という人向けに、ミステリー好きの私がガチで選んだおすすめのミステリーを紹介します。
どれも面白いので、気になる作品があればぜひ読んでみてくださいね!
目次
【2023年版】ミステリー好きがガチで選んだおすすめ10作品
ミステリー好きがガチで選んだおすすめミステリーは、こちらの10作品▼
- 魔王の島
- ストーンサークルの殺人
- 絡新婦の理(じょろうぐものことわり)
- 自由研究には向かない殺人
- ヨルガオ殺人事件
- すべてがFになる
- 予告殺人
- 倒立する塔の殺人
- オクトーバー・リスト
- 湖畔荘
① 魔王の島
あらすじ
新聞記者のサンドリーヌは、ある日、祖母が亡くなったと知らせを受けます。
ところが、サンドリーヌは祖母に会ったことがありませんでした。
孤島に住み続け、娘にも孫にも会いに来なかった祖母。
祖母の遺品を整理するため、サンドリーヌは船で孤島に向かうことに。
島で感じる不気味な気配の正体は?
どうして祖母は、死ぬまで孤島に住み続けていたのか?
「魔王の島」のおすすめポイント
「魔王の島」のおすすめポイントは、ストーリーが予測不可能なこと。
あらすじからでは絶対に予想できない展開が待っています。
衝撃の展開に、読み終わったあとしばらく呆然とするはず。
読んで損はありません!
あらすじにもネタバレ要素があるので、ぜひ何も読まずにだまされたと思って読んでみてください!
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【ネタバレなし】この結末は誰にも予想できない「魔王の島」
② ストーンサークルの殺人
あらすじ
別々のストーンサークルで見つかった、3つの焼死体。
3人目の被害者の体には、なぜか停職中の主人公・ポーの名前が刻まれていた。
ポーは処分を解かれて捜査に加わることに。
有能な分析官とタッグを組んで連続殺人事件の謎を追う。
「ストーンサークルの殺人」のおすすめポイント
「ストーンサークルの殺人」のおすすめポイントは、地道な捜査がみちびく真相と魅力的なキャラ。
派手はトリックはありませんが、手がかりをひとつずつ調べて真相に迫っていく様子がワクワク満点。
事件が少しずつ進展していくので、最後まで飽きずに楽しめるんです!
有能だけど組織では浮いちゃう主人公と分析官の2人組も、最高にステキ。
朗読を聴けるサブスク「オーディブル」でも聴けるので、ぜひサンプルだけでも聴いてみてください▼
「ストーンサークルの殺人」は、続編が3冊発売されています。
面白かったら続きも読んでみてください▼
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【保存版】「ストーンサークルの殺人」シリーズの読む順番【特徴やおすすめのタイプも紹介】
③ 絡新婦の理(じょろうぐものことわり)
あらすじ
世間を騒がせる目潰し魔。
女学校に存在する秘密サークルの怪しいウワサ。
全然関係なさそうに見える2つの事件が、蜘蛛の巣のように絡み合う。
巣の中心にいるのは誰?
「絡新婦の理」のおすすめポイント
「絡新婦の理」は、京極夏彦さん「百鬼夜行」シリーズの5作目。
作品の世界観と、複数の事件がつながっていく様子が大好きな作品。
「百鬼夜行」シリーズは、今年17年ぶりの新作長編「鵼の碑(ぬえのいしぶみ)」が発売されました。
という人には、今がベストタイミングです!
「百鬼夜行」シリーズの読む順番はこちらにまとめているので、よければ参考にしてください▼
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【2023年9月最新】京極夏彦「百鬼夜行」シリーズの読む順番まとめ!【スピンオフもあり】
④ 自由研究には向かない殺人
あらすじ
資格取得のため、自由研究に取り組むことになった高校生・ピッパ。
自由研究の題材は、5年前に起きた少女の失踪事件。
当時の警察の調査で、交際相手の少年が少女を殺害したあと自殺したとされていた。
自殺した少年を知っていたピッパは、彼の無実を証明するため、ネットやSNSを使って真相を探りだすことに…
「自由研究には向かない殺人」のおすすめポイント
「自由研究には向かない殺人」のおすすめポイント。
それは、SNSやPodcastなどのツールをバンバン使って調査するところ。
ミステリーって、閉じ込められたり、何十年も前を舞台にした作品が多めです。
なので、SNSやチャットをバンバン使うのってとても新鮮でした。
もちろん、ミステリーとしてもバツグンに面白かったです!
「自由研究には向かない殺人」は3部作になっており、今年完結作が発売されました。
読む順番はこちらにまとめているので、ぜひ一気に読んでみてください▼
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【2023年7月最新】全3作のあらすじまとめ「自由研究には向かない殺人」シリーズ
⑤ ヨルガオ殺人事件
あらすじ
「カササギ殺人事件」から2年後。
”わたし”は、ある夫婦に行方不明になった娘の捜索を依頼される。
依頼した理由は、昔”わたし”が編集した本にあった…
捜索のヒントを探すため、”わたし”は自分が編集した小説を読みなおすことに。
「ヨルガオ殺人事件」のおすすめポイント
「ヨルガオ殺人事件」は、「カササギ殺人事件」という作品の続編。
有名なのも、おすすめする人が多いのも「カササギ殺人事件」のほうです。
ですが、私は「ヨルガオ殺人事件」のほうが好き!
