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シリーズの読む順番

【保存版】「金田一耕助シリーズ」おすすめの読む順番まとめ【20作品】

2023年10月12日

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  • 金田一耕助シリーズを読んでみたい
  • どの順番で読めばいい?

こんな人向けに、このページでは「金田一耕助シリーズおすすめの読む順番」を紹介します。

ぜひ本選びの参考にしてみてくださいね^^

金田一耕助シリーズおすすめの読む順番【20作品】

金田一耕助が登場する作品は、本当にたくさんあります。

さすがに全部は紹介しきれないので、このページでは角川文庫さんの「金田一耕助ファイル」に入っている20作品を紹介します。

角川文庫さんの「金田一耕助ファイル」に入っているのは、こちらの20作品▼

  1. 八つ墓村
  2. 本陣殺人事件
  3. 獄門島
  4. 悪魔が来りて笛を吹く
  5. 犬神家の一族
  6. 人面瘡
  7. 夜歩く
  8. 迷路荘の惨劇
  9. 女王蜂
  10. 幽霊男
  11. 悪魔の手毬唄
  12. 三つ首塔
  13. 七つの仮面
  14. 悪魔の寵児
  15. 悪魔の百唇譜
  16. 仮面舞踏会
  17. 白と黒
  18. 悪霊島(上・下)
  19. 病院坂の首縊りの家(上・下)

こちらの20作品は、合本版として電子書籍で読めます▼

1冊ずつ買うのがめんどくさい…という人におすすめ!

① 八つ墓村

あらすじ

8人の武士を村民が殺したことから名付けられた”八つ墓村”。

今から20年前には、32人もの村民が殺され、犯人は行方不明に…

そんな八つ墓村で、再び連続殺人が巻き起こる。

お化けは出ないけど、村全体や村民の雰囲気がおそろしい作品。

真相が明らかになるラストまでドキドキさせられます。

刺激強めですが、めちゃめちゃ面白い作品!

② 本陣殺人事件

あらすじ

本陣の旧家で行われた婚礼の夜、離れで新郎新婦が殺されていた。

完全な密室で起こった殺人事件を、アメリカから帰国した金田一耕助が調査することに…

金田一耕助のデビュー作

3つのお話が入っており、ほか2作も読みごたえたっぷり。

「本陣殺人事件」もいいけど、「車井戸はなぜ軋る」も好きです!

「本陣殺人事件」は、朗読を聴けるサブスク「オーディブル」でも聴けます。

無料体験があり、本を読む時間が取れない人におすすめのサブスクなので、気になったら試してみてください▼

③ 獄門島

あらすじ

死んだ戦友の遺言を伝えるため、獄門島を訪れた金田一耕助。

その後、戦友の「妹たちが殺される」という遺言通りに連続殺人が起こる。

2012年に発表された「東西ミステリーベスト100」で見事1位を獲得した作品。

最初は島や登場人物の説明が多く、ちょっとしんどいですが、事件がはじまると物語にグイグイ飲みこまれます。

④ 悪魔が来りて笛を吹く

あらすじ

世間を騒がせた毒殺事件の容疑者・椿英輔。

元子爵の彼は、遺書を残して亡くなってしまう。

その後、椿家の人物が次々に殺害されていく…

人間関係のドロドロが描かれたミステリー。

個人的にはけっこう好き^^

⑤ 犬神家の一族

あらすじ

財閥の創業者の遺言状は、家族間の争いを起こそうとしか思えない内容だった。

予想通り、莫大な遺産をめぐって血みどろの争いがはじまる。

白いゴムマスクでおなじみの作品です。

ネタに使われることもありますが、ドロドロの人間関係もストーリーも読み応えたっぷり。

未読ならぜひ読んでほしい1冊!

⑥ 人面瘡

あらすじ

金田一耕助が夜中に出会った女性が、自殺を試みた。

彼女は”妹を二度殺した”という、不思議な遺書を残しており、腋の下には人面瘡が現れていた…?

5つのお話が入った短編集です。

スキマ時間にちょっと読みたいときにピッタリ^^

⑦ 夜歩く

あらすじ

令嬢に届いた奇妙な手紙と写真。

これをきっかけに不気味な殺人事件がはじまる。

あまり目立たない作品ですが、かなり完成度の高い作品。

くわしいあらすじや感想は見ずに読むのがおすすめ!

⑧ 迷路荘の惨劇

あらすじ

その名の通り迷路のような造りの”迷路荘”では、20年前に惨殺事件が起きていた。

再び事件が起こり、依頼を受けた金田一耕助は迷路荘を訪れる。

今回の事件は、過去の事件と関係あるのか?

ミステリーとしてはもちろん、隠し扉いっぱいの迷路荘はミステリー好きにはご褒美アイテム。

ミステリーの面白要素がふんだんに詰まった作品です^^

⑨ 女王蜂

あらすじ

18歳の誕生日に住んでいる島から、東京へ引っ越した絶世の美女・智子。

ところが引っ越したあと、智子の周りで次々に殺人事件が発生。

19年前に島で起きた変死事件と関係があると推理した金田一耕助は、過去と現在の事件を追うことに…

サスペンス要素が多く、ドロドロ感が少ない作品。

読みやすいので「女王蜂」から読むのもおすすめです^^

⑩ 幽霊男

あらすじ

ヌードモデル仲介業に、佐川幽霊男という謎の男が現れた。

その後、彼の依頼を受けたモデルが殺され、金田一耕助が欲望まみれの事件を調べはじめる。

ほかの作品より軽めの作品です。

重ーい作品を読んだあとにサラッと読むのがおすすめ^^

⑪ 首

あらすじ

岩に乗せられた生首。

300年前にも同じような事件が起きており、金田一耕助が事件を調べはじめる。

すると、挑発するかのようにまたも岩の上に生首が…

4つのお話が入った1冊。

面白いですがどれも刺激強めなので、苦手な方はご注意くださいね。

⑫ 悪魔の手毬唄

あらすじ

村に伝わる手毬唄に見立てて、次々に殺害される少女たち。

23年前に起こった殺人事件との関係は?

