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海外ミステリー

すべてのカギを握るのはシルクハット「ローマ帽子の秘密」

2023年4月16日

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今回紹介するのは、エラリー・クイーンさんの「ローマ帽子の秘密」。

1929年に発売された【国名シリーズ】の1作目。

100年近く前の作品ですが、今読んでも面白いミステリーです。

この記事では、「ローマ帽子の秘密」のあらすじとおすすめポイントを、ネタバレなしで紹介します。

気になってるけど、読もうかどうか迷っている人は、ぜひ最後までご覧ください。

「ローマ帽子の秘密」のあらすじ

舞台中に劇場で発見された、悪徳弁護士の死体。

死体からは、弁護士のシルクハットが消えていた

劇場も観客の所持品も探したけれど、どこにも見当たらない…

シルクハットはどこへ?そして、誰がなんのために殺したのか?

クイーン警視と息子のエラリーが見つけた真相は?

「ローマ帽子の秘密」のおすすめポイント【2つ】

「ローマ帽子の秘密」のおすすめポイントは2つ。

  1. 名警視なのに息子大好きなクイーン警視が魅力的
  2. すべてのカギを握る「シルクハット」

ひとつずつくわしく紹介しますね。

① 名警視なのに息子大好きなクイーン警視が魅力的

「ローマ帽子の秘密」で探偵役として登場するのは、リチャード・クイーン警視と息子・エラリーの2人。

リチャードは、洞察力・記憶力・判断力をそなえた名警視です。

警視としては超一流で、貫禄もたっぷりなリチャードですが、息子のことになると表情が一変

息子の有能さをほめて、息子がそばにいないと不安になってしまいます。

「ローマ帽子の秘密」は、そんなリチャードの魅力をたっぷり味わえる作品となっています。

読むと、リチャードがお気に入りキャラになるはず。

② すべてのカギを握る「シルクハット」

「ローマ帽子の秘密」で、すべてのカギを握っているのは「シルクハット」

被害者の服装からして、必ずかぶっていたはずのシルクハットが無くなっていました。

現場となった劇場をくまなく探しても、どこにもない。

さらに、別のシルクハットも事件を解くヒントとして登場します。

最初から最後まで事件のカギを握る「シルクハット」。

本格ミステリ好きなら、たまらない展開を楽しめますよ。

「ローマ帽子の秘密」はこんな人におすすめ

「ローマ帽子の秘密」はこんな人におすすめです。

  • 読者への挑戦がある、本格ミステリが好き
  • 昔の海外ミステリーが好き
  • 探偵が登場するミステリーが好き
  • あるアイテムが事件のカギになるミステリーが好き

前半は説明が多く、少し読みにくいですが、後半はサクサク読めます。

関係者たちの裏の顔がどんどんわかってきて、ページをめくる手が止まらなくなるはず。

気になったら、ぜひ読んでみてくださいね。

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