なぜなら、モヤモヤせずに最後まで一気に読めるから。
この2つの作品は、
- 主人公が遭遇する事件
- 主人公が読む小説で起こる事件
の2つがうまーくリンクするミステリー。
「カササギ殺人事件」は、主人公が読む小説からはじまるんですが、途中で話が切れているんです。
切れてしまった話の部分を主人公が探す話なので、結末が読めるのはいちばん最後。
面白いんですが、モヤモヤしちゃうんです。
その点、「ヨルガオ殺人事件」のほうは主人公が読む小説は完結済み。
一気に読めるので、スッキリした気持ちで最後まで読めます。
朗読を聴けるサブスク「オーディブル」でも聴けるので、ぜひサンプルだけでも聴いてみてください▼
⑥ すべてがFになる
あらすじ
部屋から出てきたウエディングドレスを着た死体。
死体の両手両足は切断されていたのに、部屋は無人。
部屋の扉は何年も開いておらず、監視カメラにも侵入者の姿はない。
不可解な密室殺人の真相は?
「すべてがFになる」のおすすめポイント
「すべてがFになる」のおすすめポイントは、天才たちの会話とトリック。
「すべてがFになる」に登場する天才工学博士は、本物の天才。
彼女の言葉はどれも超カッコいい!
彼女と会話する人たちも頭がいい人だらけなので、会話を読んでいるだけでウキウキしちゃいます。
またトリックも読みごたえバツグン。
一度読んだら忘れられない作品になるはずです。
朗読を聴けるサブスク「オーディブル」でも聴けるので、ぜひサンプルだけでも聴いてみてください▼
「すべてがFになる」が面白かったら、ぜひシリーズを通して読んでみてくださいね▼
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【森博嗣】おすすめシリーズと押さえておきたい作品を厳選して紹介
⑦ 予告殺人
あらすじ
新聞の広告欄にあった殺人予告。
住人は「殺人ゲームのお知らせに違いない」と、軽い気持ちで予告時間の前に現場に集合。
予告された時間になると、部屋の明かりが消えて銃声が鳴り響いた。
誰が撃ったのか?なんのために広告をのせたのか?
「予告殺人」のおすすめポイント
「予告殺人」のおすすめポイントは、犯人の大胆な犯行とミス・マープルとの対決。
ミス・マープルは、おっとりした老婦人に見えますが、推理力はバツグン。
彼女が登場するシリーズは何作もありますが、そのなかでもかなり評価の高い作品です。
テンポがよく、サクサク読めるので、海外ミステリーをあまり読まない人にもおすすめ!
「予告殺人」が気に入ったら、ぜひほかの作品も読んでみてくださいね▼
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【全13作】ミス・マープルシリーズを最後まで楽しく読める順番を紹介【読破ずみ】
⑧ 倒立する塔の殺人
あらすじ
舞台は、戦時中のミッションスクール。
ある日ひとりの少女が亡くなり、主人公の少女は、彼女たちが回し書きしていた小説のノートを手にする。
誰がなにを書いていたのか?少女の死とのつながりは?
「倒立する塔の殺人」のおすすめポイント
「倒立する塔の殺人」のおすすめポイントは、ミステリーなのにうっとりしちゃうところ。
「倒立する塔の殺人」は、現実と小説の世界が混ざり合うミステリー。
読んでいると、だんだん自分が現実にいるのか、小説のなかにいるのか、わからなくなってきます。
物語に振り回されますが、それがうっとりするくらいステキな時間なんです。
シンプルなミステリーを求める人には、合いませんが、世界観を重視する人にはぜひ読んで欲しい作品。
作者の皆川博子さんは、ほかにもステキな作品をたくさん書いています。
おすすめの作品をまとめているので、よければ一緒にご覧ください▼
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【ハマるとヤバい】皆川博子のおすすめ作品【5選】
⑨ オクトーバー・リスト
あらすじ
娘を誘拐された母・ガブリエラ。
隠れ家で友人を待っていると、誘拐犯があらわれた!
彼は手に持っていた銃を持ち、笑った。そして銃声が…
最終章から1章に逆行する、驚きのミステリー。
「オクトーバー・リスト」のおすすめポイント
「オクトーバー・リスト」のおすすめポイントは、なんといってもラストからはじまるところ!
ラストからはじまり、時間をさかのぼっていくので、慣れるまでは大変です。
けれど、そこを乗り越えることで、特大の衝撃を味わうことができます!
あらすじに「どんでん返し」って書いてあり、いろいろ身構えてはいたのですが、完全にやられました…
ぜひ気持ちよくだまされてください!
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【鳥肌】ラストから始まる「オクトーバー・リスト」は超面白い
⑩ 湖畔荘
あらすじ
謹慎中の女性刑事が、祖父の家に滞在中にみつけた1軒の屋敷。
湖畔荘とよばれるその屋敷では、70年前に赤ちゃんが失踪し迷宮入りになった事件が起きていた。
謹慎の原因となった失敗と、迷宮入り事件が入り交じり、謎は深まっていく…
「湖畔荘」のおすすめポイント
「湖畔荘」のおすすめポイントは、過去と現実の出来事が交互に語られていくところ。
それぞれの語り手に秘密があることがほのめかされ、少しずつ秘密の内容が明らかになっていきます。
過去と現実の話が交互に進むので混乱しそうですが、リンクしながら物語が進むので、想像以上にスムーズ。
すべての謎が解ける瞬間のおろどきと喜びは、ほかのミステリーと一味違います。
複数の事件がつながるミステリーが好きな人におすすめです!
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【ネタバレなし】ケイト・モートン「湖畔荘」は極上のミステリー
おわりに
ガチでおすすめのミステリーを10冊に厳選して紹介しました。
どの作品も超面白いので、気になる作品があればぜひ読んでみてくださいね!