「サンドリーヌ裁判」は、妻を殺害した疑いのある夫の裁判が描かれたサスペンス。
最初から最後までハラハラドキドキさせられる本です。
この記事では、「サンドリーヌ裁判」のあらすじと面白かったところを紹介します。
「サンドリーヌ裁判」のあらすじ
妻を殺害したとして、裁判にかけられた夫。
亡くなった様子からみると、妻は自殺。
けれど、調べるうちに夫に不利な状況証拠が次々にあらわれ、疑われてしまう。
裁判が進むにつれて、明らかになる事実。
妻は自殺?それとも夫が殺害したの?
「サンドリーヌ裁判」の面白かったところ
「サンドリーヌ裁判」の面白かったところは、以下の2つ。
- 最初から最後までハラハラドキドキ
- ころころ変わる関係者への印象
最初から最後までハラハラドキドキ
「サンドリーヌ裁判」は、最初から最後までハラハラドキドキ。
理由は2つ。
- 証人の証言で新たな事実が明らかになる
- 主人公の夫が、明らかに何かを隠している
特に、主人公の夫のにおわせ加減がスゴイ。行動が明らかに怪しいし、妻にうんざりしている。
読者には、事件の内容が少しずつ明かされます。でも、本当に少しずつしか明かされないので、ずっとハラハラさせられるんです。
「本当はなにが起こったんだろう?」
「裁判の結果はどうなるの?」
答えは最後の最後まで明かされません。
ハラハラドキドキを最初から最後まで味わえる。これが「サンドリーヌ裁判」の面白かったところです。
ころころ変わる関係者への印象
「サンドリーヌ裁判」では、読み進めるたびに関係者への印象がころころ変わります。
理由は2つ。
- 証人が、読者が知らない事実を次々に明かす
- 主人公の回想のたびに、妻や夫への印象が変わる
主人公の夫は、裁判中にたびたび妻との思い出を振り返ります。
出会いや結婚後の旅行、そして妻が亡くなった夜の大ゲンカ。
証人の証言と、夫の回想とが合わさって、読者の関係者に対する印象はころころ変わっていきます。
「夫は本当に妻を殺したのか?」
「妻はどういう人物だったのか?」
読み進めるたびに、次々に変わる関係者や事件の印象。
これが「サンドリーヌ裁判」を読んでいて、面白いと感じました。
「サンドリーヌ裁判」をこれから読む人へ
「サンドリーヌ裁判」は、ずっとハラハラドキドキする作品です。
寝る前に読むと、ドキドキして眠れなくなるかもしれません。
読むときは、昼間に読むか、寝る前は避けることをおすすめします。