「華氏451度」は、こんな本です。
- 1953年に発売
- 焚書を題材にした小説
- アメリカのミドルスクールで取り上げられている
この記事では、「華氏451度」のあらすじ・すごいところを紹介します。
「華氏451度」のあらすじ
「華氏451度」は、本を持つことが禁止された世界の話です。
主人公の男性は、本を燃やす「ファイアマン」。毎日たくさんの本を燃やし、そのことに何の疑問も持っていません。
彼はある日、近所に住む1人の少女に「しあわせ?」と尋ねられます。
最初はバカにしていた彼。
けれど少女と話すうちに、今の世界や生き方に疑問を抱くようになり、ある行動を起こします。
「華氏451度」のすごいところ
「華氏451度」のすごいところは、将来こうなるかもしれない世界を描いているところ。
「華氏451度」では、人がものを考える機会をなくすため、本を所有することも読書も禁止されています。
世界はどんどん単純化し、本の内容も数分に縮められる。考える時間を減らすため、本にはイラストを入れたり、写真を入れたりします。
これって、今のネットと同じですよね?
ネットの文章は、小学生でもわかるくらいの文章、流し読みでもわかるような内容が、よしとされています。
この状態がどんどん続いていけば、「華氏451度」のような世界が現実になるかもしれません。
今の世界や生き方に疑問を問いかける点が、「華氏451度」のすごいところです。
まとめ
この記事では、「華氏451度」について紹介しました。
エンタメ感は薄いですが、何年経っても読むべき1冊です。
気になったら、読んでみてください。