- もうすぐ連休
- 連休中やることないし、なにか本を読みたい
- 連休中におすすめの小説を知りたい
- 読み応えがある作品がいい
こんな人向けに、「連休中におすすめの小説」を集めました。
面白い本を読むと、休みの充実度がグーンとアップします。
連休のおとも探しにぜひ参考にしてくださいね。
目次
連休中におすすめの小説【15選】
連休中におすすめの小説は、以下の15冊です▼
- 名探偵と海の悪魔
- 自由研究には向かない殺人
- 絡新婦の理
- 百年の孤独
- 魔王の島
- 花の旅 夜の旅/聖女の島
- 薔薇の名前
- 風と共に去りぬ
- 光の帝国
- 精霊たちの家
- オクトーバー・リスト
- 予告殺人
- モモ
- 活版印刷三日月堂
- わたしを離さないで
① 名探偵と海の悪魔
舞台は、1634年のジャカルタ。
ジャカルタからアムステルダムへ向かう貿易船に、囚人として乗せられた”名探偵”とその相棒。
出航の直前、ひとりの男性が不気味な予言を口にして亡くなります。
名探偵は出航をやめるように訴えますが、貿易船のボスは無視して出航。
出航後、船のなかで不思議な事件が次々に起こります。現場に残されていたのは、悪魔の印。
部屋に閉じ込められている名探偵の代わりに、事件を捜査することになった相棒。
貿易船のボスの妻といっしょに調べていくと、次々に明らかになる悪魔と乗客の関係。
貿易船で一体なにが起こっているのか?
ポイント
ミステリーあり、海洋冒険あり、怪奇現象あり。
いろんな要素がぎゅうぎゅうに詰まった作品です。
読み応えたっぷりなので、連休中に一気に読むのがおすすめ^^
≫ 【このミス4位】「名探偵と海の悪魔」は面白すぎる船上ミステリー
② 自由研究には向かない殺人
資格取得のため、自由研究に取り組むことになった高校生・ピッパ。
自由研究の題材は、5年前に起きた少女の失踪事件。
当時の警察の調査で、交際相手の少年が少女を殺害したあと自殺したとされていた。
自殺した少年を知っていたピッパは、彼の無実を証明するため、ネットやSNSを使って真相を探りだすことに…
ポイント
SNSやメール・チャットを使って謎を解く「現代版ミステリー」。
SNSのやりとりなどがそのまま載っているので、「海外ミステリーは苦手…」という人も、読みやすい作品になっています。
このシリーズは3部作となっていて、2023年7月に完結作が発売されたばかり。
ぜひ連休中にシリーズを一気読みしてみてください^^
≫ 全3作のあらすじまとめ「自由研究には向かない殺人」シリーズ
③ 絡新婦の理
世間を騒がせる目潰し魔。
女学校に存在する秘密サークルの怪しいウワサ。
全然関係なさそうに見える2つの事件が、蜘蛛の巣のように絡み合う。
巣の中心にいるのは誰?
ポイント
めちゃめちゃ分厚いですが、ひとつひとつの文章が読みやすいので、サクサク読めます。
バラバラに見える事件がつながっていく様子は、さすが京極夏彦!という感じ。
文庫本で1,400ページあるので、連休中にじっくり読んでみてください^^
≫ 「絡新婦の理」のあらすじとオススメポイント【2つの殺人が絡み合う】
④ 百年の孤独
蜃気楼の村・マコンド。
村ができ、栄え、廃れていくまでの100年を、開拓者の一族・ブエンディア家の運命とともに描く。
ポイント
ノーベル文学賞を受賞した、G.ガルシア=マルケスの作品。
日本語版は1972年に発売され、未だに文庫化されていません。
ひとつの村がつくられ、栄え、廃れていく物語は、非日常を感じさせてくれます。
最初は読みにくいですが、とても面白いので、ぜひ連休中にチャレンジしてみてください^^
⑤ 魔王の島
新聞記者のサンドリーヌは、ある日、祖母が亡くなったと知らせを受けます。
ところが、サンドリーヌは祖母に会ったことがありませんでした。
孤島に住み続け、娘にも孫にも会いに来なかった祖母。
祖母の遺品を整理するため、サンドリーヌは船で孤島に向かいます。
島で感じる不気味な気配の正体は?
どうして祖母は、死ぬまで孤島に住み続けていたのか?
ポイント
小説に振り回されたい人は必読の本。
あらすじからは全く予想できない展開が待っています。
刺激のある読書体験は、連休を充実したものにしてくれるはず。
海外小説が苦手でも読みやすいですよ^^
≫ 【ネタバレなし】この結末は誰にも予想できない「魔王の島」
⑥ 花の旅 夜の旅/聖女の島
売れない作家が頼まれた、旅行雑誌の連載小説。
その小説が進むごとに、亡くなっていく関係者たち。
事件を解くヒントは、小説のなか?(花の旅 夜の旅)
助けを求められた修道女が向かったのは、軍艦のような孤島。
島には、修道会がつくった不良少女たちの矯正施設があった。
修道女は施設を立て直せるのか?(聖女の島)
ポイント
2つの作品を読めるお得な1冊。
「花の旅 夜の旅」はシンプルなミステリーで、「聖女の島」は幻想的なミステリーです。
幻想的でうっとりできる作品なので、ステキな時間を過ごせるはず。
⑦ 薔薇の名前
連続殺人が起きたのは、中世イタリアの修道院。
事件を解くカギは、迷宮の図書館にあるらしい。
地の宝庫である図書館で見つけた答えは?
