毎年12月に発表される「このミステリーがすごい!」。

という人向けに、ミステリー好きの私がおすすめの作品を集めました。
どれも面白い作品なので、気になる作品があればぜひ読んでみてくださいね!
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「このミステリーがすごい!」歴代ベスト10から選んだおすすめ【10作品】
「このミステリーがすごい!」歴代ベスト10から選んだ、おすすめの10作品はこちら▼
- 名探偵と海の悪魔
- 自由研究には向かない殺人
- オクトーバー・リスト
- ヨルガオ殺人事件
- medium 霊媒探偵城塚翡翠
- 湖畔荘
- 風の影
- 魔王の島
- 絡新婦の理
- 双頭の悪魔
① 名探偵と海の悪魔
あらすじ
1634年のジャカルタ。
貿易船に、囚人として乗せられた”名探偵”とその相棒。
出航の直前、不気味な予言をつぶやいて死んだ男性。
出航後に起こるさまざまな怪事件と、現場に残された悪魔の印。
動けない名探偵に代わって、相棒が事件を捜査するが…
ミステリーあり、海の上の冒険あり、怪奇現象あり。
「名探偵と海の悪魔」は、いろんな面白さがぎゅぎゅっとつまった作品。
めっちゃ分厚いですが、飽きることなく最後までドキドキを味わえます。
怪奇現象はありますが、ホラーではないのでホラーが苦手な方も安心して読めますよ^^

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【このミス4位】「名探偵と海の悪魔」は面白すぎる船上ミステリー
② 自由研究には向かない殺人
あらすじ
資格取得のため、自由研究に取り組むことになった高校生・ピッパ。
自由研究の題材は、5年前に起きた少女の失踪事件。
当時の警察の調査で、交際相手の少年が少女を殺害したあと自殺したとされていた。
自殺した少年を知っていたピッパは、彼の無実を証明するため、ネットやSNSを使って真相を探りだすことに…
SNSやチャットをガンガン使って捜査する、今どきのミステリー。
SNSのやりとりが横文字のまま、ページに描かれています。
なので、ふだん小説を読まない方も読みやすいんです。
「自由研究には向かない殺人」は3部作になっていて、2023年7月に完結作が発売されました。
衝撃度たっぷりの3部作になっているので、ぜひ読んでみてくださいね^^
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【2023年7月最新】全3作のあらすじまとめ「自由研究には向かない殺人」シリーズ
③ オクトーバー・リスト
あらすじ
娘を誘拐された母・ガブリエラ。
隠れ家で友人を待っていると、誘拐犯があらわれた!
彼は手に持っていた銃を持ち、笑った。そして銃声が…
最終章から1章に逆行する、驚きのミステリー。
最終章からさかのぼっていくので、正直言って慣れるまではしんどいです。
けれど、そこを乗り越えると最高の衝撃を味わえます!
「なにかあるんだろう」といろいろ予想していたのですが、完全にやられました…

④ ヨルガオ殺人事件
あらすじ
「カササギ殺人事件」から2年後。
”わたし”は、ある夫婦に行方不明になった娘の捜索を依頼される。
依頼した理由は、昔”わたし”が編集した本にあった…
捜索のヒントを探すため、”わたし”は自分が編集した小説を読みなおすことに。
「カササギ殺人事件」の続編。
「カササギ殺人事件」と同じように、現実と小説、2つのミステリーを楽しめる作品です。
前作とは違い、小説は完結済み。
なので、前作「カササギ殺人事件」よりもスムーズに読めます。
特に、アガサ・クリスティーの作品が好きな方は、「ヨルガオ殺人事件」の方がハマるはず。

