記事内のリンクには広告が含まれますが、記事の内容は「本が大好きな管理者」の意思で自由に書いてます^^

おすすめ本まとめ

【厳選】本当に面白い!安楽椅子探偵のミステリー【5選】

2022年10月26日

recommended-mysteries-of-the-armchair-detective-detective

「安楽椅子探偵」とは、周りから聞いた話だけで謎を解いてしまう探偵のこと。

事件現場に行ったり、関係者に話を聞きに行くといった、自分で足を動かすことが少ないのが特徴です。

この記事では、安楽椅子探偵が登場するミステリーを紹介します。

早速結論。おすすめの安楽椅子探偵ミステリーは次の5作品。

  1. 火曜クラブ
  2. ママは何でも知っている
  3. 七人のおば
  4. 青空の卵
  5. ビブリア古書堂の事件手帖

ここからは、各作品のあらすじとおすすめポイントを紹介します。

① 迷ったらコレ!「火曜クラブ」

安楽椅子探偵もので迷ったら、ミス・マープルが登場する「火曜クラブ」がおすすめ。

おすすめポイントは3つ。

  • 短編だから読みやすい
  • 後半は登場人物が変わるから飽きない
  • ミス・マープルの魅力がたっぷり

特にポイントなのは、「飽きにくさ」

同じテーマの短編集って、だんだん飽きてきますよね。

「火曜クラブ」は、前半後半で登場人物が変わります

ミス・マープルはそのまま登場しますが、また新鮮な気持ちで後半を読めますよ

「安楽椅子探偵もので、とりあえず1冊…」というときにピッタリです。

関連記事:【感想】「火曜クラブ」のあらすじとオススメポイント

② 刑事のママは名探偵「ママは何でも知っている」

シンプルで面白い安楽椅子探偵ものが読みたいなら、「ママは何でも知っている」がおすすめ。

話の流れがシンプルで読みやすい

「ママは何でも知っている」の主人公は、もちろんママ。

刑事の息子から、関わっている事件の話を聞くだけで、謎を解き明かしちゃいます。

話の流れは、息子の説明→ママの”簡単な”質問→ママが真相を話す、というシンプルなもの。

流れが決まっているので、とても読みやすいです。

冴える推理と愛情深さを持つママ

人を観察する能力がとても高いママ。だからこそ見えるものがあるんです。

一見厳しそうに思えますが、愛情深いママの名推理を、ぜひ楽しんでみてください。

関連記事:これぞ安楽椅子探偵!「ママは何でも知っている」

③ 記憶のみで謎を解き明かす「七人のおば」

ちょっと変わった安楽椅子探偵ものが読みたいときは、「七人のおば」がおすすめ。

「七人のおば」は、なんと周りから話を聞きません。

どうやって謎を解くかというと、主人公の記憶を活用します。

「七人のおば」のあらすじ

主人公の元に届いた友人からの手紙。そこには、彼女のおばが夫を殺し、自身も自殺したと書かれていました。

彼女には、おばが7人もいて、いったい誰のことを指しているのかわかりません。

彼女は夫と2人で、彼女とおばたちとの思い出を振り返ります。そのなかで、犯人は誰なのか推理していく、というお話です。

おばたちの個性が強いから、区別しやすい

おばが7人もいるなら混乱しそう…

こんな人もご安心ください。

おばたちは、個性が半端ないんです。クセも強すぎるくらいなので、「誰が誰だかわからない…」ということはありません。

記憶だけで推理する、ちょっと変わったミステリーをぜひ読んでみてください。

関連記事:「七人のおば」は変わった犯人捜しが楽しめるミステリー

④ 今の時代に刺さるミステリー「青空の卵」

ミステリー以外にも、心に刺さる要素がある小説が読みたいなら「青空の卵」がおすすめ。

多様性について考えさせられる

「青空の卵」には、今だからこそ刺さる要素があります。

それは「多様性」

近年、多様性について、大きくメディアで取り上げられています。

でも「多様性を認める」って、どういうことなんだろう?

「青空の卵」は、こんな人におすすめの本です。

人の外側にあるものを取っ払って、ひとりの人間として向き合うためのヒントがつまっています。

「青空の卵」は人が死なないミステリー

「青空の卵」では、誰かが殺されるといった事件は起こりません。

なので、「殺人事件が起こる小説は苦手…」という人も楽しめる1冊です。

「青空の卵」ミステリーですが、暗い感じはなく、あたたかい気持ちになれますよ。

⑤ ブックガイドとしてもおすすめ!「ビブリア古書堂の事件手帖」

本が登場する話が好きなら、「ビブリア古書堂の事件手帖」がおすすめ。

ブックガイドにもなる

本にまつわる謎を解き明かすミステリーなので、とにかく本がたくさん登場するんです。

探偵役が古書店の店主ということもあり、謎に直接関係ない本も、いっぱい登場します。

読みたい本を探すための「ブックガイド」としても、おすすめの本です。

本にまつわる極上ミステリー

「ビブリア古書堂の事件手帖」は、もちろんミステリーとしても面白い作品。

探偵役である古書店の店主が、本にまつわる謎を鮮やかに解く様子は、とにかくすごいです。

安楽椅子探偵のわりに、行動は多めですが、それでも基本スタイルは「話を聞くだけ」

今も続いているシリーズなので、もし気に入ったらシリーズ作品を読んでみてください。

まとめ

この記事では、安楽椅子探偵が登場するミステリーを5冊紹介しました。

  1. 火曜クラブ
  2. ママは何でも知っている
  3. 七人のおば
  4. 青空の卵
  5. ビブリア古書堂の事件手帖

気になる本があれば、ぜひ読んでみてください。

-おすすめ本まとめ