今回紹介するのは、横溝正史さんの「悪魔の手毬唄」。
何度も映像化された、金田一耕助シリーズの作品です。
ミステリーなのですが、不思議と何度読んでも楽しめます。
この記事では、「悪魔の手毬唄」についてネタバレなしで紹介します。
目次
「悪魔の手毬唄」について
タイトル | 悪魔の手毬唄 |
作者 | 横溝正史 |
出版社 | 角川書店 |
ページ数 | 480ページ |
発売日 | 1971年7月14日 |
何度も映画化・ドラマ化された作品です。
いちばん最近では、2019年にNEWSの加藤シゲアキさん主演で放送されました。
「悪魔の手毬唄」のあらすじ
「悪魔の手毬唄」のあらすじはコチラ。
岡山と兵庫の県境、四方を山に囲まれた鬼首村。この地に昔から伝わる手毬唄が、次々と奇怪な事件を引き起こす。数え唄の歌詞通りに人が死ぬのだ! 現場に残される不思議な暗号の意味は?
引用元:角川文庫
鬼首村は「おにこうべむら」と読みますが、言いにくいので「おにこべむら」と呼ばれています。
「悪魔の手毬唄」のオススメポイント
「悪魔の手毬唄」のオススメポイントは、ミステリーの面白要素がふんだんに詰まっているところ。
犯人を知っていても、ほかに面白い要素がたくさんあるので、何度も読めるんです。
「悪魔の手毬唄」のミステリー要素はコチラ。
- 村に伝わる手毬唄
- 手毬唄に見立てた殺人
- いかにも怪しい人物
村に伝わる手毬唄から事件のニオイがぷんぷん
事件の舞台となる鬼首村には、昔から伝わる手毬唄があります。
その手毬唄がもう怖い。事件のニオイがぷんぷんします。
昔から伝わる言い伝えなどは、ミステリーのより面白くする要素。
結末を知っていても、この要素の魅力は色あせません。
これぞミステリー!な見立て殺人
見立て殺人は、これぞミステリーという要素。
なんでわざわざこんな面倒なことを…なんて言いっこなし!
悪魔の手毬唄の見立て殺人の場面は、ミステリー感が満載。
何度読んでも、心の中で「きたきた!」と叫んでしまいます。
ミステリーには欠かせないキーパーソン
ミステリーに欠かせないのは、魅力的な登場人物。
特に、どうぞ怪しんでくださいと言わんばかりの人物。
こんな人物が登場する作品は、ミステリーをより面白くさせます。
悪魔の手毬唄に登場するキーパーソンは、おもに3人。
- 村に帰ってきた美少女
- 謎の老婆
- 身元がわからない死体
美少女は、怪しいというよりも、事件のきっかけはこの子なんだろうなと思わせてくれる人物。
謎の老婆は、見るからに怪しいです。そこまで怪しさを出さなくてもいいのに、とツッコみたくなるほど。
でも、これがミステリーの面白要素。
身元がわからない死体も、謎の老婆同様に怪しさ満点。
悪魔の手毬唄は、こういった怪しくて魅力的な登場人物が登場する作品。
登場人物が魅力的なので、何度読んでも楽しめるんです。
「悪魔の手毬唄」は映像作品もオススメ
「悪魔の手毬唄」は、映像作品もとても面白いです。
特にオススメなのが、1977年に放送された古谷一行さんが主演の作品。
この作品に登場する、夏目雅子さんが本当にステキ…
もちろん作品全体も面白いですよ。
Amazonプライムで視聴できるので、よかったらこちらもどうぞ。