朗読を聴けるサブスク「オーディブル」でも聴けるので、サンプルだけでも聴いてみてください▼
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【アンソニー・ホロヴィッツ】おすすめの読む順番を紹介!
⑤ medium 霊媒探偵城塚翡翠
あらすじ
男性推理作家が知り合いの女性と訪ねたのは、女性霊媒師・城塚翡翠。
死者を視る力を持つ彼女が視たものをもとに、史郎はある殺人事件を解決する。
その後もいくつかの殺人事件を解決した2人は、ある連続殺人事件を調べることに…
王道のミステリーが好きなら「medium 霊媒探偵城塚翡翠」がおすすめ。
いろんな「ミステリーあるある」を楽しみつつ、極上ミステリーを味わえちゃいます。
シンプルに「面白いミステリーが読みたい!」という人にピッタリ。
続編も発売中なので、よかったら合わせて読んでみてください^^
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【霊媒探偵 城塚翡翠】全3作の読む順番とあらすじを紹介!
⑥ 湖畔荘
あらすじ
謹慎中の女性刑事が、祖父の家に滞在中にみつけた1軒の屋敷・湖畔荘。
その屋敷では、70年前に赤ちゃんが失踪し迷宮入りになっていた。
女性刑事が犯したある失敗と、迷宮入り事件が入り交じり、謎は深まっていく…

こんな人におすすめなのが「湖畔荘」。
迷宮入り事件に関係した人物たちの回想シーンが多いのがポイント。
ハラハラドキドキしながら真相に近づけますよ。
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【ネタバレなし】ケイト・モートン「湖畔荘」は極上のミステリー
⑦ 風の影
あらすじ
1945年、スペインのバルセロナ。
少年ダニエルは、父に連れられて「忘れられた本の墓場」へ行く。
運命の本「風の影」に感動したダニエルは、同じ作家の本を全部読みたい!と熱望。
しかし、その作家の本は謎の人物によってすべて焼かれてしまっていた…
本が大好きなミステリー好きにピッタリのミステリー。
運命の本との出会い。謎に包まれた作家。その作家の本を次々に燃やしている謎の人物。
本好きなら胸がときめかないはずがない作品です!
ミステリーではありますが、歴史や冒険要素もつまっていて、読みごたえたっぷり。

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【風の影】「忘れられた本の墓場」シリーズの特徴・読む順番
⑧ 魔王の島
あらすじ
祖母が亡くなったと知らせを受けたサンドリーヌ。
ところが、サンドリーヌは祖母に会ったことがなかった。
孤島に住み続け、娘にも孫にも会いに来なかった祖母。
祖母の遺品を整理するため、サンドリーヌは船で孤島に向かうことに。
島で感じる不気味な気配の正体は?
どうして祖母は、死ぬまで孤島に住み続けていたのか?
「魔王の島」は、ミステリーかって言われるとむずかしい作品です。
でも、めちゃめちゃ面白い!
物語に振り回されるって感覚を久しぶりに味わいました。
なにを言ってもネタバレになりそうなので、だまされたと思って読んでみてほしい作品!
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【ネタバレなし】この結末は誰にも予想できない「魔王の島」
⑨ 絡新婦の理(じょろうぐものことわり)
あらすじ
世間を騒がせる目潰し魔。
女学校に存在する秘密サークルの怪しいウワサ。
全然関係なさそうに見える2つの事件が、蜘蛛の巣のように絡み合う。
巣の中心にいるのは誰?
「姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)」からはじまる「百鬼夜行シリーズ」の5作目。
作品の世界観。複数の事件が結びつく様子。ラストの展開。
個人的に、百鬼夜行シリーズでいちばん好きな作品です。
レンガ本と言われるとおり、めちゃめちゃ分厚いですが、サクサク読めますよ^^
百鬼夜行シリーズは17年ぶりに最新長編が発売されたので、この機会に一気に読みもおすすめです。
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【2023年9月最新】京極夏彦「百鬼夜行」シリーズの読む順番まとめ!【スピンオフもあり】
⑩ 双頭の悪魔
あらすじ
大学の推理研究会のメンバーが、ある村に行ったきり帰ってこない…
彼女を迎えに行くため、村に向かった部員たち。
部長だけ彼女に会えたものの、村につながる橋が濁流にのまれてしまう。
橋が直るのを待つことにしたが、村にいる2人と残された3人が、それぞれ殺人事件に巻き込まれてしまい…
「月光ゲーム」からはじまる「学生アリスシリーズ」の3作目。
この作品の面白いところは、単なるクローズドサークルものじゃないところ。
なんとクローズドサークルの外側でも事件が起こり、2つの事件がからみあっていくんです!

シリーズものですが、「双頭の悪魔」から読んでも問題なく楽しめますよ。
「このミステリーがすごい!2024年」は、12月5日発売!
「このミステリーがすごい!2024年」が、12月5日に発売されます。
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- 京極夏彦さんの特別インタビュー
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