- 京極夏彦さんの作品を読みたい
- どんなシリーズがあるのか知りたい
- 面白そうなシリーズから読みたい
こんな方向けに、京極夏彦さんの作品をシリーズ別にまとめてみました。
シリーズごとに簡単なあらすじも紹介しているので、本選びの参考にどうぞ^^
目次 [閉じる]
【保存版】京極夏彦さんのシリーズ作品一覧【全13シリーズ57作品】
京極夏彦さんのシリーズは、大きく分けて以下の13シリーズ▼
- 百鬼夜行シリーズ(長編)
- 百鬼夜行シリーズ(短編スピンオフ)
- 今昔百鬼拾遺シリーズ
- 巷説百物語シリーズ
- 虚実妖怪百物語シリーズ
- 江戸物語シリーズ
- 談シリーズ
- 書楼弔堂シリーズ
- ルーガルーシリーズ
- どすこいシリーズ
- 遠野物語remixシリーズ
- 豆腐小僧シリーズ
- ノンシリーズ
① 百鬼夜行シリーズ(長編)【10冊】
百鬼夜行シリーズのあらすじ
百鬼夜行シリーズは、古本屋兼“憑きもの落とし”の京極堂が、怪異な謎を解き明かしていく、というミステリー。
不思議な事件の謎が解かれる瞬間の快感は、一度ハマったらクセになります。
“鈍器”といわれるほどの分厚さですが、想像以上に読みやすいので、サクサク読み進められますよ。
百鬼夜行シリーズ全体の読む順については、【2023年9月最新】京極夏彦「百鬼夜行」シリーズの読む順番まとめ!【スピンオフもあり】を参考にしてみてください。
百鬼夜行シリーズは全10冊
百鬼夜行シリーズは、以下の10冊▼
- 姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)
- 魍魎の匣(もうりょうのはこ)
- 狂骨の夢(きょうこつのゆめ)
- 鉄鼠の檻(てっそのおり)
- 絡新婦の理(じょろうぐものことわり)
- 塗仏の宴 宴の支度(ぬりぼとけのうたげ うたげのしたく)
- 塗仏の宴 宴の始末(ぬりぼとけのうたげ うたげのしまつ)
- 陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)
- 邪魅の雫(じゃみのしずく)
- 鵼の碑(ぬえのいしぶみ)
百鬼夜行シリーズは、長編とスピンオフ作品を含んだ全作品が、kindle版でまとめ買いできます▼
百鬼夜行シリーズ① 姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)
あらすじ
20ヶ月も身ごもったままの医院の娘。
しかも夫が密室から失踪したらしい。
奇怪なうわさが流れる医院の謎を、古本屋で陰陽師でもある”京極堂”が解きほぐす。
百鬼夜行シリーズ② 魍魎の匣(もうりょうのはこ)
あらすじ
“箱”を崇める謎の教団。”箱”に詰められた少女。巨大な”箱”の建物。
関係なさそうに思える事件たちが、思わぬところでつながっていく。
日本推理作家協会賞を受賞した作品。
百鬼夜行シリーズ③ 狂骨の夢(きょうこつのゆめ)
あらすじ
殺した夫が何度も帰ってくる。
そのたびに殺して首を切っている、という現実離れした話をする記憶喪失の女性。
彼女の話と、集団自殺事件とのつながりは?
百鬼夜行シリーズ④ 鉄鼠の檻(てっそのおり)
あらすじ
舞台は箱根にある寺と旅館。
そこで弟子が次々に殺されていく事件が発生。
警察も捜査するが犯人は見つからない。
殺人事件とともに、寺の憑き物も京極堂が落としていく…
百鬼夜行シリーズ⑤ 絡新婦の理(じょろうぐものことわり)
あらすじ
世間を騒がせる目潰し魔。
女学校に存在する秘密サークルの怪しいウワサ。
全然関係なさそうに見える2つの事件が、蜘蛛の巣のように絡み合う。
巣の中心にいるのは誰?
