この記事では、京極夏彦さん「書楼弔堂シリーズ」の読む順番とあらすじを紹介します。
これから書楼弔堂シリーズを読む人、読み返したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
書楼弔堂シリーズの読む順番【好きな順でOK】
結論、書楼弔堂シリーズは、どの順番で読んでも問題ありません。
なぜなら、作品ごとに主人公が変わるから。
シリーズといっても、つながりはほぼ無いんです。
なので、好きな順で読んで問題ありません。
ただ、好きな順で読むと、少しネタバレになる部分があります。けれど、作品自体の魅力は減らないので、あまり気にしなくていいです。
書楼弔堂シリーズ全作品のあらすじ
2023年2月現在、書楼弔堂シリーズは3作品発売されています。
- 書楼弔堂 破曉
- 書楼弔堂 炎昼
- 書楼弔堂 待宵
1冊ずつ、あらすじとポイントを紹介します。
① 書楼弔堂 破曉
明治20年代の東京。無数の書物が揃う店「書楼弔堂」。
病気のため、家族と離れて療養していた高遠は、快復した後もだらだらと1人で暮らしていた。
変わった本屋のうわさを聞いて弔堂を訪れた高遠は、いろんな人物が「たった1冊の本」に出会う瞬間を目にする。
ポイント
本が好きな人なら、読むと読書欲が高まるはず。
自分にとって本はどういうものか。本をたくさん手に入れるか、大切な本だけ残すか。
本とのつき合い方を楽しく考えられますよ。
② 書楼弔堂 炎昼
明治30年代。
女学生の塔子は、散歩中に2人組の男性と出会う。
書楼弔堂に行きたいという彼らを案内する塔子。
読書をしたことのない塔子は、いろんな人物と本との出会いを見て、なにを思うのか。
ポイント
書楼弔堂シリーズの中で、1番読みやすい作品です。
世間との関わり方や生き方がテーマになっています。
もちろん、本との出会いも楽しめますよ。
③ 書楼弔堂 待宵
明治30年代後半。
甘酒屋を営む老人・弥蔵は、本屋を探している男性に出会う。
その本屋・弔堂は近所にあるらしく、弥蔵は彼を弔堂まで案内することに。
弥蔵は、どうやらなにか暗い過去を持っているようで…
ポイント
これまでのシリーズとは雰囲気が違う作品です。
弔堂の出番が少なく、主人公・弥蔵にフォーカスが当たっています。
ただ、弥蔵を通して、明治維新を経験した人の辛さが感じられます。
読んで損はない作品です。
まとめ
この記事では、京極夏彦さん「書楼弔堂シリーズ」の読む順番とあらすじを紹介しました。
好きな順で読んで問題ありませんが、発売順に読むなら以下の通りです。
- 書楼弔堂 破曉
- 書楼弔堂 炎昼
- 書楼弔堂 待宵
いくつかのお話がまとまっているので、少しずつ読んでも楽しめます。
気になったら、ぜひ読んでみてくださいね。