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おすすめ本まとめ

【大好き】有名じゃないけど超面白いおすすめミステリー【15選】

2024年2月11日

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  • ミステリーのおすすめランキングにはあまり出てこない
  • でも、めっちゃ面白い!

っていうミステリーを集めました。

どの作品もかなり面白いので、気になる作品があれば、読んでみてくださいね。

【大好き】有名じゃないけど超面白いミステリー【15選】

有名じゃないけど超面白いミステリーは、こちらの15作品▼

  1. ポケットにライ麦を
  2. フランス白粉の秘密
  3. 悪意
  4. 木曜組曲
  5. シンデレラの罠
  6. 魔王の島
  7. 風の影
  8. 七人のおば
  9. 秘密は日記に隠すもの
  10. 香水
  11. オクトーバー・リスト
  12. 聖女の島
  13. 倒立する塔の殺人
  14. 湖畔荘
  15. しあわせの書

① ポケットにライ麦を(アガサ・クリスティー)

あらすじ

会社の社長が社長室で毒殺された。

彼の洋服のポケットには、なぜかライ麦が…

これをきっかけに連続で殺人が起こり、ミス・マープルの知人が殺害されてしまう。

彼女の殺され方に怒ったミス・マープルは、事件の謎を解くべく行動に出る。

アガサ・クリスティーが生んだ名探偵「ミス・マープル」の作品。

サスペンスドラマのように、インパクトのある始まりに一気に引き込まれます。

テンポがよく、シーンもイメージしやすいので、海外ミステリーを読まない人にもおすすめ。

「ミス・マープルシリーズを読んでみたい」という人は、【保存版】ミス・マープルシリーズおすすめの読む順番【最初の1冊も】を参考にしてみてください。

② フランス白粉の秘密(エラリー・クイーン)

あらすじ

デパートのショーウィンドウにある展示ベッドから、女性の死体が転がり出てきた。

どうしてわざわざ死体を展示ベッドに?

様々な手がかりから、エラリーがたどり着いた真相は?

エラリー・クイーンの、「国名シリーズ」という作品のひとつ。

ほかのシリーズ作よりインパクトが少ないので、なかなかランキングには上がってきません。

でも、「フランス白粉の秘密」は、

  • エラリーの探偵道具
  • 細かい観察からの華麗な推理

が楽しめる作品。

個人的には、「国名シリーズ」で1番好きな作品です。

「国名シリーズ」については、【エラリー・クイーン】国名シリーズ全9冊の読む順番は?にまとめているので、よければどうぞ。

③ 悪意(東野圭吾)

あらすじ

仕事場で殺された人気作家。

犯人は、作家の妻と長年仲良くしていた友人。

でも、動機がわからない。

犯人が頑なに口を閉ざす「真の動機」とは?

加賀恭一郎が、隠された動機を見つけ出す。

東野圭吾の人気シリーズ「加賀恭一郎」が登場する作品。

加賀恭一郎の作品のなかでも、「悪意」は地味な印象です。

でも、めっちゃ面白いんですよね~これが。

「悪意」は、

  • 誰が犯人か?ではなく
  • どうして殺したか?

という、動機を見つけるミステリー

「これが動機か!」と思っても、違う。これのくり返し。

すべて、真の動機がバレないための罠なんです。

「そこまでするか…」とゾッとするほどの悪意を、ぜひ体験してみてください。

④ 木曜組曲(恩田陸)

あらすじ

4年前に死んだ、小説家の女性。

彼女を偲ぶため、縁の深い5人の女性が集まった。

なごやかなムードは、謎のメッセージによって壊される。

彼女は、本当は自殺?それとも他殺?

それぞれの告白によって、意外な事実が次々に明らかになっていく。

恩田陸の作品で有名なのは、「蜜蜂と遠雷」・「理瀬シリーズ」。

「木曜組曲」は、1999年に発売されたということもあり、作品の存在自体を知らない人もいるはず。

この「木曜組曲」は、

  • ほどよく乾いた
  • 黒~い雰囲気を存分に楽しめる

ミステリー。

派手さはないけど、事件が二転三転するミステリーが好きな人なら、絶対楽しめるはず

イヤミスほどの黒さはないので、いい感じに暗いミステリーが好きな人向けです。

⑤ シンデレラの罠(セバスチャン・ジャプリゾ)

「シンデレラの罠」は、あらすじよりキャッチコピーに魅力がつまった作品▼

わたしの名前はミシェル・イゾラ。
歳は20歳。
わたしが語るのは、殺人事件の物語です。
わたしはその事件の探偵です。
そして証人です。
また被害者です。
さらには犯人です。
わたしは4人全部なのです。いったいわたしは何者でしょう?