百鬼夜行シリーズ⑥ 塗仏の宴 宴の支度(ぬりぼとけのうたげ うたげのしたく)
あらすじ
6つの怪しげな団体をそれぞれ描く。
バラバラに見える6つのお話。
それらはすべて「宴の支度」
宴の中心は、京極堂?
百鬼夜行シリーズ⑦ 塗仏の宴 宴の始末(ぬりぼとけのうたげ うたげのしまつ)
あらすじ
「宴の支度」でちりばめられた謎が明かされる。
誰がなんのために、こんな手のかかることをしたのか?
「宴」の真相を、京極堂が覚悟と怒りをもって解き明かす…
百鬼夜行シリーズ⑧ 陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)
あらすじ
伯爵に嫁いだのはこれまでに4人。
彼女たちは嫁いだ翌朝死んでいた…
5度目の悲劇を防ぐため、伯爵は探偵・榎木津に警護を依頼するが…
百鬼夜行シリーズ⑨ 邪魅の雫(じゃみのしずく)
あらすじ
連続毒殺事件には、公にはできない”毒”が使われている?
毒殺事件の被害者は、破談になった探偵・榎木津の見合い相手の関係者だった。
どうやら、どの相手も最初は乗り気だったものの、なぜか断ってきたらしい…
毒殺事件と榎木津の見合いとの関係は?
百鬼夜行シリーズ⑩ 鵼の碑(ぬえのいしぶみ)
あらすじ
殺人の記憶をもつ女に惑わされる者。
依頼を受けて失踪者を捜す者。
事件を追う者。
別々の目的を持つ者たちが、同じ場所に集まった。
そこにいたのは、やはり京極堂。
17年ぶりの続編長編。
② 百鬼夜行シリーズ(短編スピンオフ)【5冊】
百鬼夜行シリーズ(短編スピンオフ)のあらすじ
百鬼夜行シリーズに登場する人物たちの目線で語られる、短編のスピンオフシリーズです。
メインの登場人物ごとにタイトルが異なっています。
百鬼夜行シリーズ(短編スピンオフ)は全5冊
百鬼夜行シリーズ(短編スピンオフ)は、以下の5冊▼
- 百鬼夜行 陰
- 百鬼夜行 陽
- 百器徒然袋 雨
- 百器徒然袋 風
- 今昔続百鬼 雲
百鬼夜行シリーズは、長編とスピンオフ作品を含んだ全作品が、kindle版でまとめ買いできます▼
百鬼夜行(短編スピンオフ)シリーズ① 百鬼夜行 陰・百鬼夜行 陽
「百鬼夜行 陰」と「百鬼夜行 陽」は、百鬼夜行シリーズの長編作品に登場した人物たちのお話。
サイドストーリーという雰囲気の短編集です。
百鬼夜行(短編スピンオフ)シリーズ② 百器徒然袋 雨・百器徒然袋 風
「百器徒然袋 雨」と「百器徒然袋 風」は、百鬼夜行シリーズの準レギュラーである探偵・榎木津礼二郎が主役のスピンオフ作品。
破天荒な榎木津をたっぷり楽しめるシリーズです。
百鬼夜行(短編スピンオフ)シリーズ③ 今昔続百鬼 雲
「今昔続百鬼 雲」は、百鬼夜行シリーズの準レギュラーである民俗学者・多々良勝五郎が主役のスピンオフ作品。
独特な多々良ワールドを楽しめますよ。
③ 今昔百鬼拾遺シリーズ【4冊】
今昔百鬼拾遺シリーズのあらすじ
今昔百鬼拾遺シリーズは、百鬼夜行シリーズに登場する以下2人が主人公の、スピンオフシリーズです。
- 主人公・京極堂の妹・中禅寺 敦子
- 「絡新婦の理」に登場する学生・呉 美由紀
百鬼夜行シリーズの雰囲気がありながら、よりポップに読めます。
百鬼夜行シリーズの前に読むのもアリです。
