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国内ミステリー

心の傷に向き合うミステリー「動物園の鳥」

2022年9月27日

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「動物園の鳥」は、<ひきこもり探偵>シリーズの完結作です。

人が死なないミステリーなので、子どもはもちろん、大人も楽しめる作品です。

この記事では「動物園の鳥」のあらすじと特徴を紹介します。

読む前の参考に、ぜひご覧ください。

「動物園の鳥」のあらすじ

以下、「動物園の鳥」のあらすじです。

動物園で発生している、野良猫の虐待事件。

依頼された鳥井真一は、友人の坂木司と共に事件の真相を調べはじめる。

誰が何のために、野良猫を虐待したのか?

「動物園の鳥」の特徴

「動物園の鳥」の特徴は、以下の3点です。

  • 人が死なないミステリー
  • 安楽椅子探偵もの
  • 登場人物たちが心の傷に向き合っていく

ひとつずつ解説しますね。

特徴① 人が死なないミステリー

「動物園の鳥」は、ミステリーですが殺人事件は起きません

誘拐や遭難といった事件も起きないので、ハラハラせずに読めるミステリーです。

ただ、猫が虐待される事件は起きます。

なので、動物が虐待されるシーンを読むのが苦手な人は要注意です。

特徴② 安楽椅子探偵もの

「動物園の鳥」は、安楽椅子探偵もののミステリーです。

探偵役の鳥井真一は、家に引きこもって生活中。めったに外出しないうえ、一人での外出ができない状態。

そのため、事件に関する情報は彼の友人が集めてきます。

彼に頼まれた内容を、関係者に聞いたり調べることもしばしば。

友人が集めた情報をもとに、華麗に謎を解く鳥井真一。

安楽椅子探偵ものが好きなら、きっと楽しめるはずです。

特徴③ 登場人物たちが心の傷に向き合っていく

「動物園の鳥」の大きなテーマが「心の傷」。

「動物園の鳥」には、心に傷を持つ登場人物が複数人います。

彼らの心の傷が明らかになるシーンは必見。

なぜなら、読んでいる人の心も、少しだけ強くなれた気がするから。

ただし、自分のことを言われているようで、傷つく人もいると思います。

最初は、自分の傷に向き合うことを恐れていた彼らが、最終的に自分の心の傷に向き合い、受け入れていく。

読むと、強さを分けてもらえたような気持ちになりますよ。

「動物園の鳥」はこんな人におすすめ

「動物園の鳥」はこんな人におすすめです。

  • <ひきこもり探偵>シリーズが好き
  • 人が死なないミステリーが好き
  • 安楽椅子探偵ものが好き
  • 堅苦しくないミステリーを読みたい

「動物園の鳥」は、文章が読みやすく、設定も現実に近いものになっています。

サクッと面白いミステリーを読みたいときにおすすめです。

まとめ

この記事では「動物園の鳥」のあらすじと特徴を紹介しました。

「動物園の鳥」の作者である坂木司さんは、ほかにも「人が死なないミステリー」を多数書いています。

「動物園の鳥」が気に入ったら、ぜひほかの作品も読んでみてください。

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