- 本屋大賞のなかでも、ミステリーが読みたい
- まだ読んでない作品があれば読んでみたい
こんな人向けに、歴代の本屋大賞ノミネート作品のなかで、おすすめのミステリーを紹介します。
どれも面白い作品なので、気になる本があればぜひ読んでみてくださいね。
目次
【ミステリ―】本屋大賞歴代ノミネート作おすすめ10選
歴代の本屋大賞ノミネート作品で、おすすめのミステリーは次の10作品。
- medium 霊媒探偵 城塚翡翠
- かがみの孤城
- 屍人荘の殺人
- 罪の声
- 64
- ソロモンの偽証
- ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~
- 告白
- 赤朽葉家の伝説
- 容疑者Xの献身
ひとつずつ紹介しますね。
① medium 霊媒探偵 城塚翡翠
推理作家の香月史郎が知人の女性と訪ねた、ある女性霊媒師。
城塚翡翠と名乗る霊媒師は、死者を視る力を持っていました。
史郎は、翡翠が視たものをもとに、ある殺人事件を解決します。
その後、殺人事件を解決していく2人は、ある連続殺人事件を調べることに。
2人は殺人犯を見つけることができるのか?
ポイント
いろいろなミステリーランキングで、計5冠を達成した作品なので、面白いのは間違いない!
帯にある「すべてが、伏線」の通り、最後にすべてがつながる驚きと快感を、ぜひ楽しんでください。
続編も2冊発売されているので、「medium」が気に入ったら読んでみてください。
関連記事:【霊媒探偵 城塚翡翠】全3作の読む順番とあらすじまとめ
② かがみの孤城【文庫版:上下巻】
学校に居場所をなくし、家で過ごしていた”こころ”。
ある日部屋で光った鏡をくぐると、不思議なお城があった。
お城に集められたのは、こころを合わせて7人の少年少女。
この7人が集められた理由は?
ポイント
ミステリーでもあり、勇気をもらえる小説でもある作品。
特に親の目線で読むと、泣いてしまう場面がいくつもありました。
殺人は起きないので、誰も殺されないミステリーを探している人にもおすすめです。
③ 屍人荘の殺人
映研の夏合宿に参加するため、ペンションを訪れたミステリ愛好会の明智と葉村、そして探偵少女の剣崎。
合宿初日の夜、想像できない事態に遭遇し、ペンションから出られなくなった参加者たち。
さらにペンション内で殺人事件も発生してしまい…
ポイント
最初から驚きの展開が待っている作品。
いろいろなミステリーランキングで1位を獲得しているので、読んでおいて損はありません。
続編が2冊発売されていて、個人的に「ミステリー」としては3作目「兇人邸の殺人」が好み。
ただ3作目から読むと、いろんなネタバレがあるので「屍人荘の殺人」から読むのをおすすめします。
④ 罪の声
自宅で見つけた古いカセットテープ。
聞いてみると、そこには子どもの頃の自分の声が入っていた。
しかも、その声は未解決事件で使われていたものと同じだった…
ポイント
リアルを追求したミステリー。
ミステリーとしてはもちろん、ヒューマンドラマとしても楽しめます。
ラストは、読んでいて本当に切なくなりました。
⑤ 64(ロクヨン)【上下巻】
昭和64年にD県警で発生した「翔子ちゃん誘拐殺人事件」。
時効まで残り約1年となり、警察庁長官によるD県警の視察が1週間後に決定した。
元刑事で広報官の三上は、視察に関して、遺族からは拒絶され、警察内部からは猛反発を受ける。
遺族の許可を得るため、情報を集めるうちに、視察の真の目的に迫っていく。
ポイント
広報官という、変わった立場から描かれた警察小説。
完全に板ばさみの三上の姿が、読んでいてツラい…。
上下巻とかなり長いですが、読みごたえはたっぷりありますよ。
警察が登場するミステリーが好きな人におすすめです。
⑥ ソロモンの偽証【単行本:全3巻、文庫版:全6巻】
クリスマスの未明に転落死した、ひとりの男子中学生。
彼の死は自殺?それとも殺人?
真実を求める生徒たちは、意外な方法で真相を暴こうとする。
ポイント
長い!でも面白い!!
生徒・保護者・先生、それぞれの心境が丁寧に描かれています。
さすが宮部みゆき!という作品。
文庫版で6冊と、めちゃくちゃ長い作品ですが、ものすごく面白いです!
⑦ ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~
古本屋「ビブリア古書堂」の店主は、古本屋っぽくない若くてきれいな女性。
接客業なのに大の人見知り、なのに本の話になると饒舌になる彼女。
彼女は、自分の持つ膨大な知識と推理力で、いろんな古書にまつわる秘密を解き明かしていく。
ポイント
本好きなら、絶対に楽しめる作品。
面白そうな本がたくさん登場し、読みたい本が増えすぎちゃうはず。
テンポがいい作品なので、サクッと読めるミステリーを探している人におすすめです。
⑧ 告白
中学校のホームルームで、女性教師があることを告白した。
「自分の娘は、このクラスの生徒に殺された」と。
次々と変わる語り手によって、娘の死の真相が明かされる。
ポイント
2022年10月で、文庫版でなんと300万部を突破した、湊かなえさんの衝撃のデビュー作。
読んでいて、本当にツラいですが、ページをめくる手が止まらない作品でした。
⑨ 赤朽葉家の伝説
千里眼の祖母と漫画家の母、なんにもない私。
村の旧家に生きる女性を、3代にわたって描いた作品。
ポイント
女性が活躍する大河ドラマをみているような作品。
ミステリー要素はうすいですが、女性がたくましく生きる物語が好きなら楽しめるはずです。
⑩ 容疑者Xの献身
元夫を殺してしまった隣人の母娘を助けるため、完全犯罪を計画する高校の数学教師の石神。
天才数学者でもある石神が立てた計画は完璧に思われた。
しかし、事件の捜査に加わったのは、石神の親友・湯川学。
湯川は、親友が立てた完全犯罪計画を暴けるのか?
ポイント
真相を知ったとき、大きな驚きと悲しみに包まれるミステリー。
「こんな悲しいトリックがあるなんて…」と号泣しながら読んでました。
ガリレオシリーズのなかでも、ダントツに面白い作品です。
関連記事:東野圭吾「ガリレオ」シリーズの読む順番&おすすめ2冊
まとめ
この記事では、歴代の本屋大賞ノミネート作品のなかから、おすすめのミステリーを紹介しました。
紹介したのは、次の10作品。
- medium 霊媒探偵 城塚翡翠
- かがみの孤城
- 屍人荘の殺人
- 罪の声
- 64
- ソロモンの偽証
- ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~
- 告白
- 赤朽葉家の伝説
- 容疑者Xの献身
気になる作品があれば、ぜひ読んでみてくださいね。