今昔百鬼拾遺シリーズは全4冊
今昔百鬼拾遺シリーズは、以下の4冊▼
- 今昔百鬼拾遺 鬼
- 今昔百鬼拾遺 河童
- 今昔百鬼拾遺 天狗
- 今昔百鬼拾遺 月(鬼・河童・天狗の合本)
シリーズを全部読むなら、合本版の「今昔百鬼拾遺 月」がおすすめです。
百鬼夜行シリーズは、長編とスピンオフ作品を含んだ全作品が、kindle版でまとめ買いできます▼
今昔百鬼拾遺シリーズ① 今昔百鬼拾遺 鬼
あらすじ
6人もの死傷者を出している連続通り魔事件。
7人目の犠牲者になったのは、呉 美由紀の友人だった。
「自分はいつか斬り殺される」と言っていた友人の言葉が気になった美由紀。
美由紀は、中禅寺 敦子に相談し、ともに事件を探ることに…
今昔百鬼拾遺シリーズ② 今昔百鬼拾遺 河童
あらすじ
ある川に次々と見つかった、変な格好の水死体。
3体目の死体を偶然見つけてしまった美由紀と、別方面から事件を調べていた敦子。
水死体と、敦子が調べていた宝石の模造事件との関係は?
今昔百鬼拾遺シリーズ③ 今昔百鬼拾遺 天狗
あらすじ
“美弥子”という女性と友人になった美由紀。
行方不明になった友人を探している美弥子の話を聞いた美由紀は、敦子に相談する。
敦子が調べてみると、複数の女性が行方不明になってるいることがわかり…
本作品で登場する”美弥子”は、百鬼夜行(短編スピンオフ)シリーズ「百器徒然袋 雨」にも登場しています。
今昔百鬼拾遺シリーズ④ 今昔百鬼拾遺 月
「今昔百鬼拾遺 月」は、以下の3作の合本版です▼
- 今昔百鬼拾遺 鬼
- 今昔百鬼拾遺 河童
- 今昔百鬼拾遺 天狗
読むだけなら「今昔百鬼拾遺 月」がおすすめ。
表紙が違うので、4冊買って並べるのもいいですね。
④ 巷説百物語シリーズ【6冊】
巷説百物語シリーズのあらすじ
巷説百物語シリーズは、江戸を舞台にした物語。
「必殺仕事人」のような雰囲気のシリーズで、悪を倒す痛快さを楽しめます。
百鬼夜行シリーズの主人公・京極堂の祖父も登場しますよ。
巷説百物語シリーズは全6冊
巷説百物語シリーズは、以下の6冊▼
- 巷説百物語
- 続巷説百物語
- 後巷説百物語
- 前巷説百物語
- 西巷説百物語
- 遠巷説百物語
巷説百物語シリーズは、「遠巷説百物語」以外の5冊は、kindle版でまとめ買いできます▼
巷説百物語シリーズ① 巷説百物語
あらすじはこちら▼
江戸時代。曲者ぞろいの悪党一味が、公に裁けぬ事件を金で請け負う。そこここに滲む闇の中に立ち上るあやかしの姿を使い、毎度仕掛ける幻術、目眩、からくりの数々。幻惑に彩られた、巧緻な傑作妖怪時代小説
引用元:KADOKAWA
巷説百物語シリーズ② 続巷説百物語
あらすじはこちら▼
不思議話好きの山岡百介は、処刑されるたびによみがえるという極悪人の噂を聞く。殺しても殺しても死なない魔物を相手に、又市はどんな仕掛けを繰り出すのか……奇想と哀切のあやかし絵巻。
引用元:KADOKAWA
巷説百物語シリーズ③ 後巷説百物語
あらすじはこちら▼
文明開化の音がする明治十年。一等巡査の矢作らは、ある伝説の真偽を確かめるべく隠居老人・一白翁を訪ねた。翁は静かに、今は亡き者どもの話を語り始める。第130回直木賞受賞作。妖怪時代小説の金字塔!
