今回紹介するのは、ジャニス・ハレットさんの「ポピーのためにできること」。
デビュー作のこの作品は、イギリス・アメリカで高く評価されました。
かなり読みにくいけど、読み応えたっぷりな「ポピーのためにできること」。
この記事では、「ポピーのためにできること」のあらすじと魅力をネタバレなしで紹介します。
気になってるけど、読もうかどうか迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
「ポピーのためにできること」のあらすじ
小さな町で起こった悲劇とは?
町の名士の孫が難病にかかり、高額な治療費を集めるためにはじめた募金活動。
活動が進むにつれて、関係者たちにいろんな疑惑が浮かび上がる。
そしてついに悲劇が…
メールやメッセージのやりとりから見えた真相は?
「ポピーのためにできること」のおすすめポイント【2つ】
「ポピーのためにできること」のおすすめポイントは2つ。
- 現代で起こるクリスティー風の事件
- かなり長くて読みにくいけど、読み応えは抜群
ひとつずつくわしく紹介しますね。
① 現代で起こるクリスティー風の事件
「ポピーのためにできること」は、アガサ・クリスティーのミステリーで登場するような、小さな町が舞台。
その町で起こる悲劇の真相を、メールやメッセージのやりとりから推理する、という内容になっています。
「もしクリスティー風の事件が現代で起きたら?」
こんな妄想をかたちにしたのが「ポピーのためにできること」なんです。
② かなり長くて読みにくいけど、読み応えは抜群
「ポピーのためにできること」は、かなり長いです。そして読みにくい。
理由は2つ。
- 大半が、メールやメッセージなどの資料
- 登場人物が多すぎる
正直、途中でやめようかなと思ったときもありました。
けれど、後半に明らかになっていく、さまざまな事実。
読んできた資料の見方が変わったり、意外なところにヒントがあったりと、ミステリーの面白さがどんどん出てきます。
「ポピーのためにできること」は、かなり読みにくいですが、最後まで読むと「読み応えあったなー」と思える作品です。
「ポピーのためにできること」はこんな人におすすめ
「ポピーのためにできること」はこんな人におすすめです。
- アガサ・クリスティーの作品が好き
- 現代の技術が使われているミステリーが読みたい
- どんでん返しより、読者への挑戦状があるミステリーが好き
- 読み応えのあるミステリーを読みたい
「ポピーのためにできること」は、膨大な資料の山から、どんな事件なのか、真相はなにかを推理する作品。
長くて読みにくいですが、その分読んだあとに満足できるはず。
気になったら、ぜひ挑戦してみてください。