「すべてがFになる」を読んだ人へのご褒美がいっぱい

「オメガ城の惨劇」は、「すべてがFになる」を読んだ人には必見の1冊です。

ネタバレになるので言えませんが、「すべてがFになる」を読んだ人へのご褒美が、盛りだくさんなんです。

「すべてがFになる」を読んだ記憶を思い出しながら読むもよし。

「オメガ城の惨劇」の前に「すべてがFになる」を読んで気分を上げるもよし。

「オメガ城の惨劇」は「すべてがFになる」を読むと何倍も楽しめる作品になっています。

② 久々の正統派ミステリー

「オメガ城の惨劇」は、最近のGシリーズとは違い、久々の正統派ミステリーです。

殺人事件が起こり、しっかりと犯人や動機を追っていきます

最近のGシリーズは、事件はオマケ扱いになることが多かったので、これは嬉しいポイント。

事件がメインのミステリーを楽しめる1冊です。

③ エピローグにニンマリ

「オメガ城の惨劇」のなかで、1番面白いポイントがエピローグ。

森博嗣さんの作品を読んできた人なら、誰でもニンマリする内容です。

事件そのものも面白かったですが、エピローグで面白さが爆発しました。

森博嗣さんの作品を読んだからこそ、味わえる面白さがある1冊です。

まとめ

この記事では、「オメガ城の惨劇」について紹介しました。

森博嗣さんのこれまでの作品を読みたい人は、【森博嗣】オススメの5シリーズと読む順番まとめ【全41作品】でおすすめのシリーズや読む順番を紹介しています。

よければ合わせてご覧ください。

-国内ミステリー
-