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おすすめ本まとめ

【アンソニー・ホロヴィッツ】おすすめの読む順番を紹介!

2022年9月20日

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  • 本屋でアンソニー・ホロヴィッツの本をよく見かける
  • 読んでみたいけど、どれから読めばいいかわからない…
  • 自分の好みにあう話かな?

こんな人向けに、アンソニー・ホロヴィッツ作品の読む順番とあらすじを紹介します。

アンソニー・ホロヴィッツ作品の読む順番のおすすめは?

アンソニー・ホロヴィッツ作品は、実は2つのシリーズに分かれています

  • 〈カササギ〉シリーズ
  • 〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ

なので、面白そうなシリーズから読むのがおすすめです。

〈カササギ〉シリーズは、主人公が遭遇する事件と主人公が読む小説内で起こる事件の2つを楽しめる、ボリュームたっぷりのシリーズ。

1作目は「カササギ殺人事件」です。

〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズは、作家と元刑事の探偵が、いろんな殺人事件を捜査する、犯人当てミステリー。

1作目は「メインテーマは殺人」です。

ここからは、シリーズごとに各作品のあらすじとこんな人におすすめ、というのを紹介します。

〈カササギ〉シリーズ各作品のあらすじ・こんな人におすすめ【2作品】

くり返しですが、〈カササギ〉シリーズは、主人公が遭遇する事件と主人公が読む小説内で起こる事件の2つを楽しめる、ボリュームたっぷりのシリーズです。

2023年現在、以下の2作品が発売されています。

  1. カササギ殺人事件
  2. ヨルガオ殺人事件

ひとつずつあらすじを紹介しますね。

① カササギ殺人事件

あらすじ

編集者の”わたし”が受け取ったミステリーの原稿。

その原稿には、なんと解決編がなかった…

結末を読みたい”わたし”の耳に飛び込んできたのは、原稿を書いた作者の自殺。

“わたし”は解決編が書かれた原稿と、作者の自殺の謎を解き明かすことに…

「このミステリーがすごい!」の海外部門で、2019年に大賞を受賞した作品。

現実の事件と小説の事件を楽しめる、お得で面白いミステリーです。

ただ、小説の方が事件編と解決編が離れているのが、ちょっとモヤモヤポイント。

時間を空けると、小説の事件の内容を忘れちゃうので、一気読みがおすすめ!

くわしい感想はこちらをどうぞ▼

≫ 構成が憎らしい!「カササギ殺人事件」の面白いところ【4つ】

② ヨルガオ殺人事件

あらすじ

「カササギ殺人事件」から2年後。

”わたし”は、ある夫婦に行方不明になった娘の捜索を依頼される。

依頼した理由は、昔”わたし”が編集した本にあった…

「このミステリーがすごい!」の海外部門で、2022年に大賞を受賞した作品。

「カササギ殺人事件」と同じく、現実の事件と小説の事件の2つを楽しめます。

「カササギ殺人事件」と違い、小説の事件を解決まで一気に読めるので、前作より読みやすいです。

くわしい感想はこちらをどうぞ▼

≫ 【感想】「ヨルガオ殺人事件」は、前作より読みやすい!面白い!

〈カササギ〉シリーズはこんな人におすすめ

〈カササギ〉シリーズがおすすめなのは、こんな人です。

  • アガサ・クリスティーの作品が好き
  • 物語の中に物語が書かれている作品が好き
  • 名探偵が登場しないミステリーが好き

〈カササギ〉シリーズは、現実と小説内の事件の2つを楽しめます。

2倍楽しめますが、それぞれ別の事件で登場人物も異なるので、混乱しやすいシリーズ。

事件がたくさん起こったり、登場人物が多いミステリ―は苦手…

という人には合わないかもしれません。

「カササギ殺人事件」と「ヨルガオ殺人事件」は、聴く読書「audible」でも聴けます

海外小説が苦手な人や、スキマ時間に読みたい人におすすめ!

〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズ各作品のあらすじ・こんな人におすすめ【4作品】

〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズは、作家と元刑事の探偵が、いろんな殺人事件を捜査する、犯人当てミステリーです。

2023年9月現在、以下の4作品が発売されています。

  1. メインテーマは殺人
  2. その裁きは死
  3. 殺しへのライン
  4. ナイフをひねれば

ひとつずつあらすじを紹介しますね。

① メインテーマは殺人

あらすじ

資産家の老婦人が、自分の葬儀を手配した日に殺された。

彼女は自分が死ぬ日を知っていたのか…?

元刑事に依頼された作家の”わたし”は、彼の行動を追い、事件の内容を本にまとめることに…

「このミステリーがすごい!」の海外部門で、2020年に大賞を受賞した作品。

事件の手がかりは、すべて読者に提示されています。謎解きも、伏線の回収も完璧!

ただ、実在する人物や作品が多く登場するので、読んでいてついていけなくなる場面があります。

読まなくても十分楽しめるので、読み飛ばしても問題ありませんよ^^

くわしい感想はこちらをどうぞ▼

≫ 【感想】「メインテーマは殺人」は完全にフェアなミステリー

② その裁きは死

あらすじ

裁判の相手が口にした方法で殺害された弁護士。

現場には"182”という数字がペンキで壁に書かれていた。

犯人は、殺害方法を口にした人物なのか?

そして謎の数字の意味は?

「このミステリーがすごい!」の海外部門で、2021年に大賞を受賞した作品。

実在の人物や作品が登場しないので、前作「メインテーマは殺人」より読みやすいです。

もちろん今回も、すべての手がかりが読者に提示されます。

涙なしには読めないラストも必見!

くわしい感想はこちらをどうぞ▼

≫ 【感想】「その裁きは死」は前作よりクセがなくて読みやすい

③ 殺しへのライン

あらすじ

文芸フェスに参加するため、とある島を訪れたホーソーンとホロヴィッツ。

滞在中にフェスの関係者が殺害され、被害者は右手以外を椅子に縛りつけられていた。

なぜ右手だけ縛られなかったのか?

「殺しへのライン」は、謎に包まれているホーソーンの過去や家族について、少し明かされます。

事件のインパクトとしては前2作より小さめ。

ですが、曲者ぞろいの登場人物たちの様子が面白く、読んでいて飽きませんでした^^

くわしい感想はこちらをどうぞ▼

≫ 「殺しへのライン」の登場人物は曲者ぞろい!ホーソーンの過去も

④ ナイフをひねれば

あらすじ

公演された戯曲がボロクソに酷評されたホロヴィッツ。

翌日、酷評記事の作者が殺され、ホロヴィッツが容疑者に…

ホロヴィッツが逮捕される前に真犯人を見つけられる?

なんと「ナイフをひねれば」では、主人公・ホロヴィッツが容疑者になってしまいます。

逮捕されるまでのリミットは48時間。

これまでとは違い、ハラハラドキドキも味わえるミステリーになってます。

くわしい感想はこちらをどうぞ▼

≫ どこまでがフィクション?「ナイフをひねれば」【ネタバレなし感想】

〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズはこんな人におすすめ

〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズがおすすめなのは、こんな人です。

  • 王道の犯人当てミステリーが好き
  • 謎がキレイに解決されるミステリーが好き
  • シャーロック・ホームズが登場する作品が好き
  • クセが強い登場人物が好き

〈ホーソーン&ホロヴィッツ〉シリーズは、主人公の作家と、探偵役の元刑事の仲がよくありません。

なので、協力して事件を解決するミステリーが好きな人には、合わないかもしれません。

「メインテーマは殺人」と「その裁きは死」は、聴く読書「audible」でも聴けます

面白そうだけど、海外小説読めるかな…

という人も、耳からならすんなり話についていけますよ^^

まとめ

この記事では、アンソニー・ホロヴィッツ作品の読む順番を紹介しました。

朗読を聴けるサブスク「オーディブル」では、2023年11月現在、最新作「ナイフをひねれば」以外の全作品を聴けます。

30日間は無料で使えるので、よかったサンプルだけでも聴いてみてください▼

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