「間の悪いスフレ」は「タルト・タタンの夢」シリーズの4作目。
相変わらずのおいしい料理と謎を楽しめますが、これまでと違うのが1点。
それが、コロナや世界情勢の影響。
いろんな波を乗り越えるための苦悩や工夫がわかり、考えさせられる作品でした。
このページでは、「間の悪いスフレ」のあらすじと面白かったところを紹介します。
本選びの参考にどうぞ^^
「間の悪いスフレ」のあらすじ
あらすじ
コロナや世界情勢の影響をうけた、ビストロ・パ・マル。
テイクアウトを取り入れたり、メニューを変えたりして、なんとか営業を続けています。
1人分のテイクアウトを買う男子中学生。
フランス料理に希望が持てなくなった料理人。
突然家事が下手になった母親。
おいしい料理と7つの謎を楽しめるシリーズ4作目。
「間の悪いスフレ」は、「タルト・タタンの夢」シリーズの4作目。
4作目ですが、「間の悪いスフレ」から読んでも楽しめる内容になっています。
シリーズ作品が気になる方は、こちらも参考にしてください▼
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「タルト・タタンの夢」シリーズの読む順番【どこからでもOK】
「間の悪いスフレ」で面白かったところ
「間の悪いスフレ」でいちばん印象に残ったのは、「幻想のフリカッセ」というお話。
夫も息子もいるので、この話はめちゃめちゃ重くのしかかりました…
「幻想のフリカッセ」のあらすじ
お店にやってきた30代前半の男性2人組は兄弟。
来店の理由は、店で出された「若鶏のフリカッセ」。
母の味にそっくりの料理を弟にも食べさせるために来たそう。
昔は本当に料理が上手だった母親。
ところが、高校生のときから人が変わったと思うほど料理がおいしくなくなったらしい。
どうして母親の料理が下手になったのか?
理由は「それか~!」といったおどろきのもの。
母親の気持ちを考えると、鼻の奥がツーンとなるほどツラかったです…
おわりに
このページでは、「間の悪いスフレ」のあらすじと面白かったところを紹介しました。
「タルト・タタンの夢」シリーズは、すべて短編集。
サラッと読めるし、おいしい料理と謎を楽しめるので、ぜひ読んでみてください▼
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「タルト・タタンの夢」シリーズの読む順番【どこからでもOK】