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国内小説

何年経っても人の心は変わらない「思い出トランプ」

2022年11月18日

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向田邦子さんの「思い出トランプ」は、昭和55年に発売された短編集です。

40年以上前の作品ですが、今読んでもまったく古くさくありません

なぜなら、人の心の動きが細かく描かれているから

この記事では、直木賞受賞作も収録されている「思い出トランプ」のあらすじ・感想を紹介します。

こんな人におすすめ、というのも紹介するので、読む前の参考にしてみてください。

「思い出トランプ」のあらすじ

「思い出トランプ」はこんな作品です。

  • 13編が収録された短編集
  • うち3編は直木賞受賞作
  • 作品ごとのつながりはない
  • さまざまな人生を送る男女のお話
  • どれも人の心の動きが描かれている

「思い出トランプ」を読んだ感想

何年たっても、人の心ってあんまり変わらないんだな~

これが「思い出トランプ」を読んだ感想です。

「思い出トランプ」を読むと、人は「ずるくて、弱くて、たくましい生きもの」だと気づかされます。

イヤなことをされたら傷つくのに、自分は平気で人を傷つける。

とてもおろかで、悲しい生きものですが、それが人間の面白いところ。

こういった、人の内面が生々しく描かれているのが「思い出トランプ」です。

読み始めは、

うわ、人って怖い…

と思う人もいると思いますが、終わりに近づくと

なんだかんだ、人間って面白い!

と笑えるはずです。

「思い出トランプ」はこんな人におすすめ

  • 人の気持ちが描かれた小説が好き
  • ちょっと暗い雰囲気の話が好き
  • まとめて読む時間がないから、短編がいい

こんな人は、「思い出トランプ」を楽しめるはずです。

反対に、

  • 人の気持ちが描かれた話は苦手
  • さわやかな話が好き
  • がっつりハマれる長編小説がいい

こんな人は、あまり楽しめないと思います。

まとめ

この記事では、向田邦子さんの「思い出トランプ」を紹介しました。

40年以上前の作品ですが、文章が堅苦しくないので、とても読みやすいです。

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