「過去の名作ミステリーへのオマージュ」として書かれた「8つの完璧な殺人」。
まえがきには8つのミステリーがリストアップされ、「内容や犯人に触れている」と注意書きがあります。
「8つの完璧な殺人」には、最初からがっつりネタバレが書かれてます。
なので、まだ読んでない作品があれば、「8つの完璧な殺人」を読む前に読むのがおすすめ。
このページでは、「8つの完璧な殺人」に登場するネタバレミステリーをすべて紹介します。
「8つの完璧な殺人」を存分に楽しみたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね^^
目次 [閉じる]
「8つの完璧な殺人」に登場するネタバレミステリー【8作品】
おすすめ順に、「8つの完璧な殺人」に登場するネタバレミステリーをまとめました▼
- ABC殺人事件
- アクロイド殺し
- 黙約
- 赤い館の秘密
- 殺意
- 殺人保険
- 見知らぬ乗客
- 死の罠
① ABC殺人事件
あらすじ
ABCと名乗る人物からの予告状が、ポアロに届いた。
その後、Aからはじまる土地でAからはじまる名前の人物が殺される。
さらにB、Cと殺人は続いていく…
アガサ・クリスティー作品のなかでも有名な作品のひとつ。
テンポよし、インパクトよし、謎解きもスッキリ!

② アクロイド殺し
あらすじ
村で起きた殺人事件。
容疑者は行方がわからなくなり、迷宮入り間近。
そんなとき、偶然村に引っ越してきたポアロ。
ポアロが見つけたおどろきの真相は?
超有名なアガサ・クリスティー作品。
タイトルも内容も有名なので、いろんなミステリーに登場してます。

となる可能性大なので、できるだけ早めに読むのがおすすめです。
③ 黙約
あらすじ
これは、主人公の狂気の歴史。
大学時代を振り返り、同級生たちと出会い、仲良くなる主人公。
ところがある事件が発生し、同級生のひとりが亡くなってしまう。
事件が起こる前から起こった後の様子までを、じっくり描いた作品。
最初に、主人公の同級生が死んだこと、主人公がその死に関わっていることが書かれています。
同級生の出会って仲良くなって、亡くなるまではもちろん、事件後の心境の様子までが上下巻でたっぷり描かれています。

④ 赤い館の秘密
あらすじ
赤い館でひとりの男性が殺された。
殺されたのは、当主の兄(15年ぶりの再会)で、会っていたはずの当主は行方不明。
友人を訪ねてた主人公の青年が、興味本位で事件を調べてみることに。
素人探偵×古典ミステリーって感じの作品。

「赤い館の秘密」は、「赤屋敷殺人事件」というタイトルで、あの横溝正史も翻訳してます。
翻訳小説なのに、横溝ワールドも楽しめるお得な作品です^^
⑤ 殺意
あらすじ
妻を殺すことを決めた、医師のバークリー。
なにがきっかけで殺そうと思ったのか?
彼が計画し実行した完全犯罪とは?
法廷でのやりとりの結末は?
犯人の視点で描く、サスペンスミステリー。
ミステリーには、「倒叙」といって「犯人視点で書かれるミステリー」があります。
「殺意」は、世界三大倒叙小説のひとつといわれる作品。

10月に創元推理文庫から復刊予定なので、復刊を待つのもありです。

⑥ 殺人保険
あらすじ
保険の勧誘員と、資産家の妻が夫の保険金を得るため、完全犯罪を計画する。
勧誘員の視点で立てた計画通り、夫は死亡。
ところが、意外な事実がどんどん明らかになり…
2023年9月現在、絶版の本。
短いページにぎゅっとまとまっているので、短い時間で読めますよ。
「そうきたか!」と思わせる終わり方は印象的です。
⑦ 見知らぬ乗客
あらすじ
列車で偶然出会った2人の男性には、どちらも殺したいほど憎い人物がいた。
主人公は交換殺人を提案されるが、「さすがにそこまでは…」と却下。
ところが、相手は勝手に殺人を実行してしまい…
計画された交換殺人じゃないのがミソ。
相手が勝手に殺人を実行するので、主人公も読者もハラハラドキドキ。
殺人を実行してからも、相手の行動に「いつバレるの!?」とヒヤヒヤさせられるミステリーです。
⑧ 死の罠
あらすじ
教え子の原稿に感動した、スランプ中の劇作家。
スランプ脱却のため、教え子を殺して原稿をうばうことに。
妻の説得も無視して、教え子を殺してしまう主人公だったが…
「死の罠」は、戯曲形式のミステリー。
残念ながら2023年9月現在、日本語訳されていません。
「デストラップ 死の罠」で映画化はされているので、よければ覧ください。
「8つの完璧な殺人」はこんなミステリー
「8つの完璧な殺人」は、主人公が昔ブログに書いた「完璧なる殺人8選」という記事であげたミステリーに沿って殺人が行われているのでは…?というミステリー。
いろんなミステリーがどんどん登場するので、ミステリー好きなら楽しめるはず。
気になったらぜひ読んでみてくださいね^^