- 「オメガ城の惨劇」ってどんな話?
- χ、ψの悲劇と関連ある?
- ミステリー要素はある?
- ぶっちゃけ面白い?
こんな疑問にお答えします。
この記事では、「オメガ城の惨劇」を読んだ私が、内容についてネタバレなしで紹介します。
本選びの参考にしてみてください。
目次
「オメガ城の惨劇」のあらすじ
「オメガ城の惨劇」は、孤島のオメガ城を舞台にしたミステリー。
オメガ城に招かれた男女7人。うち1人は、サイカワ・ソウヘイ。
島への移動手段は、1日1便の連絡船のみ。その上、招かれた理由も不明。
普通なら行かない条件なのに、彼らがオメガ城へ行った理由。それは、招待状に「マガタ・シキ」の名があったから。
怪しさを感じつつ、1日目を終えた7人。しかし、その夜に惨劇が…
目次から惨劇の雰囲気がプンプン
「オメガ城の惨劇」の目次を見ると、「これは惨劇かも…」という雰囲気がプンプンします。
目次はこちら。
- プロローグ
- 第1章 七人の招待客
- 第2章 四人の生存者
- 第3章 二人の拘束者
- 第4章 一人の告発者
- エピローグ
注目は第2章のタイトル「四人の生存者」。
私と同じように思う人も多いはず。
「いったい何が起きたの!?もう読むしかない!」と思わせる目次です。
「オメガ城の惨劇」とχ、ψの悲劇との関連はない
「オメガ城の惨劇」は、「χの悲劇」「ψの悲劇」との関連はありません。
完全に別の物語になっています。
時間軸としては、χ、ψの悲劇より現在よりの話という印象です。
最近のGシリーズは、時間が飛び過ぎてついていけない…
こんな人も楽しめる作品になっています。
「オメガ城の惨劇」はミステリー要素が多め
「オメガ城の惨劇」は、最近のGシリーズのなかでは、ミステリー要素が多めの作品。
真相も犯人もオマケ、という印象が強かった最近のGシリーズ。
今作は、しっかりと事件がメインとして扱われています。
森博嗣さんの、しっかりとしたミステリーが読みたい!
こんな人にはピッタリですよ。
「オメガ城の惨劇」の面白いポイント
「オメガ城の惨劇」の面白いポイントは、次の3つ。
- 「すべてがFになる」を読んだ人へのご褒美がいっぱい
- 久々の正統派ミステリー
- エピローグにニンマリ
① 「すべてがFになる」を読んだ人へのご褒美がいっぱい
「オメガ城の惨劇」は、「すべてがFになる」を読んだ人には必見の1冊です。
ネタバレになるので言えませんが、「すべてがFになる」を読んだ人へのご褒美が、盛りだくさんなんです。
「すべてがFになる」を読んだ記憶を思い出しながら読むもよし。
「オメガ城の惨劇」の前に「すべてがFになる」を読んで気分を上げるもよし。
「オメガ城の惨劇」は「すべてがFになる」を読むと何倍も楽しめる作品になっています。
② 久々の正統派ミステリー
「オメガ城の惨劇」は、最近のGシリーズとは違い、久々の正統派ミステリーです。
殺人事件が起こり、しっかりと犯人や動機を追っていきます。
最近のGシリーズは、事件はオマケ扱いになることが多かったので、これは嬉しいポイント。
事件がメインのミステリーを楽しめる1冊です。
③ エピローグにニンマリ
「オメガ城の惨劇」のなかで、1番面白いポイントがエピローグ。
森博嗣さんの作品を読んできた人なら、誰でもニンマリする内容です。
事件そのものも面白かったですが、エピローグで面白さが爆発しました。
森博嗣さんの作品を読んだからこそ、味わえる面白さがある1冊です。
まとめ
この記事では、「オメガ城の惨劇」について紹介しました。
森博嗣さんのこれまでの作品を読みたい人は、【森博嗣】オススメの5シリーズと読む順番まとめ【全41作品】でおすすめのシリーズや読む順番を紹介しています。
よければ合わせてご覧ください。