引用元:KADOKAWA
巷説百物語シリーズ④ 前巷説百物語
あらすじはこちら▼
江戸末期。双六売りの又市は損料屋「ゑんま屋」にひょんな事から流れ着く。この店、表はれっきとした物貸業、だが「損を埋める」裏の仕事も請け負っていた。若き又市が江戸に仕掛ける、百物語はじまりの物語。
引用元:KADOKAWA
巷説百物語シリーズ⑤ 西巷説百物語
あらすじはこちら▼
人が生きて行くには痛みが伴う。そして、人の数だけ痛みがあり、傷むところも、傷み方もそれぞれちがう……様々に生きづらさを背負う人間たちの業を、林蔵があざやかな仕掛けで解き放つ。
引用元:KADOKAWA
巷説百物語シリーズ⑥ 遠巷説百物語
あらすじはこちら▼
盛岡藩筆頭家老にして遠野南部家当主の密命を受けた宇夫方祥五郎は、巷に流れる噂話を調べていた。
郷が活気づく一方で、市場に流れる銭が不足し困窮する藩の財政に、祥五郎は言い知れぬ不安を感じる。
ある日、世事に通じる乙蔵から奇異な話を聞かされた。
菓子司山田屋から出て行った座敷童衆、夕暮れ時に現れる目鼻のない花嫁姿の女、そして他所から流れて迷家に棲みついた仲蔵という男。
祥五郎のもとに舞い込む街談巷説、その真偽は――。
引用元:KADOKAWA
完結作「了巷説百物語」が2024年6月に発売
2024年6月19日に、巷説百物語シリーズの完結作「了巷説百物語(おわりのこうせつひゃくものがたり)」が発売されます。
定価が4,400円と、なかなかのお値段。
ただ、表紙の絵がかっこよく装丁もよさそうなので、手元に置きたくなりそうですね。
⑤ 虚実妖怪百物語シリーズ【4冊】
虚実妖怪百物語シリーズのあらすじ
虚実妖怪百物語シリーズは、実在の人物や妖怪たちが登場して繰り広げる、ハチャメチャ物語。
妖怪・怪獣・ロボット・悪霊が好きな方におすすめのシリーズです。
虚実妖怪百物語シリーズは全4冊
虚実妖怪百物語シリーズは、以下の4冊▼
- 虚実妖怪百物語 序
- 虚実妖怪百物語 破
- 虚実妖怪百物語 急
- 虚実妖怪百物語 序/破/急(合本版)
シリーズを全部読むなら、合本版の「虚実妖怪百物語 序/破/急」がおすすめです。
虚実妖怪百物語シリーズ① 虚実妖怪百物語 序
あらすじ
「妖怪がニッポンから消えている!」と言う水木しげる。
その一方で、妖怪が次々に現れ、日本はパニックになっていく。
虚実妖怪百物語シリーズ② 虚妖怪百物語 破
あらすじ
政府は、国で起こる騒動の原因は、妖怪だと決めつける。
妖怪退治に乗り出す政府と、妖怪狩りをはじめる民衆。
妖怪専門誌『怪』の関係者が、事態の原因究明に乗り出すが…
虚実妖怪百物語シリーズ③ 虚実妖怪百物語 急
あらすじ
妖怪殲滅を宣言した政府は、おかしな政策を次々に発表する。
国民は疑いを深め、攻撃性を増していく。
避難した妖怪関係者たちは、政府の特殊部隊に捕まってしまう。
なぜ妖怪が出現するようになったのか?殺伐とした日本となった本当の原因は?
