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海外ミステリー

「リヴァトン館」はいくつもの秘密が隠されたミステリー

2022年9月25日

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「リヴァトン館」は、98歳の主人公が、自分が昔メイドとして働いていた「リヴァトン館」の記憶を語るミステリーです。

この記事では「リヴァトン館」のあらすじ、魅力を紹介します。

おすすめな人も紹介しているので、読もうかどうか迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。

「リヴァトン館」のあらすじ

主人公は、98歳の女性・グレイス。彼女は、昔「リヴァトン館」でメイドとして働いていました。

館で起きた、ある悲劇的な事件が映画化されることになり、当時のことを聞かれたグレイス。

グレイスは、少しずつ思い出を語っていきます。ずっと秘めていた事件の真相は隠しながら…

「リヴァトン館」の魅力

私が読んで感じた「リヴァトン館」の魅力は、以下の3つです。

  • お屋敷で起こった悲劇的な事件
  • 物語にちりばめられた謎
  • メイド視点で語られるお屋敷の生活や秘密

ひとつずつ紹介します。

魅力① お屋敷で起こった悲劇的な事件

「リヴァトン館」の魅力のひとつは、「お屋敷で起こった悲劇的な事件」です。

事件が起きたのは、1924年。

パーティの夜、屋敷のそばの湖で自殺した男性。目撃していたのは、ふたりの姉妹だけでした。

ただし、主人公のグレイスによると、その事件には”ある秘密”が隠されているらしく…

グレイスがずっと隠し続けてきた”ある秘密”とはなんなのか?

物語の最後に明らかにされますが、まさに悲劇。

たった一言あれば悲劇は防げたのに…

読み終わったあとに、いろんなシーンがよみがえり、じわじわと心にしみました。

魅力② 物語にちりばめられた謎

「物語にちりばめられた謎」も「リヴァトン館」の魅力のひとつです。

最大の謎である「悲劇的な事件の真相」は、最後に明かされます。

けれど、その間にも、多くの謎がちりばめられ、答えが少しずつ明かされていくんです。

小出しに明かされていくので、最後まで飽きずに読めるのもポイント。

本当に謎がたくさん出てくるので、1冊の満足度はとても高いです。

魅力③ メイド視点で語られるお屋敷の生活や秘密

「リヴァトン館」は、メイドの視点でお屋敷の出来事が語られていきます。

お屋敷の住人ではないけれど、いろんな秘密を知れる距離にいるメイド。

彼女の視点でお屋敷の内部を知れるのが、「リヴァトン館」の魅力のひとつ。

メイドとして、執事や他のメイドたちと取り組むパーティの準備。仕事中に耳にしたご主人一家の現状。年が近いこともあり、距離を近づけていくメイドと姉妹。

お屋敷から出ないのに、たくさんのことを見聞きしていく様子が、読んでいてとても楽しいです。

「リヴァトン館」はこんな人におすすめ

「リヴァトン館」がおすすめなのは、こんな人です。

  • お屋敷を舞台にしたミステリーが好き
  • 殺人事件じゃないミステリーが好き

「リヴァトン館」はミステリーですが、警察や探偵が登場するような殺人事件は起きません。

隠してきた秘密が明らかになる、といったミステリーです。

「リヴァトン館」には、いくつもの秘密が登場し、読み進める中で少しずつ明かされていきます。

秘密が明らかになるミステリーが好きなら、きっと楽しめるはずです。

まとめ

この記事では「リヴァトン館」のあらすじと魅力を紹介しました。

「リヴァトン館」が面白かったら、同じくケイト・モートンさんが書いた「湖畔荘」もおすすめです。【ネタバレなし】ケイト・モートン「湖畔荘」は極上のミステリーでくわしく書いているので、よければこちらもどうぞ。

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