「あぁ~、最高の時間だった」
ケイト・モートンさんの「湖畔荘」を読み終えた感想です。
ステキなミステリーを楽しみたい方に、全力でおススメできる「湖畔荘」。
この記事では、「湖畔荘」のあらすじと魅力をネタバレなしで紹介します。
「湖畔荘」について
以下、あらすじです。
ある問題を起こし、謹慎中の女性刑事。
自宅から離れた祖父の家で過ごしていると、近くに湖畔荘という古い屋敷を発見する。
そこでは70年前に赤ちゃんが失踪する未解決事件が発生していた。
迷宮入りになった事件に興味をもった彼女は、事件を調べ始めることに。
時はさかのぼり、70年前…
ある女性が激しい雨のなか、なにかを湖畔荘の森に埋めていた。
女性刑事が抱える事件と、70年前の未解決事件が交わりあっていくミステリーです。
「湖畔荘」の魅力
「湖畔荘」の魅力は何と言っても「読者を飽きさせない構成」です!
どんでん返しが起こるミステリーは、最後まで読むとすごく面白いです。
けれど、最後まで読まないと面白さがわからず、途中で飽きてしまうこともあります。
「湖畔荘」は、この「飽きる」ということが起きません。
なぜなら、マンガのように各章に見どころがあるから。
各章に見どころがあり、ページをめくる手が止まらない
最初は、謎の人物が何かを埋めるところから始まるワクワク感。
途中は、捜査が進展したり、登場人物の秘密がほのめかされる、ドキドキ感。
思わぬ証言や証拠が見つかり、それまでの仮説が一気に崩れることもあり、ページをめくる手がとまりません。
訳アリな2人の主人公の秘密が徐々に明かされる
「湖畔荘」の主人公は2人の女性。
2人とも、なにかしらの秘密を抱えていることが冒頭でほのめかされます。
彼女たちの秘密は、事件の捜査が進む中で徐々に明かされていきます。
その明かされ方が、本当にステキ。
すべての謎が、最後に一気に明かされるミステリーも面白いです、
けれど、徐々に明かされていくミステリーも、読んでいてとてもワクワクします。
「湖畔荘」はこんな人にオススメ
「湖畔荘」はこんな人にオススメです。
- 謎が徐々に明かされていくミステリーが好き
- 複数の事件が絡み合うミステリーが好き
- 女性の強さやもろさが描かれた話が好き
- とにかく面白いミステリーが読みたい
- 長くて読みごたえがあるミステリーが読みたい
「湖畔荘」は単行本も文庫本も、上下巻あります。
長い作品ですが、海外ミステリーに抵抗のない人なら絶対楽しめる作品なので、ぜひ読んでみてください。