「ボタニストの殺人」は上下巻ある大ボリュームの作品ですが、長さをまったく感じさせない超面白いミステリーです。
個人的に、2024年読んだなかでいちばん面白かった!
ここでは「ボタニストの殺人」のあらすじと感想を、ネタバレなしで紹介します。
「ボタニストの殺人」のあらすじ
あらすじ
生放送中に男性ジャーナリストがいきなり倒れて死亡。
彼が受け取っていたのと同じ脅迫状と押し花が送られた議員も、殺された。
同じころ、遠く離れた場所で病理学者”エステル・ドイル”が殺人容疑で逮捕されて…
ミステリー好きにはたまらないくらい、事件が盛りだくさんの作品です。
ちなみに「ボタニストの殺人」は、<ワシントン・ポー>シリーズの5作目。
「ボタニストの殺人」から読んでも大きなネタバレはありませんが、最初から読んだ方がより楽しめます。
シリーズの読む順については、【保存版】「ストーンサークルの殺人」シリーズの読む順番【特徴やおすすめのタイプも紹介】にまとめています。
「ボタニストの殺人」の感想
「ボタニストの殺人」の面白いところは2つ▼
- 世間を巻き込んで犯行を進める犯人
- 最初から最後までまったく飽きない展開
① 世間を巻き込んで犯行を進める犯人
「ボタニストの殺人」の犯人は、警察に反抗がバレないようにこそこそするタイプではありません。
「俺を見ろ!すごいだろ!」と言わんばかりに、世間を巻き込んで大々的に犯行をすすめていくんです。
読みながら、宮部みゆきさんの「模倣犯」みたいだな~って思ってました。
「自分の頭の良さを世間に知らしめたい」タイプの犯人が出るミステリーが好きなら、楽しめるはずです。
私はめっちゃ好きなので、ずーっとニヤニヤしながら読んでました。
② 最初から最後までまったく飽きない展開
「ボタニストの殺人」は上下巻もあるのに、一切のなかだるみがないミステリーでした。
いやー、これはスゴイ。
このボリュームで最初から最後まで濃ゆい作品って、なかなかないので、まじで当たりでした。
金太郎あめみたいに、どこ読んでもめちゃ面白かったです。
「ボタニストの殺人」は、シリーズのなかでもトップの面白さだし、今年読んだミステリーのなかでも1位。
まじで読んで損しないミステリーなので、ぜひ読んでみてくださいね。