虚実妖怪百物語シリーズ④ 虚実妖怪百物語 序/破/急
「虚実妖怪百物語 序/破/急」は、以下の3作の合本版です▼
- 虚実妖怪百物語 序
- 虚実妖怪百物語 破
- 虚実妖怪百物語 急
読むだけなら「虚実妖怪百物語 序/破/急」がおすすめ。
表紙が違うので、4冊買って並べるのもいいですね。
⑥ 江戸物語シリーズ【3冊】
江戸物語シリーズのあらすじ
江戸物語シリーズは、四谷怪談や番町皿屋敷といった古い怪談を題材に書かれたシリーズ。
江戸怪談シリーズとも呼ばれていますが、作者の京極夏彦さんが「怖がらせようとしている小説ではないので、怪談と呼ばれるのは困る」とコメントされています。
なので、この記事では「江戸物語シリーズ」と独自に呼んでいます。
江戸物語シリーズは全3冊
江戸物語シリーズは、以下の3冊▼
- 嗤う伊右衛門
- 覘き小平次
- 数えずの井戸
江戸物語シリーズ① 嗤う伊右衛門
あらすじはこちら▼
鶴屋南北「東海道四谷怪談」と実録小説「四谷雑談集」を下敷きに、伊右衛門とお岩夫婦の物語を怪しく美しく、新たによみがえらせる。愛憎、美と醜、正気と狂気……全ての境界をゆるがせる著者渾身の傑作怪談。
引用元:KADOKAWA
江戸物語シリーズ② 覘き小平次
あらすじはこちら▼
幽霊役者の木幡小平次、女房お塚、そして二人の周りでうごめく者たちの、愛憎、欲望、悲嘆、執着……人間たちの哀しい愛の華が咲き誇る、これぞ文芸の極み。第16回山本周五郎賞受賞作!!
引用元:KADOKAWA
江戸物語シリーズ③ 数えずの井戸
あらすじはこちら▼
数えるから、足りなくなる――。暗く冷たい井戸の端で、「菊」は何を見たのか。それは、はなかくも美しい、もうひとつの「皿屋敷」。怪談となった江戸の「事件」を独自の解釈で語り直す、傑作怪談!
引用元:KADOKAWA
⑦ 談シリーズ【6冊】
談シリーズのあらすじ
談シリーズは、1冊ごとにひとつのテーマの”談”がおさめられた短編集です。
つながりはないので、好きなテーマの”談”から読めます。
談シリーズは全6冊
談シリーズは、以下の6冊▼
- 旧談
- 幽談
- 冥談
- 眩談
- 鬼談
- 虚談
「虚談」以外は、kindle版でまとめ買いができます▼
談シリーズ① 旧談
江戸時代の随筆集『耳袋』のなかから、京極夏彦さんが話を選んで書き改めた怪談集です。
談シリーズ② 幽談
「幽霊」にまつわるお話が入った作品集です。
談シリーズ③ 冥談
「生と死」にまつわるお話が入った作品集です。
談シリーズ④ 眩談
読むと眩暈を起こしそうなお話が入った作品集です。
談シリーズ⑤ 鬼談
「鬼」にまつわるお話が入った作品集です。
談シリーズ⑥ 虚談
「虚」つまり「ウソ」にまつわるお話が入った作品集です。
⑧ 書楼弔堂シリーズ【3冊】
書楼弔堂シリーズのあらすじ
書楼弔堂シリーズは、古今東西の本がある本屋”書楼弔堂”が舞台の物語。
歴史上の人物と本との絡み合いが楽しいシリーズです。
書楼弔堂シリーズは全3冊
書楼弔堂シリーズは、以下の3冊▼
- 書楼弔堂 破暁
- 書楼弔堂 炎昼
- 書楼弔堂 待宵
kindle版でまとめ買いもできます▼
書楼弔堂シリーズ① 書楼弔堂 破暁
あらすじ
明治20年代の東京。無数の書物が揃う店「書楼弔堂」。
病気のため、家族と離れて療養していた高遠は、快復した後もだらだらと1人で暮らしていた。
変わった本屋のうわさを聞いて弔堂を訪れた高遠は、いろんな人物が「たった1冊の本」に出会う瞬間を目にする。
書楼弔堂シリーズ② 書楼弔堂 炎昼
あらすじ
明治30年代。
女学生の塔子は、散歩中に2人組の男性と出会う。
書楼弔堂に行きたいという彼らを案内する塔子。
読書をしたことのない塔子は、いろんな人物と本との出会いを見て、なにを思うのか。
書楼弔堂シリーズ③ 書楼弔堂 待宵
あらすじ
明治30年代後半。
甘酒屋を営む老人・弥蔵は、本屋を探している男性に出会う。
その本屋・弔堂は近所にあるらしく、弥蔵は彼を弔堂まで案内することに。
