記事内のリンクには広告が含まれますが、記事の内容は「本が大好きな管理者」の意思で自由に書いてます^^

国内ミステリー

【ネタバレなし】「しあわせの書」のトリックは凄くて怖い

2022年7月14日

shiawase-no-sho

今回紹介するのは、泡坂妻夫さんの「しあわせの書」。

本の帯にはこう書かれています。

絶対にトリックを明かさないでください

わざわざ念押しするだけの理由が、確かにあるんです。

この記事では、「しあわせの書」のあらすじと魅力をネタバレなしで紹介します。

気になってるけど、読もうかどうか迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。

「しあわせの書」について

タイトルしあわせの書
―迷探偵ヨギガンジーの心霊術
作者泡坂妻夫
出版社新潮社
ページ数241ページ
発売日1987年7月31日

1987年に発売された本ですが、今も売れ続けています。

「しあわせの書」のあらすじ

以下、「しあわせの書」のあらすじです。

ある宗教団体で起こった信者の失踪事件。

ヨギガンジーは、超能力を見込まれて事件を追うことに。

捜査中に見つけたのは「しあわせの書」という布教用の冊子。

その冊子には、ある企みが隠されており…

「しあわせの書」の魅力

「しあわせの書」の魅力は、なんといっても「トリック」。

このトリックは、今までにないものです。これからも、おそらくないでしょう。

唯一のトリックと言ってもいいほどです。

トリックがわかった瞬間はすごさに衝撃を受ける

仕掛けられたトリックがわかった瞬間、驚きとともに、ゾッとしました。

本の帯に書かれていた「トリック」があまりに衝撃的だったから。

衝撃すぎて鳥肌がたったほどです。

作者の泡坂妻夫さんがマジシャンということもあり、心の準備はしていたのですが、軽々と予想を超えられました。

ほんと、よくこんなの思いついたな~

読み返すと怖くて引いちゃう

トリックがわかった後に読み返したら、怖くて引いちゃいました。

なんなんだこのトリックは?なんなんだこの本は!?

この衝撃は、絶対体験しておくべきです。

200ページほどの短い本なので、死ぬまでに読んで、この本のすごさを体験してみてください。

おまけ:読んだけどトリックがわからなかった人へのヒント

おまけとして、「しあわせの書」を読み終わったけど、トリックがわからなかったという人にヒントを紹介します。

ネタバレにならない範囲のヒントですが、念のため未読の人はご注意ください。

ヒント① トリックが書かれているページはここ!

トリックは、230~231ページに書かれています。

この2ページをじっくり読んでみてください。

特に、美保子のセリフに注目です。

ヒント② 「しあわせの書」は今持っている本のこと

トリックは作中に登場する「しあわせの書」に仕掛けられている、と書かれています。

けれど、そのトリックは「あなたが今読んでいる『しあわせの書』」にも仕掛けられているんです。

それを踏まえて、もう一度、今読んでいるページを見てみてください。

きっとトリックに気づくはずです。

-国内ミステリー