- 面白そうな本を見つけたい
- 新しい本に出会いたい
- 読みものとしても楽しめる本がいい
こんな人向けに、おすすめのブックガイドを10冊紹介します。
目次
おすすめのブックガイド【10選】
おすすめのブックガイドは、以下の10冊です▼
- 辺境図書館
- 吉野朔実は本が大好き
- 書店はタイムマシーン
- 東西ミステリーベスト100
- 海外ミステリ・ハンドブック
- 文学効能事典
- プリズン・ブック・クラブ
- SF読書会
- 蒼林堂古書店へようこそ
- おかしな本棚
① 辺境図書館
「辺境図書館」は、作家の皆川博子さんご自身が偏愛する本を紹介したものです。
「辺境図書館」で取り上げられる本は、小説の女王・皆川博子さんが偏愛しているだけあって、かなり独特。
タイトルも作者も知らないものばかりなので、皆川博子さんファンにはもちろん、知らない本に出会いたいに人におすすめの1冊です。
「まだ知らない本がこんなにあるんだ!」
と本好きならワクワクすること間違いなし^^
続編の「彗星図書館」も発売中で、2023年7月27日には3作目の「天涯図書館」も発売予定。
「辺境図書館」が気に入ったらチェックしてみてください▼
② 吉野朔実は本が大好き
「吉野朔実は本が大好き」は、漫画家の吉野朔美さんが『本の雑誌』に連載していた、すべてのコミックエッセイをまとめたものです。
吉野朔美さんが亡くなったことを受けて、2016年に発売されました。
吉野さんとお友達が交わす本の話が、とにかく面白い!
コミックエッセイとしてはかなり分厚いですが、読んで損はありません。
新しい本に出会えたり、もっと本を読みたくなる1冊です。
③ 書店はタイムマシーン
「書店はタイムマシーン」は、作家の桜庭一樹さんの読書日記連載をまとめたものです。
桜庭一樹さんの読書日記は、全6冊のシリーズになっており、「書店はタイムマシーン」は2作目。
桜庭一樹さんが『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、『私の男』で直木賞を受賞したときの連載がまとめられています。
「書店はタイムマシーン」の特徴は
- 海外小説が多い
- 出版の裏側を知れる
ことです。
賞を受賞したときの裏側も書かれているので、本好きなら楽しめるはず。
④ 東西ミステリーベスト100
「東西ミステリーベスト100」は、
- 国内ミステリーベスト100
- 海外ミステリーベスト100
がまとめられた本。
ミステリ―ガイドとして、とりあえず読んで損はないですね^^
まだ読んでいない本を探すのはもちろん、好きなミステリーが何位にランクインしているのか、ワクワクしながら読めますよ。
⑤ 海外ミステリ・ハンドブック
「海外ミステリ・ハンドブック」は、タイトル通り「海外ミステリーを読む人向け」のガイドブック。
テーマごとに全100冊が紹介されているので、読みたい海外ミステリーがきっと見つかるはず。
これから海外ミステリーを読んでみたい人はもちろん、いろんな海外ミステリーを読みたい人にもおすすめの本です^^
⑥ 文学効能事典
「文学効能事典」は、いろんな悩みに応じておすすめの本を紹介してくれる、ちょっと変わったブックガイドです。
- 恋人と別れたとき
- 疲れているとき
といった一般的な悩みはもちろん、
- 悪魔に魂を売り渡したくなったとき
- 恋した相手が尼僧でもあきらめられないとき
など、「え、なにそのシチュエーション?」という悩みまで幅広く扱っています。
本探しはもちろん、読みものとしてもバツグンに面白いです。
⑦ プリズン・ブック・クラブ
「プリズン・ブック・クラブ」は、刑務所での読書会の様子をまとめたノンフィクションです。
紹介される本の数は多くはありません。
けれど、それぞれの本について読書会で囚人たちが語り合う様子が、とても興味深いです。
罪を犯し、自分と向き合っている彼らだからこそ、深く読み込める部分があります。
じっくり読みこめる本を探している人には、ピッタリの1冊です。
⑧ SF読書会
「SF読書会」は、作家の山田正紀さんと恩田陸さんが、SF小説について対談した様子をまとめたものです。
SF小説が苦手でも大丈夫!
いろんな本や作家が登場するので、1冊は読みたい本が見つかるはずです。
さらに面白いのが、山田さん・恩田さんの作品の裏側を知れるところ。
- どの作品をイメージして書かれたのか
- どこまで考えて書き始めたのか
など、ファンなら興奮間違いなしの1冊です。
ブックガイドとしてはもちろん、ファンブックとしても楽しめますよ。
⑨ 蒼林堂古書店へようこそ
「蒼林堂古書店へようこそ」は、ブックガイド兼ミステリー小説です。
ミステリー好きの客が、古書店で好きなミステリーを語り合い、日常で見つけた謎の真相を考えるというお話。
連作短編集ということもあり、とても読みやすい1冊です。
発売が2010年と少し前ですが、ミステリー小説が多く登場するので、ミステリー好きなら楽しめるはず。
古典ミステリーも多く登場するので、ミステリーブックガイドとしておすすめです。
⑩ おかしな本棚
「おかしな本棚」は、タイトル通り、ちょっと変わったブックガイドです。
読みたい本を探せると同時に、見ていてうっとりできる本なんです。
カテゴリーも
- 頭を真っ白にするための本棚
- 波打ち際の本棚
- 金曜日の夜の本棚
と、かなり独特。
1冊1冊を紹介するというより、本棚全体を楽しむ本になっています。
装丁がステキな本が好きななら、きっと楽しめるはずです。
おわりに
ブックガイドにおすすめの本を、10冊紹介しました。
読みたい本が1冊でも多く見つかると嬉しいです。