- 最新のミステリーより、ちょっと昔のミステリーが好き
- 読者への挑戦状があるミステリーが好き
「ミステリ講座の殺人」は、こんな人におすすめです。
犯人を見つける手がかりが索引になっているのが大きな特徴。自分の推理が合っているか確かめることができますよ。
この記事では「ミステリ講座の殺人」のあらすじと魅力を紹介します。
「ミステリ講座の殺人」のあらすじ
有名なミステリー作家が、小説の書き方を教えてくれるらしい。
彼女のファンである主人公は、講座を受けるため彼女の屋敷へ向かいます。
すると、屋敷で本物の殺人事件が発生。
もしかして、この事件がミステリ講座なの…?
「ミステリ講座の殺人」の魅力
「ミステリ講座の殺人」の魅力は、以下の2つです。
- ヴィンテージ感たっぷりのミステリー
- 読者へのミステリー講座にもなっている
ひとつずつ紹介しますね。
① ヴィンテージ感たっぷりのミステリー
「ミステリ講座の殺人」が発売されたのは、1937年。
アガサ・クリスティーやクロフツが活躍し、「ミステリーの黄金時代」と呼ばれた時代です。
大胆なトリックや特殊な状況といった、インパクトはありません。
けれど、手がかりをひとつずつ丁寧に集めていく、読みごたえのあるミステリーです。
ちょっと昔のミステリーが好きなら、楽しめる1冊になっています。
② 読者へのミステリー講座にもなっている
「ミステリ講座の殺人」のなかには、犯人を見つける手がかりが29こあります。
読みながら手がかりをいくつ見つけられるか?犯人を当てられるのか?
「ミステリ講座の殺人」は読者への挑戦状でもあり、手がかりも索引形式で教えてくれる「ミステリ講座」でもあります。
犯人を自分で推理したい人はもちろん、あとから手がかりを読み返したい人にもおすすめの作品です。
「ミステリ講座の殺人」をこれから読む人へ
事件が起こるまでは、ちょっとまったりしています。
「ペースが遅いな~」と思っても、事件が起こるまで我慢してください。
事件が起こると、一気に物語のスピードがあがります。
ヴィンテージ感たっぷりのミステリーを、ぜひ楽しんでください。