引用元:セバスティアン・ジャプリゾ(2012年)『シンデレラの罠』創元推理文庫(270ページ)

このキャッチコピーを読むだけでワクワクしませんか?

「1人4役ってそんなバカな…」と思うかもしれませんが、本当に1人4役なんです。

「わたし」は一体誰なのか?

ぜひ読んで確かめてみてくださいね。

感想は、主人公は1人4役!?超面白いミステリー「シンデレラの罠」で紹介しています。

⑥ 魔王の島(ジェローム・ルブリ)

あらすじ

祖母の遺品を整理するため、船で孤島に向かうサンドリーヌ。

孤島に住み続け、娘にも孫にも会いに来なかった祖母。

どうして祖母は、死ぬまで孤島に住み続けていたのか?

そして、島で感じる不気味な気配の正体は?

「魔王の島」は、このミステリーがすごい!2023年版で10位にランクインした作品。

でも、おすすめのミステリ―では、あまり見かけません。

たぶん、クセが強いからでしょう。好きな人はめっちゃ好き!って感じの作品ですね。

私は大好きな作品なんですが、なにを言ってもネタバレになっちゃうので、すすめるのが難しいです…

  • 王道のミステリーとは程遠い、
  • 物語に振り回されるミステリ―

を味わいたい人は、ぜひ読んでみてください。

感想は、【ネタバレなし】この結末は誰にも予想できない「魔王の島」で紹介しています。

⑦ 風の影(カルロス・ルイス・サフォン)

あらすじ

1945年、スペインのバルセロナ。

少年ダニエルは、父に連れられて「忘れられた本の墓場」へ行く。

運命の本「風の影」に感動したダニエルは、同じ作家の本を全部読みたい!と熱望。

しかし、その作家の本は謎の人物によってすべて焼かれてしまっていた…

「風の影」は、このミステリーがすごい!2007年版で4位にランクインした作品。

15年以上前の作品なので、知っている人も少なくなってきました。

「風の影」は、本が大好きなミステリー好きに、ぜひ読んでほしい作品。

  • 運命の本との出会い
  • 謎に包まれた作家
  • 作家の本を次々に燃やす謎の人物

本好きの胸が熱くさせる要素が盛りだくさん。

ミステリーですが、歴史や冒険要素もつまっていて、読みごたえたっぷり。

ぜひ、作者が描いた迷宮に入ってみてください^^

「風の影」は、全4作のシリーズになっています。

くわしくは、【風の影】「忘れられた本の墓場」シリーズの特徴・読む順番にまとめています。

⑧ 七人のおば(パット・マガー)

あらすじ

主人公のもとに、一通の手紙が届いた。

内容は、「主人公のおばが夫を殺し、自分も自殺した」というもの。

ところが、彼女のおばは、全部で7人。

名前が書かれていないので、誰のことかわからない…

主人公は夫と2人で、おばたちとの思い出を振り返りながら、犯人を推理することに…

まさかの「記憶のみで推理する」ミステリ―。

7人のおばたちは、個性的なキャラばかり。

「誰が誰だかわからない…」という心配がなく、混乱せずに読めます。

記憶だけで推理する、ちょっと変わったミステリーをぜひ読んでみてください。

感想は、「七人のおば」は変わった犯人捜しが楽しめるミステリーで紹介しています。

⑨ 秘密は日記に隠すもの(永井するみ)

あらすじ

自分の秘密を、日記だけに記す4人。

彼らはなにを秘めているのか?

日記の先に待つ結末とは?

「秘密は日記に隠すもの」は、日記形式で書かれた4編のミステリーが収録された短編集。

  • 女子高生の日記
  • 母を亡くした独身男性の日記
  • 不倫中の姉の日記
  • 妻を亡くした男性の日記

どれも、ドロドロした感情とミステリ―要素があり、とっても面白いです。

サクサク読める日記形式なので、ちょっと読みたいときにおすすめ。

感想は、【どんでん返し】「秘密は日記に隠すもの」のあらすじと特徴で紹介しています。

⑩ 香水(パトリック・ジュースキント)

あらすじ

天才的な嗅覚をもつ主人公は、その嗅覚でパリ中を魅了する香水をいくつも作る。

そんな彼が、ついに頂点に君臨する匂いを見つけた。

それは、若い少女の匂いだった。

頂点の匂いを自分のものにするためなら、手段は選ばない…

形に残らない”匂い”の天才かつ殺人鬼の物語。

「香水」は、天才的な嗅覚をもつ主人公の奇妙な人生物語。

タイトルに「ある人殺しの物語」とあるように、犯人側の視点が描かれたミステリ―ともいえます。

最初から、いろんな匂いの描写があり、読んでいて匂いに酔いそうなくらいです。

主人公の周りにいる人たちの欲望も、ドロドロあり、スカッとする部分もあり、読み応えは抜群。

「物語の世界に酔いたい」というときにおすすめです。

⑪ オクトーバー・リスト(ジェフリー・ディーヴァー)

あらすじ

娘を誘拐された母・ガブリエラ。

隠れ家で友人を待っていると、誘拐犯があらわれた!

