記事内のリンクには広告が含まれますが、記事の内容は「本が大好きな管理者」の意思で自由に書いてます^^

国内小説

【感想】ダークに興奮、涙もでる「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」

anju

宮部みゆき「三島屋」シリーズ2作目「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」。

1作目「おそろし 変調百物語事始」もすごく面白かったけど、さらにパワーアップ。

よりダークで、より悲しいお話が4つ入っています。

「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」のあらすじと感想をネタバレなしで紹介するので、興味があれば読んでみてくださいね。

「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」のあらすじ

著:宮部 みゆき
¥811 (2025/07/21 17:46時点 | Amazon調べ)

あらすじ

自分の過去にひと区切りはついた。

もう不思議な話を聞く必要はない。

そう思っていたのに、主人から「順番を待っている方がいるから」と言われた少女・おちか。

ふたたび、人々の不思議な話を聞くことに…。

「あんじゅう 三島屋変調百物語事続」の感想

「あんじゅう」、よかった!

とくに「第二話 藪から千本」と「第三話 暗獣」。

「藪から千本」は、がっつりダークなお話。

京極夏彦・恩田陸が好きな私にとって、ドンピシャのお話でした。

「見たいものしか見なくなると、ここまで怖くなれるのか」とゾッとしました。

暗獣」は、最初こわかったけど、最後には泣いてました。

まさかこの話で泣くなんて思ってなかったのでびっくり。

泣きはしたけど、流れたのは悲しい涙じゃなくてあたたかな涙。

登場人物が話してスッキリしたと当時に、読んでいる私もスッキリしました。

新キャラも登場して、ますますにぎやかな「三島屋」シリーズ。

3作目も楽しみです。

著:宮部 みゆき
¥811 (2025/07/21 17:46時点 | Amazon調べ)

-国内小説

S