森博嗣さんの「S&Mシリーズ」。
全10作を楽しんで読める、おすすめの順番を紹介します。
ぜひ読むときの参考にしてくださいね。
目次
【森博嗣】S&Mシリーズ全10作の読む順番のおすすめ
S&Mシリーズを読むときのポイントはこちら▼
- 「有限と微小のパン」は最後がおすすめ
- 「幻惑の死と使途」と「夏のレプリカ」は同時進行なので、続けて読むのがおすすめ
- 上記以外の7作品は好きな順でOK
10作きっちり読むなら、以下の発売順に読むのがおすすめです▼
- すべてがFになる
- 冷たい密室と博士たち
- 笑わない数学者
- 詩的私的ジャック
- 封印再度
- 幻惑の死と使途
- 夏のレプリカ
- 今はもうない
- 数奇にして模型
- 有限と微小のパン
合本版として電子書籍で読めます。
という方にぴったり▼
S&Mシリーズは、すべての作品が聴く読書「Audible」に対応しています。
通勤中や、お子さんの寝かしつけなど、なにもできないけどヒマなときに耳から聴けますよ▼
S&Mシリーズで絶対におさえておきたいのは3冊
こんな方は、以下の3冊だけ読むのがおすすめです▼
- すべてがFになる
- 幻惑の死と使途
- 有限と微小のパン
今後のシリーズを読む上での大事さを基準に選びました。
とりあえずこちらの3冊だけ読めば、S&Mシリーズ以降のシリーズを楽しめます。
S&Mシリーズ全10作のあらすじ
S&Mシリーズ全10作のあらすじを、以下の発売順に紹介します▼
- すべてがFになる
- 冷たい密室と博士たち
- 笑わない数学者
- 詩的私的ジャック
- 封印再度
- 幻惑の死と使途
- 夏のレプリカ
- 今はもうない
- 数奇にして模型
- 有限と微小のパン
① すべてがFになる
あらすじ
部屋から出てきたウエディングドレスを着た死体。
死体の両手両足は切断されていたのに、部屋は無人。
部屋の扉は何年も開いておらず、監視カメラにも侵入者の姿はない。
不可解な密室殺人の真相は?
「すべてがFになる」は、孤島の研究所を舞台にした密室ミステリー。
1999年に発売された作品ですが、トリックも、研究所の設備も、まったく古臭くありません。
② 冷たい密室と博士たち
あらすじ
大学の実験室で起こった密室ミステリー。
殺されたのは男女2人の大学院生。
現場となった実験室は、外から見えるけど密室状態。
周りの目があるなか、犯人はどうやって犯行を行ったのか?
「冷たい密室と博士たち」は、発売順は違いますが、森博嗣さんのデビュー作。
目撃者がいるなかで大胆に行われる密室トリックを楽しめます。
③ 笑わない数学者
あらすじ
偉大な数学者が住む館で殺人事件が起こった。
前夜に開かれたパーティーで、庭の大きなオリオン像を消した博士。
翌日、再びオリオン像があらわれると同時に、2つの死体も見つかった。
犯人は誰?そして、オリオン像はどうやって消えた?
「笑わない数学者」は、犯人捜しよりも、登場人物たちの会話とタイトルの謎を楽しめる作品です。
特にタイトルの「笑わない数学者」に関する謎が、読み応えたっぷり。
④ 詩的私的ジャック
あらすじ
大学で起こった、女子大生連続殺人事件。
彼女たちは、ある歌詞のとおりに殺されていた。
しかも密室で。
歌詞を書き、被害者とも面識のあったロック歌手に疑いがかかるが…
「詩的私的ジャック」は、シリーズ作品のなかでもテンポが良く、サクサク読める作品です。
⑤ 封印再度
あらすじ
50年間解かれていない密室の謎。
50年後、問題となった密室で死体が発見される。
殺人事件と密室の謎にせまるミステリー。
⑥ 幻惑の死と使途
あらすじ
ショーの最中に殺された天才マジシャン。
奇跡の脱出を見せてきた彼だが、霊柩車から遺体が消えてしまう。
もしかして、これは天才マジシャンが最後に仕掛けたマジック?
「幻惑の死と使途」は、”幻”にまつわる名言が盛りだくさんの作品。
ミステリーを楽しみつつ、いろんな名言に心おどるはず。
7作目の「夏のレプリカ」と同時期に起こる事件のため、目次が奇数章のみとなっています。
⑦ 夏のレプリカ
あらすじ
夏休みに帰省した実家で誘拐されてしまった、西之園萌絵の元同級生・杜萌。
幸運にも杜萌と家族は無事だったものの、ひとり実家にいた兄が行方不明に。
杜萌たちが誘拐されたわけは?兄はいったいどこへ?
「夏のレプリカ」は、いろんな意味でシリーズでいちばんショックを受けた作品。
ほかの作品と雰囲気が違うので「あれ?」と思っても、ぜひ最後まで読んで欲しいです。
6作目の「幻惑の死と使途」と同時期に起こる事件のため、目次が偶数章のみとなっています。
⑧ 今はもうない
あらすじ
ある別荘の隣り合った部屋で、姉妹がひとりずつ殺されていた。
部屋はどちらも密室。しかも運悪く、嵐におそわれ電話も使えない…
40歳の私は、西之園嬢と協力して推理することに。
「今はもうない」は、あらすじも感想も読まずに読んで欲しい作品。
⑨ 数奇にして模型
あらすじ
模型交換会の会場で発生した密室殺人。
容疑者にあがったのは、ひとりの男性。
しかし彼は、同じころに別の場所で起きた事件の容疑者でもあった。
犯人は本当に彼なのか?
「数奇にして模型」は、2つの密室殺人の謎を楽しめる、お得感たっぷりの作品。
ページ数は多いですが、サクサク読めますよ。
⑩ 有限と微小のパン
あらすじ
友人たちとテーマパークを訪れた萌絵。
昔、死体消失事件が起きたというテーマパークで、萌絵たちは事件に巻き込まれる。
事件の裏にいるのは、天才・真賀田四季。
「有限と微小のパン」は、S&Mシリーズ完結作。
「すべてがFになる」で登場した「真賀田四季」が再登場します。
S&Mシリーズの次は「Vシリーズ」がおすすめ
こんな方には、「Vシリーズ」をおすすめします。
Vシリーズも全10作ありますが、S&Mシリーズよりはボリュームが少ないので、ぜひ読んでみてくださいね。
まとめ
森博嗣さんの「S&Mシリーズ」全10作の読む順番のおすすめを紹介しました。
S&Mシリーズを読むときのポイントはこちら▼
- 「有限と微小のパン」は最後がおすすめ
- 「幻惑の死と使途」と「夏のレプリカ」は同時進行なので、続けて読むのがおすすめ
- 上記以外の7作品は好きな順でOK
10作きっちり読むなら、以下の発売順に読むのがおすすめです▼
- すべてがFになる
- 冷たい密室と博士たち
- 笑わない数学者
- 詩的私的ジャック
- 封印再度
- 幻惑の死と使途
- 夏のレプリカ
- 今はもうない
- 数奇にして模型
- 有限と微小のパン
絶対におさえておきたいのは、以下の3冊▼
- すべてがFになる
- 幻惑の死と使途
- 有限と微小のパン
ぜひ読んでみてくださいね。