記事内のリンクには広告が含まれますが、記事の内容は「本が大好きな管理者」の意思で自由に書いてます^^

海外ミステリー

【鳥肌】ラストから始まる「オクトーバー・リスト」は超面白い

2022年8月9日

october-list

結論から言うと「オクトーバー・リスト」は、読み慣れるまで時間がすこしかかります。けれど、ラスト2章で鳥肌ものの衝撃を味わえるミステリーです。

この記事では、「オクトーバー・リスト」の感想と魅力を「ネタバレなし」で紹介します。

向いている人・向いていない人についても紹介しています。読もうかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

「オクトーバー・リスト」について

タイトルオクトーバー・リスト
作者ジェフリー・ディーヴァー
訳者土屋 晃
出版社文春文庫
ページ数420ページ
発売日2021年3月9日

以下、「オクトーバー・リスト」のあらすじです。

本書は最終章で始まる。娘を誘拐され、秘密リストの引き渡しを要求されたガブリエラ。隠れ家で仲間を待つ彼女がドアを開けたとき、そこにいたのは銃を手にした誘拐犯だった。だがご用心、全ては見かけ通りではない。章ごとに時間は逆行、真相が明かされるのはラスト2章!前人未到の超絶技巧サスペンス。

引用元:ジェフリー・ディーヴァー(2021年)『オクトーバー・リスト』文春文庫

「オクトーバー・リスト」が向いている人・向いていない人

「オクトーバー・リスト」が向いているのはこんな人です。

  • サスペンスミステリーが好き
  • あっと驚くミステリーが好き
  • ちょっと変わったミステリーを読みたい

反対にこんな人は「オクトーバー・リスト」はあまり向いていません。

  • 子どもが誘拐される話が苦手
  • 登場人物が少ない小説が好き
  • サクサク読める小説が好き

「オクトーバー・リスト」の魅力

「オクトーバー・リスト」の魅力は、2つ。

  • 読み進めるごとに事件の見え方が変わる
  • 後半からラストにかけての驚きの連続

読み進めるごとに事件の見え方が変わる

「オクトーバー・リスト」は、第36章からはじまり第1章で終わる、変わったミステリーです。

章ごとに時間が巻き戻っていくのですが、事件の見え方や登場人物への印象がどんどん変わっていくんです。

例えば、誘拐事件の目的、ガブリエラの印象、彼女を追う警察の印象など様々。

読み進めるごとに印象がころころ変わるので、飽きずに楽しんで読むことができるのが魅力です。

後半からラストにかけての驚きの連続

後半からラストにかけて驚きがたくさんあるのも、「オクトーバー・リスト」の魅力です。

いろいろ怪しんだり、真相を知って驚いたりと、感情が追いつきません。

序盤は「最後から始まるってことは、なにか隠れた意味があるはず…」

中盤は「この人、思ってた印象と違うな…」

第10章を切ると、「え?なんか一気に話が動いてきてて怖い」

最後は「ちょっと待って、ちょっと待って!じゃあ、あれは…!?」

読み終わった後は、鳥肌が立ってしまいました。

あらためて冒頭の第36章を読み返し、もう一度鳥肌が立ちました。

最終的に、面白いミステリーを読めた嬉しさでガッツポーズ!

ミステリー好きにはたまらない、驚きがつまった作品です。

「オクトーバー・リスト」は、密室トリックといった要素はありませんが、読むと「やられた!」と言いたくなるミステリーです。

あっと驚くミステリーが好きな人は、ぜひ読んでみてください。

-海外ミステリー
-, , , ,