何度も映像化されていて、めちゃめちゃ好きな作品!

手毬唄・怪しさ満点の老婆・ドロドロの関係、ミステリーの面白要素がたっぷり楽しめますよ^^

⑬ 三つ首塔

あらすじ

宮本音禰は、突然100億円もの遺産を相続することに。

相続の条件は、ある男性と結婚すること。

わけもわからないまま、音禰は遺産相続と殺人事件に巻き込まれていく。

ヒロイン視点で物語が進む、かなりめずらしい作品。

サスペンス要素が強く、テンポがいいので、サクサク読めますよ^^

⑭ 七つの仮面

「七つの仮面」は、7つのお話が入った短編集。

ひとつひとつの話が短いので、スキマ時間にピッタリです^^

⑮ 悪魔の寵児

あらすじ

実業家の愛人たちに届いた挨拶状。

そこには実業家の妻と無名の画家との情死が暗示されていた。

妻はすでに死んでいたが、遺体が消えてしまった…

不思議な事件の真相を究明するため、依頼を受けた金田一耕助が事件を調べることに。

シリーズ作品のなかでもかなり刺激が強い作品。

いろんな面で映像化はできない作品ですね…

⑯ 悪魔の百唇譜

あらすじ

1台の車のトランクから女性の死体が、別の車のトランクから少年の死体が見つかった。

死体のそばには、それぞれトランプの「ハートのクイーン」と「ハートのジャック」が置かれていた…

ミステリーとしてはもちろん、金田一耕助の日常のシーンが見れる、貴重な作品です。

⑰ 仮面舞踏会

あらすじ

夏の軽井沢で起きた殺人事件。

殺されたのは、映画女優の3番目の夫。

彼女は、過去2年で夫を1人ずつ謎の死で失っていた…

あまり知名度のない作品ですが、読者からの評価が高い作品。

500ページ以上の長編なので、休日にじっくり読むのもいいですね^^

⑱ 白と黒

あらすじ

団地の住人に届けられた怪文書。

その怪文書によって、ある家庭では夫が家出し、別の家庭では自殺未遂まで起こってしまう。

知人に依頼されて調査していた金田一耕助のもとに、とうとう死体が見つかったという知らせが入る。

金田一耕助シリーズではめずらしく、団地が舞台の作品。

団地ということもあり、村を舞台にした作品よりあっさり読めます^^

⑲ 悪霊島(上・下)

あらすじ

男が死ぬ前につぶやいた言葉「あの島は悪霊がとりついている」

依頼を受けて島へ向かった金田一耕助は、磯川警部が調べていた別件とのつながりを見つける…

上下巻ある大ボリューム作品。

トリックより登場人物にフォーカスが当たったお話なので、ストーリー重視の人におすすめです^^

⑳ 病院坂の首縊りの家(上・下)

あらすじ

「病院坂の首縊りの家」と呼ばれる廃墟で、男の生首が風鈴のようにぶら下がっていた。

金田一耕助の調査も行き詰まり、事件は迷宮入りに…

20年後、再び動き出した事件を金田一耕助が追いかける。

金田一耕助最後の事件であり、解決までに最も長く時間がかかった事件。

金田一耕助の最後の雄姿をしっかりと見届けてください!

【金田一耕助シリーズ】はじめの1冊におすすめの作品

最初に読むのにおすすめの「金田一耕助シリーズ」は、こちらの3作品▼

  1. 本陣殺人事件
  2. 犬神家の一族
  3. 三つ首塔

① 本陣殺人事件

「本陣殺人事件」は、金田一耕助がはじめて登場する作品

金田一耕助についてのくわしい紹介があります。

これからシリーズ作品を読んでいきたい人におすすめの1冊です。

② 犬神家の一族

「犬神家の一族」も最初の1冊におすすめの作品。

  • 白いゴムマスクの男
  • 水面から足だけ出ている死体

など、「話は知らなくても知っている」という人が多いと思います。

知っている要素があるとサクサク読めるはず。

白いゴムマスクの男はどう事件に関わるのか?

なぜ足だけ出ていたのか?

その答えは、ぜひ読んで確かめてみてください^^

③ 三つ首塔

「三つ首塔」も、テンポよく進むので、はじめでもサクサク読めます。

金田一耕助シリーズではめずらしいヒロイン視点。

ヒロインが事件に巻き込まれる様子にハラハラドキドキするはず。

スピード感たっぷりのサスペンスミステリーなので、一気読みにおすすめです^^

おわりに

このページでは「金田一耕助シリーズおすすめの読む順番」を紹介しました。

最近では、横溝正史の没後40周年&生誕120周年ということで多くの作品が復刊されています。

金田一耕助が登場する作品もあるので、これを機にハマった!という人はぜひチェックしてみてくださいね▼

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【横溝正史】没後40周年&生誕120周年の復刊作品まとめ

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