「このミステリーがすごい!2023年版」が先日発売されました。
この記事では、「このミステリーがすごい!」海外編の大賞作品を、過去10年にさかのぼって紹介します。
2023年版から2014年版までの1位はこちら。
- 「われら闇より天を見る」(2023年)
- 「ヨルガオ殺人事件」(2022年)
- 「その裁きは死」(2021年)
- 「メインテーマは殺人」(2020年)
- 「カササギ殺人事件」(2019年)
- 「フロスト始末」(2018年)
- 「熊と踊れ」(2017年)
- 「スキン・コレクター」(2016年)
- 「その女アレックス」(2015年)
- 「11/22/63」(2014年)
ここからは、各作品のあらすじを紹介します。気になる作品や、見逃していた作品があれば、読んでみてください。
また、「このミステリーがすごい!2023年版」では2位以降の作品や、大賞となった作品の作者のインタビューも載っています。
年末年始に読む本探しに活用するのもアリです。
関連記事:年末年始はがっつり読書!そんな人におすすめの小説10選
目次
- 2023年大賞「われら闇より天を見る」(クリス・ウィタカ―)
- 2022年大賞「ヨルガオ殺人事件」(アンソニー・ホロヴィッツ)
- 2021年大賞「その裁きは死」(アンソニー・ホロヴィッツ)
- 2020年大賞「メインテーマは殺人」(アンソニー・ホロヴィッツ)
- 2019年大賞「カササギ殺人事件」(アンソニー・ホロヴィッツ)
- 2018年大賞「フロスト始末」(R・D・ウィングフィールド)
- 2017年大賞「熊と踊れ」(アンデシュ・ルースルンド、ステファン・トゥンベリ)
- 2016年大賞「スキン・コレクター」(ジェフリー・ディーヴァー)
- 2015年大賞「その女アレックス」(ピエール・ルメートル)
- 2014年大賞「11/22/63」(スティーヴン・キング)
- まとめ
2023年大賞「われら闇より天を見る」(クリス・ウィタカ―)
キャッチコピーはこちら。
30年前の事件が落とす影――
痛ましい悲劇に身を投げられた
13歳の少女の運命とは?引用元:『このミステリーがすごい!』編集部 編(2022年)『このミステリーがすごい!2023年版』宝島社(45ページ)
結構重いテーマのミステリーのようなので、心が元気なときに読むのをおすすめします。
2022年大賞「ヨルガオ殺人事件」(アンソニー・ホロヴィッツ)
「ヨルガオ殺人事件」は、2019年に大賞を受賞した「カササギ殺人事件」の続編です。
「カササギ殺人事件」と同じく、アガサ・クリスティーへのオマージュ作品となっています。
2021年大賞「その裁きは死」(アンソニー・ホロヴィッツ)
「その裁きは死」は、2020年に大賞を受賞した「メインテーマは殺人」の続編。
ある弁護士が、担当した裁判の相手方が発した脅しの内容と似た手口で殺害されます。
弁護士が殺される前に口にした言葉の意味は?誰が殺したのか?王道の犯人当てミステリーです。
感想は【感想】「その裁きは死」は前作よりクセがなくて読みやすいで紹介しています。
2020年大賞「メインテーマは殺人」(アンソニー・ホロヴィッツ)
殺された資産家の老婦人は、その日、自分の葬儀の手配をしていました。
彼女は自分の死を予期していたのか?ミステリーの魅力がつまった犯人当てを楽しめる作品です。
感想は、【感想】「メインテーマは殺人」は完全にフェアなミステリーからどうぞ。
2019年大賞「カササギ殺人事件」(アンソニー・ホロヴィッツ)
「カササギ殺人事件」は、2019年の本屋大賞翻訳小説部門1位も受賞した作品です。
主人公が読んだ「カササギ殺人事件」の原稿は未完!足りない原稿を探そうとすると、現実の殺人事件も発生。
小説と現実という、2つの犯人当てミステリーなんです。
アガサ・クリスティーへのオマージュ作品なので、クリスティーが好きな人にはおすすめです。
感想は、構成が憎らしい!「カササギ殺人事件」の面白いところ【4つ】からどうぞ。
2018年大賞「フロスト始末」(R・D・ウィングフィールド)
「フロスト始末」は、<フロスト警部>シリーズの完結作です。最大のピンチに陥ったフロスト警部が活躍する作品です。
「フロスト始末」までに5作品発売されているので、1作目から読むとさらに楽しめますよ。
2017年大賞「熊と踊れ」(アンデシュ・ルースルンド、ステファン・トゥンベリ)
「熊と踊れ」は、スウェーデンを震撼させた現実の事件をモデルにしたミステリーです。
2016年大賞「スキン・コレクター」(ジェフリー・ディーヴァー)
「スキン・コレクター」は、<リンカーン・ライム>シリーズの11作目です。
毒で掘られたタトゥーによって殺された被害者。ライムが書いた本を参考にしたと思われる犯人。現場になんの証拠も残していない犯人を追うミステリーです。
1作目の「ボーン・コレクター」から読むと、より楽しめると思います。
2015年大賞「その女アレックス」(ピエール・ルメートル)
「その女アレックス」は<カミーユ警部>シリーズの2作目です。
ある男性に監禁された女性が脱出を試みますが、彼女の秘密が明かされた瞬間に物語の見え方がいっぺんに変わるミステリーです。
心が弱っているときに読むとかなりしんどい作品です。元気なときに読んでください。
また、1作目「悲しみのイレーヌ」の結末が明かされています。未読の方はご注意ください。
2014年大賞「11/22/63」(スティーヴン・キング)
「11/22/63」は、上・中・下と3冊もある長い作品です。
11/22/63、つまり1963年11月22日。ケネディ大統領の暗殺を阻止するため、主人公が過去へ旅立つというミステリーです。
まとめ
この記事では「このミステリーがすごい!」で海外部門の大賞を受賞した作品を、過去10年にさかのぼって紹介しました。
2023年版から2014年版までの1位はこちら。
- 「われら闇より天を見る」(2023年)
- 「ヨルガオ殺人事件」(2022年)
- 「その裁きは死」(2021年)
- 「メインテーマは殺人」(2020年)
- 「カササギ殺人事件」(2019年)
- 「フロスト始末」(2018年)
- 「熊と踊れ」(2017年)
- 「スキン・コレクター」(2016年)
- 「その女アレックス」(2015年)
- 「11/22/63」(2014年)
国内編は、【国内編】このミステリーがすごい!過去10年の大賞作品まとめで紹介しています。よければこちらもどうぞ。