弥蔵は、どうやらなにか暗い過去を持っているようで…
⑨ ルー=ガルーシリーズ【2冊】
ルー=ガルーシリーズのあらすじ
ルー=ガルーシリーズは、すべてが管理された近未来を舞台にした物語。
京極夏彦さんの作品ではめずらしい近未来と、少女たちの目線で語られる世界がとても楽しいシリーズです。
ルー=ガルーシリーズは全2冊
ルー=ガルーシリーズは、以下の2冊▼
- ルー=ガルー 忌避すべき狼
- ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔
kindle版でまとめ買いもできます▼
ルー=ガルーシリーズ① ルー=ガルー 忌避すべき狼
あらすじ
舞台は近未来。人は端末でつながり、直接会う機会はめったにない。
主人公・牧野葉月も、月に1度のコミュニケーション研修以外は、人に会わない生活を送っている。
ある日、葉月の家の近所で殺人事件が発生。
知らないうちに事件に関わってしまった葉月と少女たち。
人と直接会うことに戸惑いながらも、少女たちは真相に近づいていく。
ルー=ガルーシリーズ② ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔
あらすじ
毒入りの小瓶を託し、姿を消した雛子。
何者かに追われはじめた少女たちは、再び事件に巻き込まれていく。
⑩ どすこいシリーズ【2冊】
どすこいシリーズのあらすじ
百鬼夜行シリーズとは正反対の、くだらなさ全開なシリーズ。
ほかの作品をもじったタイトルや、毎回違う作者名など、遊び心でいっぱいな作品です。
どすこいシリーズは全2冊
どすこいシリーズは、以下の2冊▼
- どすこい。
- 南極。
どすこいシリーズ① どすこい。
どすこいシリーズ② 南極。
「どすこい。」に収録されている作品「すべてがデブになる」の登場人物が送る、スピンオフ作品です。
⑪ 遠野物語remixシリーズ【2冊】
遠野物語remixシリーズのあらすじ
遠野物語remixシリーズは、柳田國男「遠野物語」を、京極夏彦さんが現代風に再構築したシリーズ。
作品のアレンジはなく、柳田國男の「遠野物語」を読みやすくした、という感じですね。
遠野物語remixシリーズは全2冊
遠野物語remixシリーズは、以下の2冊▼
- 遠野物語remix
- 遠野物語拾遺retold
遠野物語remixシリーズ① 遠野物語remix
あらすじはこちら▼
山で高笑いする女、赤い顔の河童、天井にぴたりと張り付く人……岩手県遠野の郷にいにしえより伝えられし怪異の数々。柳田國男の『遠野物語』を京極夏彦が深く読み解き、新たに結ぶ。新釈“遠野物語"。
引用元:KADOKAWA
遠野物語remixシリーズ② 遠野物語拾遺retold
あらすじはこちら▼
『遠野物語』が世に出てから二十余年の後――。柳田國男のもとには多くの説話が届けられた。明治から大正、昭和へ、近代化の波の狭間に集められた二百九十九の物語を京極夏彦がその感性を生かして語り直す。
引用元:KADOKAWA
⑫ 豆腐小僧シリーズ【4冊】
豆腐小僧シリーズのあらすじ
豆腐小僧シリーズは、妖怪「豆腐小僧」が「自分がいる意味は?」「妖怪とはなにか?」の答えを探し求めるシリーズ。
妖怪の視点で描かれるので、違った視点を楽しめます。
豆腐小僧シリーズは全4冊
豆腐小僧シリーズは、以下の4冊▼
- 豆腐小僧双六道中ふりだし
- 豆腐小僧双六道中おやすみ
- 豆富小僧
- 豆腐小僧その他
「豆富小僧」以外の3冊は、kindle版でまとめ買いできます。
「豆富小僧」は、「豆腐小僧その他」にも収録されているので、3冊でシリーズを読破できます▼
豆腐小僧シリーズ① 豆腐小僧双六道中ふりだし
あらすじはこちら▼
豆腐を載せた盆を持ち、ただ立ちつくすだけの妖怪「豆腐小僧」。豆腐を落としたとき、ただの小僧になるのか、はたまた消えてしまうのか。「消えたくない」――強い思いを胸に旅に出た小僧が出会ったのは!?
