この記事では、20年以上前に発売された本の中から、必読の名作日本ミステリーを10冊紹介します。
- ミステリーの数がありすぎて、どれを読めばいいかわからない
- 日本のミステリーで押さえておくべき名作を知りたい
こんな人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
必読の名作日本ミステリーおすすめ10選
20年以上前に発売された本の中から、必読の名作日本ミステリーは、以下の10冊です。
- 悪魔の手毬唄
- 占星術殺人事件
- 火車
- 容疑者Xの献身
- 十角館の殺人
- 葉桜の季節に君を想うということ
- すべてがFになる
- 絡新婦の理
- 双頭の悪魔
- しあわせの書
1冊ずつ、あらすじとおすすめポイントを紹介します。
① 悪魔の手毬唄
静養のために鬼首村(おにこべむら)を訪れた金田一耕助。
そこで、やはり殺人事件に巻き込まれます。
村に伝わる不気味な手毬唄に見立てて、少女が次々に殺されてしまいます。
誰が何のために、手毬唄に見立てて殺したのか?金田一耕助が調査に乗り出します。
おすすめポイント
ミステリーの面白い要素が詰まってます!
村に伝わる手毬唄、見立て殺人、過去に起きた事件とのつながりなど、盛りだくさん。
何度読んでも面白いミステリーです。
② 占星術殺人事件
40年前の未解決事件を、名探偵・御手洗潔が追うミステリー。
その事件は、6人の女性が行方不明になったあと、日本各地で体の一部が切り取られた状態で見つかるという、衝撃的な事件。
事件前に殺された画家が、6人の女性の体から完璧な女性をつくるという計画を立てていた。
もしかして、その計画が実行されたのか…?
おすすめポイント
「東西ミステリーベスト100」で、日本部門第3位に選ばれたミステリーです。
読者への挑戦状もある、名作本格ミステリーです。
③ 火車
休職中の刑事が知り合いに頼まれたのは、婚約者を探すこと。
どうやら、彼女は自分の意思で失踪したらしい。
なぜ結婚間近になって失踪したのか?
彼女の失踪には、カード社会の闇が隠されていた。
おすすめポイント
1998年の作品ですが、「火車」で描かれるカード社会の闇は、今も変わらず。
面白いけど、胸がつまるミステリーです。
「ここで終わり?」と言ってしまうラストは必見です。
④ 容疑者Xの献身
高校の数学教師の石神が、元夫を殺してしまった隣人の母娘を助けるため、完全犯罪を計画します。
天才数学者でもある石神が立てた計画は完璧に思われた。
しかし、事件の捜査に加わったのは、石神の親友・湯川学。
湯川は、親友が立てた完全犯罪計画を暴けるのか?
おすすめポイント
直木賞と「このミステリーがすごい!」で大賞を獲得した作品。
ガリレオシリーズで最も有名で、最も面白い作品です。
映画化もされており、ラストは涙なしには見れません。
⑤ 十角館の殺人
事件の舞台は、孤島に建てられた十角形の館。
館を訪れた大学のミステリー研究会の7人が、ひとりずつ殺されていく。
おすすめポイント
たった1行で世界が変わるミステリー!
1987年に発売された作品ですが、衝撃も面白さも全く色あせない名作です。
⑥ 葉桜の季節に君を想うということ
主人公の成瀬将虎は、元私立探偵。
今は、自称・何でもやってやろう屋をしています。
知り合いの女性から、怪しい霊感商法の調査を依頼された成瀬。
そんなとき、成瀬は自殺しようとしていた女性と運命的な出会いを果たします。
おすすめポイント
いろんな賞を受賞した作品。
ある場面から世界が一変し、2度読みすること間違いなしの名作です。
⑦すべてがFになる
天才科学者・真賀田四季に会うため、大学のゼミ旅行を利用して孤島の研究所を訪れた、西之園萌絵と犀川創平。
2人が研究所を訪れた直後、真賀田四季の部屋からウエディングドレスを着た死体が現れた。
死体の両手両足は切断されていたのに、部屋は無人。
部屋の扉は何年も開いておらず、監視カメラにも侵入者の姿はない。
不可解な密室殺人に2人が挑む。
おすすめポイント
タイトルの意味がわかると、呆然としてしまうミステリーです。
登場人物たちは頭がいい人ばかり。かしこいキャラが好きな人は楽しめるはずです。
関連記事:【森博嗣】おすすめのシリーズ5つと読む順番を総まとめ!
⑧ 絡新婦の理
世間を騒がせる目潰し魔。
女学校に存在する秘密サークルの怪しいウワサ。
全然関係なさそうに見える2つの事件が、蜘蛛の巣のように絡み合う。
巣の中心にいるのは誰?
おすすめポイント
2つの事件がつながっていくのが本当に面白いミステリーです。
文庫本なのに1400ページもある作品ですが、読みやすい文章なので、案外サクサク読めますよ。
関連記事:「絡新婦の理」のあらすじとオススメポイント【2つの殺人が絡み合う】
⑨ 双頭の悪魔
大学の推理研のメンバー・マリアが、山中に孤立する村に行ったきり帰ってこない。
マリアに会うため村に向かう、4人のメンバー。
メンバーのひとりが彼女に会えたものの、村につながる橋が濁流にのまれてしまう。
橋が直るのを待とうとするが、村にいる2人と残された3人が、それぞれ殺人事件に巻き込まれてしまいます。
おすすめポイント
2つの場所で同時に殺人事件が起こるので、2倍楽しめるミステリーです。
読者への挑戦状が、3回出題されるのもポイント。ぜひ謎解きにチャレンジしてみてください。
⑩ しあわせの書
ある大きな宗教団体は、教祖の継承で問題が起こっていた。
信者も失踪してしまい、”ヨギガンジー”は超能力を見込まれ捜索を依頼される。
捜索中に見つけたのは、布教用の小冊子「しあわせの書」。
この「しあわせの書」には、ある秘密が隠されていた…
おすすめポイント
最大のポイントは、唯一無二と言える「トリック」。
トリックがわかった瞬間、きっと呆然とするはず。
200ページほどの短い本なので、騙されたと思ってぜひ読んでみてください。
まとめ
この記事では、20年以上前に発売された本の中から、必読の名作日本ミステリーを紹介しました。
紹介したのは、以下の10冊です。
- 悪魔の手毬唄
- 占星術殺人事件
- 火車
- 容疑者Xの献身
- 十角館の殺人
- 葉桜の季節に君を想うということ
- すべてがFになる
- 絡新婦の理
- 双頭の悪魔
- しあわせの書
今読んでも楽しめる本ばかりなので、気になる本があればぜひ読んでみてください。