この記事では、最初の1冊におすすめの京極夏彦作品を3冊紹介します。
面白さプラス、読みやすさを重視して選びました。
これから京極夏彦さんの作品を読む人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
最初の1冊におすすめの京極夏彦作品【3冊】
最初の1冊におすすめの京極夏彦作品は、以下の3冊です。
- 魍魎の匣
- ルー=ガルー 忌避すべき狼
- 書楼弔堂 破曉
1冊ずつ、あらすじとおすすめポイントを紹介します。
① 魍魎の匣(もうりょうのはこ)
“箱”を崇める謎の教団。”箱”に詰められた少女。巨大な”箱”の建物。
それぞれは、どれも関係なさそうに思える事件。けれど、思わぬところでつながりが見つかります。
事件の謎も、事件ごとのつながり方も、最高に面白いミステリーです。
おすすめポイント
日本推理作家協会賞を受賞した作品。
シリーズ2作目ですが、1作目より読みやすいので、魍魎の匣から読むのがおすすめです。
② ルー=ガルー 忌避すべき狼
舞台は近未来。人は端末でつながり、直接会う機会はめったにありません。
主人公・牧野葉月も、月に1度のコミュニケーション研修以外は人に会わずに生活しています。
ある日、葉月の家の近所で殺人事件が発生。
知らないうちに事件に関わってしまった葉月と少女たち。
人と直接会うことに戸惑いながらも、真相に近づいていきます。
おすすめポイント
舞台が現代と似ているので、物語の世界に入りやすいです。
会話が多く、サクサク読めるのもポイント。
③ 書楼弔堂 破曉(しょろうとむらいどう はぎょう)
舞台は明治時代。
本屋に見えない本屋”書楼弔堂”には、あらゆる本がびっしり。
”書楼弔堂”を訪れる客のなかには、泉鏡花といった著名な人物もいます。
彼らがなにに悩み、店主はどんな本を売るのか?
おすすめポイント
実在の人物が登場するフィクション。楽しく明治時代のことが知れます。
お客と店主との会話は、固定観念が変わるので面白いです。
2冊目におすすめの京極夏彦作品【3冊】
「1冊目が面白かったから、2冊目も読みたい」
こんな人におすすめの2冊目を、それぞれ紹介します。
「魍魎の匣」の次は「絡新婦の理」がおすすめ
「魍魎の匣」の次は「絡新婦の理」(じょろうぐものことわり)がおすすめです。
「魍魎の匣」に登場した人物が再登場しますよ。
いろんな事件がつながっていく驚きと快感は、個人的に「魍魎の匣」以上です。
「ルー=ガルー 忌避すべき狼」の続編は「ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔」
「ルー=ガルー 忌避すべき狼」の次は、続編の「ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔」がおすすめ。
「ルー=ガルー 忌避すべき狼」で登場した少女たちが、またしても不可解な事件に巻き込まれます。
「書楼弔堂 破曉」の続編「書楼弔堂 炎昼」も面白い
「書楼弔堂 破曉」の次は、続編の「書楼弔堂 炎昼」がおすすめ。
”書楼弔堂”にいろんな人物が訪れて、「たった1冊の本」を見つけていきます。
どんな人物が登場するのかは、読んでのお楽しみです。
まとめ【京極夏彦作品は長いけど、慣れるとクセになる】
この記事では、最初の1冊におすすめの京極夏彦作品を3冊紹介しました。
- 魍魎の匣
- ルー=ガルー 忌避すべき狼
- 書楼弔堂 破曉
京極夏彦さんの作品は長いですが、文章は読みやすいです。
読み慣れてくると、長いのがクセになってきますよ。
気になる作品があれば、ぜひ読んでみてくださいね。