- アガサ・クリスティーの作品を読んでみたい
- おすすめの作品ってある?
こんな方向けに、アガサ・クリスティー作品のなかでも、とくにおすすめの11作品を紹介します。
読むときに参考にしてみてくださいね。
目次
ミステリー好きが選ぶ!アガサ・クリスティーおすすめ11作品
アガサ・クリスティー作品のなかでもとくにおすすめなのは、以下の11作品▼
- 予告殺人
- ゼロ時間へ
- NかMか
- ABC殺人事件
- ポケットにライ麦を
- 火曜クラブ
- 復讐の女神
- オリエント急行殺人事件
- そして誰もいなくなった
- パディントン発4時50分
- 鏡は横にひび割れて
① 予告殺人
あらすじ
新聞の広告欄に投稿された殺人予告。
住人は「殺人ゲームのお知らせに違いない」、と予告時間の前に現場に集合。
予告された時間になると、部屋の明かりが消えて銃声が鳴り響いた。
誰が撃ったのか?なんのために広告をのせたのか?
安楽椅子探偵のミス・マープルが登場する作品。
個人的にクリスティー作品のなかでいちばんミステリー度と完成度が高く、お気に入りです。
シリーズのなかで独立したお話なので、「予告殺人」からミス・マープルシリーズに入るのもアリ。
② ゼロ時間へ
あらすじ
それぞれがそれぞれの想いを抱き、海辺の館へ集まった。
その裏でじっくりと計画を進める犯人の影。
緊張感が最大までふくらんだとき、ついに殺人の瞬間“ゼロ時間”が訪れる。
ポアロもミス・マープルも登場しない、独立したひとつの作品。
緊張感ただよう雰囲気に、読んでいてハラハラドキドキします。
「ゼロ時間へ」というタイトルもカッコよく、いろんなミステリーにも登場する言葉です。
③ NかMか
あらすじ
大物スパイの「NかM」の正体を突き止めろ。
こんな依頼を受け、妻・タペンスに内緒でゲストハウスに乗り込むトミー。
タペンスは家でお留守番…なんてするはずもなく、大胆な方法で捜査に加わる。
夫婦だとバレないようにこっそり連絡をとりながら、スパイの正体に近づいていく。
クリスティー作品のなかでも、かなりテンポのいい作品。
ミステリー要素もスパイ要素も楽しめるお得なミステリーです。
からっとした性格の妻・タペンスが個人的にお気に入り。
④ ABC殺人事件
あらすじ
ABCと名乗る人物からの予告状が、ポアロに届いた。
その後、Aからはじまる土地でAからはじまる名前の人物が殺される。
さらにB、Cと殺人は続いていく…
ポアロ作品でいちばん好きな作品。
オーソドックスなあらすじですが、めちゃ面白いです。
いろんなミステリーにネタバレ込みで登場することもあるので、はやめに読むのがおすすめ。
⑤ ポケットにライ麦を
あらすじ
会社の社長が社長室で毒殺された。
彼の洋服のポケットには、なぜかライ麦が…
これをきっかけに発生する連続殺人。
犠牲者のひとりは、ミス・マープルの知人。
彼女の殺され方に怒ったミス・マープルは、事件の謎を解くべく行動に出る。
サスペンスっぽい冒頭がインパクト抜群のミステリー。
ふだんはおっとりなミス・マープルが怒る、めずらしい作品です。
最後の最後まで目が離せない展開がお気に入り。
⑥ 火曜クラブ
あらすじ
火曜クラブの活動内容は、謎解き。
メンバーは、年齢も性別も職業もバラバラ。
自分が真相を知っている事件を順に話して、ほかのメンバーが推理する。
誰も真相を当てられないなか、隅っこで聞いていたミス・マープルがサラッと真相を暴きだす。
安楽椅子探偵のミス・マープルがはじめて登場するミステリー。
短編集なので、はじめてアガサ・クリスティー作品を読む方にもおすすめ。
⑦ 復讐の女神
あらすじ
ある事件で知り合った老富豪が亡くなった。
新聞でそのことを知ったミス・マープルは、老富豪が自分に遺産を残していたことを知らされる。
遺産を受け取る条件は、「ある事件を調べること」。
どんな事件か、どこで起きたのか、なんの情報もないまま、ミス・マープルは調査を開始する。
ミス・マープルが解くべき事件とは、いったいどんな事件なのか?
解く事件を探すところからはじまる、変わった構成のミステリー。
なにを解くのか?真相はなんなのか?の2つの謎を楽しめます。
「カリブ海の秘密」の続編なので、先に読むと面白さがアップします。
⑧ オリエント急行殺人事件
あらすじ
事件の舞台は、豪華列車オリエント急行。乗客は、身分も国籍もさまざま。
その列車内で殺人事件が発生。
ところが、すべての乗客には完璧なアリバイがあった。
たまたま乗っていたエルキュール・ポアロがたどり着いた真相は?
映画化もされた、超有名な作品。
容疑者が多く、混乱しそうですが、職業とキャラがはっきりしているので思ったよりサクサク読めます。
有名な分、いろんなミステリーに登場しているので、ネタバレくらうまえに読むのがおすすめ。
⑨ そして誰もいなくなった
あらすじ
孤島に集められた10人の男女。姿を見せない招待主。
夕食中に暴露された、彼らの犯罪。
その後、童謡の歌詞の通りにひとりずつ殺されていきます。
クリスティー作品のなかでも有名な作品。
10人もいて多そうに感じますが、ひとりずつ減っていくので混乱せずに読めます。
いろんなミステリーに登場しているので、ネタバレ見ちゃう前に読んでおくのがおすすめ。
⑩ パディントン発4時50分
あらすじ
ふと車窓を見ると、並んで走っていた隣の列車で背を向けた男性が、女性を絞め殺していた。
相談を受けたミス・マープルは、ある屋敷を調査するため、パートナーを雇うことに。
安楽椅子探偵のミス・マープルが登場するミステリー。
見どころは、ミス・マープルの代わりに屋敷に潜入する女性。
凛々しい彼女のカッコよさと、聞いた情報だけで真相を見つけるミス・マープルの怖さを楽しめる作品です。
⑪ 鏡は横にひび割れて
あらすじ
近代化の波が押し寄せてきた、セント・メアリ・ミード。
新興住宅が増え、住人も変わり、女優まで引っ越してきた。
その女優の家で開かれたパーティーで、招待客の女性が死亡。
女優の表情が気になったという、知人の証言から、ミス・マープルは事件を調べ始める。
個人的に、物語の点でいちばん好きなクリスティー作品。
余韻が長く残るミステリーです。
タイトルが最高にカッコいい。
おわりに
アガサ・クリスティー作品のなかでもとくにおすすめの11作品を紹介しました。
ほかの作品も面白いので、ぜひいろんな作品を読んでお気に入りを見つけてくださいね^^