宮部みゆき「杉村三郎」シリーズ5作目。
重い。これまでのシリーズのなかでいちばん重たい作品でした。
たぶん、私が妻であり母親でもあるからなんだろうけど、だいぶしんどかった。
ミステリーとしては安定して面白かったけどね。
「昨日がなければ明日もない」のあらすじと感想をネタバレなしで紹介するので、気になったら読んでみてください。
「昨日がなければ明日もない」のあらすじ

あらすじ
自殺未遂で面会謝絶の娘。親戚の披露宴に参加する娘。自分のことしか見えてないシングルマザー。
私立探偵・杉村三郎が依頼を受けた「訳アリ女性」たちを描くシリーズ5作目。
「昨日がなければ明日もない」の感想
「昨日がなければ明日もない」には3つのお話が入っています。
どのお話も主役は女性。しかも全員訳アリ。
訳アリの内容も様々で、どれも重い。重すぎる。
妻や母親といった自分と同じ立場の人が登場して話す内容と降りかかる出来事が、まぁキツイ。
もちろんミステリーとしては面白いです。
杉村三郎の安定した調査と人柄のよさは相変わらず。
でも、私にとってはテーマの重さが勝った作品。
夜に一気読みなんてする本じゃないし、メンタル落ちてるときに読むのは問題外。
読むときは、心が元気な昼間がおすすめ。
メンタル落ちてる夜に一気読みしてしまった私からのアドバイスです。