引用元:KADOKAWA
豆腐小僧シリーズ② 豆腐小僧双六道中おやすみ
あらすじはこちら▼
妖怪総大将の父に恥じぬ立派なお化けになるため、豆腐小僧は達磨先生と武者修行の旅に出る。芝右衛門狸による〈妖怪総狸化計画〉。信玄の隠し金を狙う人間の悪党たち。騒動に巻き込まれた小僧の運命は!?
引用元:KADOKAWA
豆腐小僧シリーズ③ 豆富小僧
あらすじはこちら▼
豆腐を乗せた盆を持ち、ただ立っているだけの間抜けな妖怪・豆富小僧。そんな小僧が突然、現代に涌いたのだった!私は誰?ここは何処?と悩む小僧は、近くにいた人間の少年・淳史のあとをひとまずついてゆくが…。
引用元:KADOKAWA
豆腐小僧シリーズ④ 豆腐小僧その他
あらすじはこちら▼
豆腐小僧とは、かつて江戸で大流行した間抜けな妖怪。豆富小僧が現代に現れての活躍を描いた小説「豆富小僧」と、京極氏によるオリジナル台本「狂言 豆腐小僧」「狂言 新・死に神」などを収録した、貴重な作品集!
引用元:KADOKAWA
⑬ ノンシリーズ【6冊】
シリーズものではない、ノンシリーズ作品は、以下の6作品▼
- 厭な小説
- 死ねばいいのに
- オジいサン
- 虚言少年
- ヒトでなし
- ヒトごろし
ノンシリーズ① 厭な小説
あらすじ
帰宅した私を出迎えたのは、不気味な姿の子ども。
しかもその子は、妻には見えていない。
子どもの登場をきっかけに、悪夢の日々がはじまる。
ノンシリーズ② 死ねばいいのに
あらすじ
3ヶ月前に殺されたアサミについて、関係者に話を聞いていくワタライ。
関係者たちはそろって答える。私は関係ない、と。
自分の不幸を周りのせいにする関係者たち。
彼らの話を聞いたワタライがとった行動は?
ノンシリーズ③ オジいサン
あらすじ
アパートに一人で暮らす72歳のおじいさん。
声をかけられたことを思い出したり、言い合いをしたり、変な料理をつくったりする日々を描いた、連作短編集。
ノンシリーズ④ 虚言少年
あらすじ
嘘つきな小学生・健吾の視点で描かれる、非・青春小説。
小規模な憑きもの落としも楽しめます。
ノンシリーズ⑤ ヒトでなし
あらすじ
娘を亡くし、妻に捨てられ、職も家も財産も失った男。
再会した旧友に誘われ寺へ向かった男のもとに、破綻した者たちが次々に現れる。
なにも持たない、信じない男が語る、説法らしくない説法は、破綻者たちになにをもたらすのか?
ノンシリーズ⑥ ヒトごろし
あらすじ
鬼と恐れられた土方歳三。
人でなしとして生きる、新撰組・副長の生きざまを描いた歴史小説。
おわりに
京極夏彦さんの作品を、シリーズごとにまとめてみました。
気に入った作品から読んでみてくださいね。