彼は手に持っていた銃を持ち、笑った。そして銃声が…

最終章から1章に逆行する、驚きのミステリー。

「オクトーバー・リスト」は、ラストからはじまり、時間をさかのぼっていくので、慣れるまでは大変。

けれど、そこを乗り越えた先に、特大の衝撃が待っています

あらすじに「どんでん返し」って書いてあり、いろいろ身構えてはいたのですが、完全にやられました…

ぜひ気持ちよくだまされてください!

感想は、【鳥肌】ラストから始まる「オクトーバー・リスト」は超面白いで紹介しています。

⑫ 聖女の島(皆川博子)

あらすじ

助けを求められ、修道女が向かったのは、軍艦のような孤島。

島にあるのは、不良少女たちのための矯正施設。

施設は、ある事故がきっかけで運営がうまくいかなくなっていました。

修道女たちは、施設を立て直せるのか?

怖いけど引き寄せられる、妖しい魅力のある少女を矯正できる?

「聖女の島」は、謎と妖しさがつまった幻想ミステリー

正統派もいいけど、いろんな要素のあるミステリーが読みたい人におすすめ。

魅惑的な物語の世界に、浸り、味わい、うっとりする作品です。

皆川博子のおすすめ作品は、【ハマるとヤバい】皆川博子のおすすめ作品【5選】で紹介しています。

⑬ 倒立する塔の殺人(皆川博子)

あらすじ

戦時中のミッションスクールで、ひとりの少女が亡くなった。

主人公の少女は、彼女たちが回し書きしていた小説のノートを手にする。

誰がなにを書いていたのか?少女の死とのつながりは?

「倒立する塔の殺人」は、現実と小説の世界が混ざり合うミステリー

読んでいると、だんだん自分が現実にいるのか、小説のなかにいるのか、わからなくなってきます。

物語に振り回されますが、それがうっとりするくらいステキな時間なんです。

シンプルなミステリーを求める人には合いませんが、世界観を重視する人にはぜひ読んで欲しい作品。

皆川博子のおすすめ作品は、【ハマるとヤバい】皆川博子のおすすめ作品【5選】で紹介しています。

⑭ 湖畔荘(ケイト・モートン)

あらすじ

謹慎中の女性刑事が、祖父の家に滞在中にみつけた1軒の屋敷。

湖畔荘とよばれるその屋敷では、70年前に赤ちゃんが失踪し迷宮入りになった事件が起きていた。

謹慎の原因となった失敗と、迷宮入り事件が入り交じり、謎は深まっていく…

「湖畔荘」は、過去と現実が入り交じるミステリー

過去と現実の話が交互に進むので混乱しそうですが、リンクしながら物語が進むので、想像以上にスムーズ。

すべての謎が解ける瞬間のおろどきと喜びは、ほかのミステリーと一味違います。

複数の事件がつながるミステリーが好きな人におすすめ。

ケイト・モートンのおすすめ作品は、【読みやすさ重視】ケイト・モートン作品のおすすめランキングで紹介しています。

⑮ しあわせの書(泡坂妻夫)

あらすじ

ある宗教団体で起こった信者の失踪事件。

ヨギガンジーは、超能力を見込まれて事件を追うことに。

捜査中に見つけたのは「しあわせの書」という布教用の冊子。

その冊子には、ある企みが隠されており…

「しあわせの書」のスゴイところは、なんといってもトリック。

このトリックは、唯一無二

「しあわせの書」の帯にはこう書かれています。

「絶対にトリックを明かさないでください」

わざわざ念押しするだけの理由が、確かにあります。

このトリックは、誰にも言えないし、誰にもマネできない。

本当にすごいので、未読の方は、ぜひぜひ読んでください!

感想は、【ネタバレなし】「しあわせの書」のトリックは凄くて怖いで紹介しています。

おわりに

有名じゃないけど超面白いミステリーを紹介しました。

どれも面白いので、気になる作品があればぜひ読んでみてくださいね。

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