今回紹介するのは、アガサ・クリスティーさんの「ナイルに死す」。
「ナイルに死す」は、ポアロ作品の最初の1冊にオススメの作品です。
この記事では、「ナイルに死す」のあらすじとオススメポイントをネタバレなしで紹介します。
「ナイルに死す」について
タイトル | ナイルに死す |
作者 | アガサ・クリスティー |
訳者 | 黒原 敏行 |
出版社 | クリスティー文庫 |
ページ数 | 581ページ |
発売日 | 2003年10月1日 |
クリスティー文庫から発売されたのは2003年ですが、「ナイルに死す」が最初に発売されたのは1937年です。
「ナイルに死す」のあらすじ
以下「ナイルに死す」のあらすじです。
事件の舞台は、ナイル川上の豪華客船。
ポアロは、エジプトで資産家の美しい娘リネットと夫サイモンに出会う。
2人は新婚旅行中にもかかわらず不穏な空気。
どうやらサイモンの元婚約者に狙われているらしい。
イヤな予感を感じながら、夫婦とともに豪華客船に乗り込むポアロ。
予感は的中し、豪華客船のなかで事件が起こる。
「ナイルに死す」のオススメポイント
「ナイルに死す」のオススメポイントは2つ。
- 登場人物が少ない
- 事件の内容がわかりやすい
登場人物が少ない
「ナイルに死す」のオススメポイントは、登場人物が少ないこと。
なので、海外小説に起こりやすい「登場人物が多すぎて混乱する」リスクが減るんです。
ポアロが登場する作品は、面白い作品はたくさんありますが登場人物が多い作品が多いです。
その中でも「ナイルに死す」は、登場人物が少ないので、ポアロ作品の1冊目にオススメ。
外国の登場人物の名前を覚えるのが苦手な人も、読みやすいミステリーです。
事件の内容がわかりやすい
事件の内容がわかりやすいのも「ナイルに死す」のオススメポイント。
事件の内容がシンプルなので、最後まで挫折せずに読むことができるんです。
ポアロ作品は、面白い反面、複雑な事件が多いのが特徴です。
そんな中でも「ナイルに死す」は、内容がわかりやすい事件のため、ポアロ作品の1冊目にオススメ。
もちろん、ポアロ作品を発売された順に読んでいくのも、ひとつの読み方。
ですが、読みやすいものから読んでいくのも、楽しい読み方です。
「ナイルに死す」は、ポアロ作品のなかでは、とにかく読みやすくて面白い作品。
これからポアロ作品を読もうとしている人には、とってもオススメです。
「ナイルに死す」は、「ナイル殺人事件」というタイトルで映画化もされています。