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海外ミステリー

【ネタバレなし】ケイト・モートン「湖畔荘」は極上のミステリー

2022年7月29日

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「あぁ~、最高の時間だった」

ケイト・モートンさんの「湖畔荘」を読み終えた感想です。

ステキなミステリーを楽しみたい方に、全力でおススメできる「湖畔荘」。

この記事では、「湖畔荘」のあらすじと魅力をネタバレなしで紹介します。

「湖畔荘」について

以下、あらすじです。

ある問題を起こし、謹慎中の女性刑事。

自宅から離れた祖父の家で過ごしていると、近くに湖畔荘という古い屋敷を発見する。

そこでは70年前に赤ちゃんが失踪する未解決事件が発生していた。

迷宮入りになった事件に興味をもった彼女は、事件を調べ始めることに。

時はさかのぼり、70年前…

ある女性が激しい雨のなか、なにかを湖畔荘の森に埋めていた。

女性刑事が抱える事件と、70年前の未解決事件が交わりあっていくミステリーです。

「湖畔荘」の魅力

「湖畔荘」の魅力は何と言っても「読者を飽きさせない構成」です!

どんでん返しが起こるミステリーは、最後まで読むとすごく面白いです。

けれど、最後まで読まないと面白さがわからず、途中で飽きてしまうこともあります。

「湖畔荘」は、この「飽きる」ということが起きません。

なぜなら、マンガのように各章に見どころがあるから。

各章に見どころがあり、ページをめくる手が止まらない

最初は、謎の人物が何かを埋めるところから始まるワクワク感。

途中は、捜査が進展したり、登場人物の秘密がほのめかされる、ドキドキ感。

思わぬ証言や証拠が見つかり、それまでの仮説が一気に崩れることもあり、ページをめくる手がとまりません。

訳アリな2人の主人公の秘密が徐々に明かされる

「湖畔荘」の主人公は2人の女性。

2人とも、なにかしらの秘密を抱えていることが冒頭でほのめかされます。

彼女たちの秘密は、事件の捜査が進む中で徐々に明かされていきます。

その明かされ方が、本当にステキ。

すべての謎が、最後に一気に明かされるミステリーも面白いです、

けれど、徐々に明かされていくミステリーも、読んでいてとてもワクワクします。

「湖畔荘」はこんな人にオススメ

「湖畔荘」はこんな人にオススメです。

  • 謎が徐々に明かされていくミステリーが好き
  • 複数の事件が絡み合うミステリーが好き
  • 女性の強さやもろさが描かれた話が好き
  • とにかく面白いミステリーが読みたい
  • 長くて読みごたえがあるミステリーが読みたい

「湖畔荘」は単行本も文庫本も、上下巻あります。

長い作品ですが、海外ミステリーに抵抗のない人なら絶対楽しめる作品なので、ぜひ読んでみてください。

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