全世界で大ベストセラーとなった、長編歴史ミステリー。
ポイント
単行本で上下巻ある、大ボリュームの作品。
長いうえに読みやすくもないので、連休中に読み終わらないかもしれません。
でも、ずっと記憶に残るほどの強烈な世界観と内容なので、読む価値は十分あります。
連休中、ひとつの作品にどっぷり漬かりたいという人におすすめ^^
⑧ 風と共に去りぬ
アメリカ南部の大農園で暮らす、16歳の少女・スカーレット。
想い人が別の人と結婚すると聞いた彼女は、やけになって別の男性と結婚してしまう。
直後にはじまった南北戦争をきっかけに、スカーレットの波乱万丈の人生がはじまる。
ポイント
文庫本で5冊と長い作品ですが、主人公・スカーレットの後ろを振り向かず前だけ見て進むので、読むほうもぐいぐい読めます。
スカーレットの姿に元気をもらえるので、連休中に休みつつ元気を出したい人におすすめ^^
⑨ 光の帝国
いろいろな種類の不思議な力を持つ、常野一族。
ものすごい記憶力や、未来を先読みする力を持った常野一族の、とっても不思議なミステリー。
ポイント
不思議な力をもつ一族のお話。
ひとつひとつの話が短いので、長い話が苦手な人も楽しく読めるはず。
いろんな力が登場するので、非現実を味わえますよ^^
「光の帝国」のなかの2つの作品については、続編も出ているので、気に入ったら読んでみてください。
「大きなひきだし」が気に入った人はこちら▼
「オセロ・ゲーム」が気に入った人はこちら▼
⑩ 精霊たちの家
予知能力のあるクラーラから3世代にわたって、女たちの運命を精霊たちが見守る家とともに描く、幻想的な物語。
ポイント
一族の物語・幻想的な話が好き、という人におすすめの作品。
精霊が登場したり、絶世の美女が登場したりするので、おとぎ話が好きなら楽しめるはずです。
⑪ オクトーバー・リスト
娘を誘拐された母・ガブリエラ。
隠れ家で友人を待っていると、誘拐犯があらわれた!
彼は手に持っていた銃を持ち、笑った。そして銃声が…
最終章から1章に逆行する、驚きのミステリー。
ポイント
「あっと驚くミステリーを読みたい!」という人におすすめの作品。
気持ちよく鮮やかにだまされるので、気分いいです。笑
連休中は面白いミステリーを読みたい、というときにぜひどうぞ^^
≫ 【鳥肌】ラストから始まる「オクトーバー・リスト」は超面白い
⑫ 予告殺人
新聞の広告欄にあった殺人予告。
住人は「殺人ゲームのお知らせに違いない」、と予告時間の前に現場に集合。
予告された時間になると、部屋の明かりが消えて銃声が鳴り響いた。
誰が撃ったのか?なんのために広告をのせたのか?
大胆な犯行をミス・マープルが解決するシリーズ最高傑作。
ポイント
「アガサ・クリスティー、読んでみようかな…」という人は、「予告殺人」からはじめるのもアリ。
ほかにも有名な作品がありますが、「予告殺人」のポイントは、新聞の広告欄という、今でも通用する設定をつかっているところ。
なので、はじめてでもすんなり話に入っていけるんです。
連休中はクリスティーに挑戦してみようかな、という人はぜひ読んでみてください^^
⑬ モモ
話を聞いてもらうと悩みが解決してしまう、という不思議な力をもつ少女・モモ。
ある日現れた灰色の男たちによって、人々は知らないうちに時間を奪われてしまう。
日々を楽しむことを忘れ、余裕がなくなっていく人々。
そんな人々を元に戻すため、モモは灰色の男たちに立ち向かっていく。
ポイント
普段バタバタでずーっと忙しい、もっと心に余裕のある人生を送りたい、という人におすすめの作品。
「モモ」は児童書なので読みやすく、かつ子どもより大人に刺さる内容になっています。
連休をなにかを変えるきっかけにしたい、という人は読んでみてください。
きっといろんなヒントが見つかるはずです^^
⑭ 活版印刷三日月堂
店主が亡くなり、長い間空き家になっていた活版印刷・三日月堂。
ある日、店主の孫娘が三日月堂の営業を再開する。
手作業で印刷する活字から、言葉のあたたかみを感じ、心があたたかくなる小説。
ポイント
イヤなニュースばっかりで心が疲れてるから、ほっこりできる話を読みたい、という人におすすめの作品。
活版印刷を使って人に想いを届ける姿は、読んでいてジーンと心があたたかくなります。
SNSに疲れたときにもピッタリです^^
⑮ わたしを離さないで
”介護人”のキャシーの仕事は、”提供者”と呼ばれる人のお世話。
介護人をまもなく辞めるキャシーが、自身のこれまでの人生を振り返り語っていく。
生まれ育った”ヘールシャム”という施設。
そこで過ごした青春の日々と出会った大事な親友。
キャシーの人生が語られていくにつれて、さまざまな真実が明らかになっていく…
ポイント
なにか心に残る本を読みたい、という人におすすめの作品。
文章は読みやすいですが、内容は重いです。
でも、読むと自分の人生や周りの景色が変わります。
いい本を読んだ、いい時間だった、という気分を味わいた人はぜひ読んでみてください^^
おわりに
連休中におすすめの本を紹介しました。
本選びの参考になると嬉しいです。