「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」は、事件の深刻さのわりに、あっさりしすぎた印象ですが、読書会の雰囲気が楽しめる作品です。
この記事では「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」のあらすじと特徴を紹介します。
こんな人におすすめというのも紹介しているので、読もうかどうか迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」のあらすじ
以下、「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」のあらすじです。
ミステリー、特にアガサ・クリスティーが好きな姉妹がつくった読書会。
集まったのは、性別も職業もバラバラの5人。
しかし、2回目の読書会でメンバーが1人行方不明に…
姉妹は他のメンバーと共に素人探偵をはじめることに。
「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」の特徴
「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」の特徴は、以下の3点です。
- ミステリー好きの理想の読書会
- クリスティー作品が多数登場
- 素人探偵が事件を捜査
特徴① ミステリー好きの理想の読書会
「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」は、ミステリー好きで集めた読書会が舞台になっています。
ミステリー専門の読書会があったらいいな、参加してみたいな、と思いますが、現実には難しいですよね。
そんなミステリー好きの理想とする読書会の様子を楽しめるのが、大きな魅力。
性別も職業もバラバラな人たちが、ミステリーの話で盛り上がる…
読むだけで、自分の夢が叶ったような気分になりますよ。
特徴② クリスティー作品が多数登場
アガサ・クリスティーの作品が多く登場するのも、「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」の魅力。
読書会の課題本もクリスティー作品。行方不明になったメンバーの車から見つかったのもクリスティー作品。
しかも本のタイトルが登場して終わり、ではありません。
作品の舞台や背景、作中のポアロのセリフなども捜査のヒントとして登場するんです。
未読の作品は読んでみたくなるし、読んだことがあっても再読したくなりますよ。
特徴③ 素人探偵が事件を捜査
「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」は、素人探偵が事件を捜査するミステリーです。
読書会での出来事、行方不明になったメンバーの家族への聞き込みなどから、捜査を進めていきます。
もちろん刑事や本物の探偵ではないので、操作はスムーズに進みません。
それでも、読書会のメンバー同士で情報を共有しながら、真相に近づいていきます。
素人探偵が活躍する作品が好きなら、楽しめる1冊です。
「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」はこんな人におすすめ
「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」がおすすめなのは、こんな人です。
- クリスティー作品が好き
- 素人探偵が活躍するミステリーが好き
反対に、こんな人は「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」はあまりおすすめできません。
- 軽いタッチのミステリーは苦手
- 素人探偵ものが苦手
「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」は、素人探偵ものということもあり、表現があっさりしすぎている印象です。
また、人のプライベートにガンガン突っ込んでいくので、読んでいて合わないと感じる人もいると思います。
ライトなミステリーより本格的なミステリーが好きな人は、あまりおすすめできません。
まとめ
この記事では「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」のあらすじと特徴を紹介しました。
サクッと読めるミステリーを読みたいときは、「マーダー・ミステリ・ブッククラブ」を読んでみてください。