今回紹介するのは、深木章子さんの「欺瞞の殺意」。
あらすじをよく見ずに読んだのですが、めっちゃ面白かったです!
むしろ、あらすじは最小限にした方が楽しめるはず。
この記事では、「欺瞞の殺意」のあらすじ・面白かったところをネタバレなしで紹介します。
「欺瞞の殺意」のあらすじ
屋敷で起こった殺人事件。
その犯人として自白した弁護士は、無期懲役となり服役することに。
42年後、仮釈放された弁護士は、事件の関係者に手紙を送る。
その手紙には、自分は犯人ではないことと、自白した理由が書かれていた。
「欺瞞の殺意」で面白かったところ【2つ】
「欺瞞の殺意」で面白かったところは、次の2つ。
- 過去の事件を手紙のやりとりで推理
- 手紙のやりとりの先に待つ、驚きの展開
ひとつずつくわしく紹介しますね。
① 過去の事件を手紙のやりとりで推理
「欺瞞の殺意」で面白かったところは、手紙のやりとり。
手紙をやりとりするのは、次の2人です。
- 殺人を自白した弁護士
- 事件の関係者
この2人が、42年前の事件の真相を推理していくのですが、このやりとりが、めっちゃ面白い!
片方が披露した推理を、もう片方が反論して、新たな推理を披露していくので、いろんな推理が楽しめるんです。
ひとつの事件に対して、いろんな推理が披露されるミステリーが好きなら、きっと楽しめるはず。
② 手紙のやりとりの先に待つ、驚きの展開
「欺瞞の殺意」が面白いのは、手紙のやりとりだけで終わらないところ。
手紙がメインで使われるミステリーは、最後の手紙で真相が明かされて終わり、というのがほとんどです。
ところが、「欺瞞の殺意」は違います。
手紙のやりとりだけじゃ終わりません。
その先に、ある驚きの展開が待っているんです。
「こうきたか!」と思わせる展開は、必見です。
「欺瞞の殺意」はこんな人におすすめ
「欺瞞の殺意」は、手紙が使われるミステリーが好きにおすすめの作品。
手紙のやりとりだけでは終わらない、とても読みごたえのあるミステリーです。
気になったら、ぜひ読んでみてくださいね。
「欺瞞の殺意」のように、手紙や日記が使われるミステリーが好きな人は、以下の2作品もおすすめです。