- 「精霊たちの迷宮」ってどんな話?
- どんな人におすすめ?
こんな人に向けて、この記事では「精霊たちの迷宮」のあらすじ・特徴・こんな人におすすめというのを紹介します。
「精霊たちの迷宮」が気になるけど、読もうかどうか迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
「精霊たちの迷宮」のあらすじ
舞台は、1959年のイタリア・マドリード。
捜査員・アリシアは、失踪した大臣の捜索を依頼される。
彼の家で見つけたのは、「精霊たちの迷宮」という謎の本。
その本について調べるうちに、アリシアは巨大な陰謀に近づいていく…
「精霊たちの迷宮」の特徴
「精霊たちの迷宮」の特徴は、次の3つ。
- 「忘れられた本の墓場」シリーズの完結作
- サスペンス要素が多いミステリ―
- 登場人物たちの意外なつながりを楽しめる
ひとつずつ解説しますね。
① 「忘れられた本の墓場」シリーズの完結作
「精霊たちの迷宮」は、4作にわかれた「忘れられた本の墓場」シリーズの完結作です。
これまでの3作とのつながりがすべて明らかになる作品。
けれど、「忘れられた本の墓場」はどの作品から読むかで、物語の見え方が変わる不思議なシリーズです。
ネタバレはありますが「精霊たちの迷宮」から読んでも楽しめます。
「精霊たちの迷宮」を読んだ後だと、ほかのシリーズ作がグッと読みやすくなる、というメリットがありますよ。
ネタバレが絶対に嫌な人は1作目「風の影」から読むのがおすすめです。
関連記事:【風の影】「忘れられた本の墓場」シリーズの特徴・読む順番
② サスペンス要素が多いミステリ―
「精霊たちの迷宮」は、ミステリ―要素はありますがかなり少なめ。
サスペンス要素が大部分を占めています。
事件を追う主人公と、その主人公を追う謎の人物…というストーリーが好きな人は、楽しめる内容になっています。
反対に、密室トリックや名探偵が登場するミステリ―が好きな人は、あまり楽しめないと思います。
③ 登場人物たちの意外なつながりを楽しめる
「精霊たちの迷宮」は、登場人物が多い作品。
いろんな人が登場し、登場人物たちの意外なつながりを楽しめます。
「え、あの人とあの人がつながってたの?」
「うわー!ここであの人が出てくるのか~!」
こういった、意外なつながりが出てくる作品が好きな人にピッタリの作品です。
反対に、登場人物が多い話が苦手な人は楽しめないかもしれません。
「精霊たちの迷宮」はこんな人におすすめ
「精霊たちの迷宮」はこんな人におすすめです。
- 「忘れられた本の墓場」シリーズを読んできた
- トリックや名探偵が登場しないミステリ―が好き
- サスペンス要素が多い話が好き
- 怪しい女性が主人公の話が好き
「忘れられた本の墓場」シリーズを読んだことがなくても大丈夫。
ほかの3つのポイントに当てはまれば、「精霊たちの迷宮」を楽しんで読めますよ。
反対に、以下のポイントに当てはまる人は、「精霊たちの迷宮」をあまりおすすめしません。
- トリックや名探偵が登場するミステリ―が好き
- 海外小説は読まない
- 登場人物が多い話が苦手
「精霊たちの迷宮」は上下巻ある長い作品なので、海外小説をあまり読まない人は挫折する可能性が高いです。
まとめ
この記事では「精霊たちの迷宮」のあらすじ・特徴・こんな人におすすめというのを紹介しました。
以下の記事で「忘れられた本の墓場」シリーズのおすすめの読む順番やあらすじを紹介しています。
よければ参考にしてみてください。
関連記事:【風の影】「忘れられた本の墓場」シリーズの特徴・読む順番