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国内ミステリー

手話・ろう者の世界に触れるミステリー「デフ・ヴォイス」

2022年11月20日

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「デフ・ヴォイス」は、ミステリーを通して、手話・ろう者の世界に触れられる小説です。

この記事では「デフ・ヴォイス」のあらすじ、感想を紹介します。

読むと、ろう者の世界を身近に感じ、心の壁が低くなりますよ。

「デフ・ヴォイス」のあらすじ

「デフ・ヴォイス」の主人公は、転職活動中の中年男性。

彼は転職に役立てるため、かなり使えると自負する「手話」の資格を取得します。

なぜ彼は手話を上手く扱えるのか?前の職場をやめた理由は?

いろいろな疑問が浮かぶなか、ある殺人事件が発生。

その事件は、彼の過去に関係するものでした。

事件を追うなかで、彼は手話の通訳として働くことになります。

彼の眼を通して、手話やろう者の世界を感じられるミステリーです。

ろう者についても、彼の過去についても、少しずつ明らかになるので、最後まで飽きずに読めますよ。

【感想】手話・ろう者のことが「無理なく学べる」貴重な小説

「デフ・ヴォイス」は、手話・ろう者を扱った小説ですが、教科書のような堅苦しさはありません

なぜなら、メインはミステリーだから。

ミステリーとして書かれているので、学べるのに読みやすい

「デフ・ヴォイス」は、あくまでミステリー。

そのなかに、手話・ろう者の世界が描かれているんです。

謎を追う過程で、少しずつろう者を取り巻く環境・生きづらさが明らかになるので、読んでいて苦になりません

主人公の目線で語られるので、記憶に残りやすい

「デフ・ヴォイス」は、テレビのドキュメンタリーより、手話やろう者について記憶に残りやすい、と感じました。

なぜなら、主人公の目線で語られるから。

読者は主人公の体験を追体験できるので、ドキュメンタリー番組より、感情が大きく動くんです。

「知る」だけじゃなく、驚いたり、辛くなったり、ちょっとクスッとしたり…

強く印象に残るシーンがたくさんあるので、記憶に残りやすいんです。

学べる・読みやすい・記憶に残る、3拍子揃った小説です!

まとめ

この記事では「デフ・ヴォイス」について紹介しました。

ミステリーを楽しみながら、ろう者について学べる貴重な小説です。

ちょっとでも気になったら、ぜひ読んでみてください。

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