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【国内編】このミステリーがすごい!過去10年の大賞作品まとめ

2022年8月7日

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「このミステリーがすごい!2023年版」が先日発売されました。

この記事では、「このミステリーがすごい!」国内編の大賞作品を、過去10年にさかのぼって紹介します。

2023年版から2014年版までの1位はこちら。

  • 「爆弾」(2023年)
  • 「黒牢城」(2022年)
  • 「たかが殺人じゃないか(昭和24年の推理小説)」(2021年)
  • 「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」(2020年)
  • 「それまでの明日」(2019年)
  • 「屍人荘の殺人」(2018年)
  • 「涙香迷宮」(2017年)
  • 「王とサーカス」(2016年)
  • 「満願」(2015年)
  • 「ノックス・マシン」(2014年)

ここからは、各作品のあらすじを紹介します。気になる作品や、見逃していた作品があれば、読んでみてください。

また、「このミステリーがすごい!2023年版」では2位以降の作品や、大賞となった作品の作者のインタビューも載っています。

年末年始に読む本探しに活用するのもアリです。

関連記事:年末年始はがっつり読書!そんな人におすすめの小説10選

2023年大賞「爆弾」(呉 勝浩)

キャッチコピーはこちら。

爆弾魔のクイズが導くのは――
令和のハンニバル・レクターが
人間の仄暗い願望を暴き出す!

引用元:『このミステリーがすごい!』編集部 編(2022年)『このミステリーがすごい!2023年版』宝島社(21ページ)

「ハンニバル・レクター」は「羊たちの沈黙」などの作品に登場する人物。精神科医ですが、連続殺人犯でもあります。

彼のような存在が、なにを仕掛け、どんな闇を引き出すのか?

「羊たちの沈黙」が好きなら楽しめると思います。

2022年大賞「黒牢城」(米澤 穂信)

「黒牢城」は、第166回直木賞も受賞した作品。

本能寺の変の4年前、織田信長に反旗をひるがえした「荒木村重」を主人公とした歴史ミステリーです。

2021年大賞「たかが殺人じゃないか(昭和24年の推理小説)」(辻 真先)

「たかが殺人じゃないか(昭和24年の推理小説)」は、昭和24年を舞台にした青春ミステリー。

学校の制度が変わり、戸惑いながら高校生活を送る少年が主人公です。

彼は、夏休み中に2つの殺人事件に巻き込まれ、謎に挑むことに…。

シリーズ1作目の「深夜の博覧会(昭和12年の探偵小説)」も読むと、より楽しめるはず。

2020年大賞「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」(相沢 沙呼)

「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」は、2020年の本屋大賞にもノミネートされた作品。

推理作家の香月史郎が、霊媒師の城塚翡翠と出会い、協力して事件を解決していくミステリーです。

マジシャンでもある作者のトリックを、ぜひ楽しんでください。

2019年大賞「それまでの明日」(原 りょう)

「それまでの明日」は、<沢崎>シリーズの5作目。前作からなんと14年ぶりの続編!

金融会社の社長からの依頼で、ある女将の身辺調査をはじめる沢崎。けれど彼女はすでに死亡。彼女の妹が跡を継いでいました。

はたして調査対象は姉?それとも妹?調べるうちに、依頼人が失踪し、金融がらみの事件に巻き込まれるというミステリーです。

シリーズものなので、1作目の「そして夜は甦る」から読むと、より楽しめるはず。

2018年大賞「屍人荘の殺人」(今村 昌弘)

事件の舞台は、映画研究会の夏合宿が行われた「屍人荘」。

そこで起こる連続殺人事件の真相を解き明かすミステリーです。

作品のインパクトがとても強い作品です。

2017年大賞「涙香迷宮」(竹本 健治)

「涙香迷宮」は、いろは歌を使った「言葉のミステリー」です。

明治時代を生きた女性「黒岩涙香」が遺した最高難度の暗号。その解読に、天才囲碁棋士が挑んでいくという話です。

2016年大賞「王とサーカス」(米澤 穂信)

「王とサーカス」は、2022年に大賞を受賞した「黒牢城」の作者である米澤穂信さんの作品です。

主人公は新聞社をやめたばかりの女性。彼女が新たに受けたのは旅行雑誌の取材。行先はネパール。

彼女が取材をはじめようとすると、王族が殺害される事件に遭遇してしまうというミステリーです。

「王とサーカス」は「さよなら妖精」の10年後を描いた作品。なので、先に「さよなら妖精」を読むと、より楽しめますよ。

2015年大賞「満願」(米澤 穂信)

「満願」は、2022年と2016年に大賞を受賞した米澤穂信さんの作品です。

「満願」は6作のミステリーが収録された短編集。

どの作品も、登場人物の「人生をかけた大きな願い」がポイントになっています。

2014年大賞「ノックス・マシン」(法月 綸太郎)

「ノックス・マシン」は、主人公が書いた「ノックスの十戒」をテーマにした論文が、軸となって描かれるミステリーです。

「ノックスの十戒」とは、イギリスの作家ロナルド・ノックスが発表した探偵小説のルールのことです。

まとめ

この記事では「このミステリーがすごい!」で国内部門の大賞を受賞した作品を、過去10年にさかのぼって紹介しました。

2023年版から2014年版までの1位はこちら。

  • 「爆弾」(2023年)
  • 「黒牢城」(2022年)
  • 「たかが殺人じゃないか(昭和24年の推理小説)」(2021年)
  • 「medium 霊媒探偵 城塚翡翠」(2020年)
  • 「それまでの明日」(2019年)
  • 「屍人荘の殺人」(2018年)
  • 「涙香迷宮」(2017年)
  • 「王とサーカス」(2016年)
  • 「満願」(2015年)
  • 「ノックス・マシン」(2014年)

海外編は【海外編】このミステリーがすごい!過去10年の大賞作品まとめで紹介しています。よければこちらもどうぞ。

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