この記事では、おすすめの海外古典ミステリーを10冊紹介します。
今読んでも面白い作品ばかり。気になる作品があれば、ぜひ読んでみてくださいね。
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今読んでも面白い!海外古典ミステリーおすすめ10冊
おすすめの海外古典ミステリーは、以下の10冊です。
- そして誰もいなくなった
- オリエント急行の殺人
- 毒入りチョコレート事件
- 幻の女
- 皇帝のかぎ煙草入れ
- シンデレラの罠
- 七人のおば
- ママはなんでも知っている
- 人魚とビスケット
- ミステリ講座の殺人
1冊ずつ、あらすじとおすすめポイントを紹介します。
① そして誰もいなくなった
孤島に集められた10人の男女。ところが、招待主の姿は見えず…
夕食中、謎の声によって招待客たちの犯罪が暴露されます。
その後、童謡の歌詞の通りにひとりずつ殺されていき…
おすすめポイント
最も売れたアガサ・クリスティー作品です。
1939年に書かれたものですが、今読んでも超面白いです!
トリックや設定はもちろん、ぐいぐい読み進めてしまう文章は必見です。
② オリエント急行の殺人
事件の舞台は、豪華列車オリエント急行。乗客は、身分も国籍もさまざま。
その列車内で殺人事件が発生します。
ところが、すべての乗客には完璧なアリバイが…。
事件を解決するため、たまたま乗っていたエルキュール・ポアロが捜査をはじめます。
おすすめポイント
名探偵エルキュール・ポアロが登場する作品のなかで、かなり有名な作品。
テンポがいいので、ポアロ作品の1冊目にもおすすめです。
③ 毒入りチョコレート事件
迷宮入り間近の「毒入りチョコレート事件」。
試食した夫妻のうち、夫は一命を取り留めましたが、妻は死亡。
ところが、チョコレートは本当は別の人に送られたものでした…。
犯罪研究会のメンバーは、ひとりずつ自分の推理を披露していきます。
おすすめポイント
犯罪研究会のメンバーそれぞれの推理が読めるのが面白いです。
推理には、それぞれの性格や得意分野を使っているので、いろんな面で事件を推理することができます。
④ 幻の女
妻とケンカして別れた夫。その後、妻が殺されてしまいます。
夫は逮捕されてしまい、死刑執行間近。
夫のアリバイを証言できるのは、たまたま出会った変な帽子の女性だけ。
女性と行った店に尋ねても、誰も彼女を覚えていない…
夫は死刑執行までに女性を見つけ、自分の無罪を証明できるのか?
おすすめポイント
今読んでもハラハラドキドキするサスペンスミステリーです。
なんで誰も彼女を覚えていないのか?死刑執行までに本当に間に合うのか?
読み始めるとページをめくる手が止まらなくなるはずです。
⑤ 皇帝のかぎ煙草入れ
殺人容疑をかけられた女性・イヴ。
ある事情で無実を証明できないイヴは、絶体絶命。
どうすればうまく無実を証明できる?
おすすめポイント
アガサ・クリスティーがトリックに脱帽したとされる作品。
300ページほどの長さなので、だまされたと思って読んでみてください。
⑥ シンデレラの罠
「私は、探偵で証人で被害者で犯人です」
わたし・ミは火事にあい、奇跡的に生き延びたが、大やけどを負ったうえに記憶を失ってしまう。
一緒にいたドは、死んでしまった。
わたしは本当にミなの?もしかしてドなのかもしれない…
おすすめポイント
本当に1962年に書かれた本なの!?というくらい、今読んでもめちゃくちゃ面白い作品です。
ミステリー好きなら読んで損はありません。
⑦ 七人のおば
友人からの手紙で、おばが夫を殺して自殺したと知った主人公・サリー。
ところが彼女にはおばが7人もいるので、誰のことかわからない。
サリーは夫とおばたちとの過去を振り返りながら、犯人を捜そうとします。
おすすめポイント
安楽椅子探偵もののミステリーです。
自分の記憶のみで推理する、かなり変わった作品になっています。
クセが強すぎるおばたちが、読んでいてとても面白いです。
⑧ ママはなんでも知っている
刑事のデイビッドは、毎週金曜に妻と実家のママを訪れる。
食事中に話題になるのは、デイビッドが捜査中の事件。
彼の話を聞いたママは、簡単な質問をするだけで真相をあっという間に見抜いてしまう。
おすすめポイント
安楽椅子探偵ものの短編ミステリーです。
短編なのでサクサク読めるうえ、今読んでも全然古臭くありません。
安楽椅子探偵ものが好きなら、きっと楽しめるはずです。
⑨ 人魚とビスケット
実際に投稿された新聞広告をもとに書かれた小説。
「ビスケット」が「人魚」にあてた広告には、実名は書かれていなかった。
なんとか彼らに接触できた主人公は、彼らの不思議な体験を聞くことになります。
おすすめポイント
実際の新聞広告をもとにしているというのが、かなり魅力的。
彼らは誰で、どうしてあんな広告を出したのか?
漂流記あり、ミステリーあり。読み応え抜群の1冊です。
⑩ ミステリ講座の殺人
有名なミステリー作家の講座を受けるため、作家の屋敷を訪れた主人公。
その矢先、屋敷内で殺人事件が発生。
主人公は、ほかの講座参加者とともに、事件を調べることに…
おすすめポイント
犯人を捜す手がかりが、巻末に索引になっているのが面白いところ。
読者にとっても「ミステリ講座」になっている作品です。
まとめ
この記事では、おすすめの海外古典ミステリーを10冊紹介しました。
- そして誰もいなくなった
- オリエント急行の殺人
- 毒入りチョコレート事件
- 幻の女
- 皇帝のかぎ煙草入れ
- シンデレラの罠
- 七人のおば
- ママはなんでも知っている
- 人魚とビスケット
- ミステリ講座の殺人
本選びの参考になれば嬉しいです。