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海外ミステリー

「七人のおば」は変わった犯人捜しが楽しめるミステリー

2022年7月18日

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今回紹介するのは、パット・マガーさんの「七人のおば」。

「七人のおば」は、ちょっと変わった犯人捜しのミステリーです。

この記事では、「七人のおば」のあらすじとオススメポイントをネタバレなしで紹介します。

「七人のおば」について

タイトル七人のおば
作者パット・マガー
訳者大村 美根子
出版社創元推理文庫
ページ数348ページ
発売日1986年8月22日

「七人のおば」のあらすじ

「七人のおば」のあらすじはコチラ。

結婚し渡英したサリーの許へ届いた友人の手紙で、おばが夫を毒殺して自殺したことを知らされた。が、彼女にはおばが7人いるのに、肝心の名前が書いてなかった。サリーと夫のピーターは、おばたちと暮らした7年間を回想しながら、はたしてどのおばなのか、見当をつけようと試みる。1作ごとに趣向を凝らすマガーの代表作!

引用元:東京創元社

「七人のおば」のオススメポイント

「七人のおば」のオススメポイントは2つ。

  • 曲者ぞろいの七人のおば
  • 手紙と記憶のみで行う犯人捜し

曲者ぞろいの七人のおば

主人公のサリーには、おばが7人もいます。そのうちの1人が犯人なのですが、このおばが曲者ぞろい。

正直、まともな性格のおばはひとりもいません。

ただ、ひとりひとりのクセが強いので、登場人物がごちゃ混ぜになって混乱することはありません。

容疑者となるおばたちの曲者っぷりを楽しめるのが、「七人のおば」の魅力です。

手紙と記憶のみで行う犯人捜し

「七人のおば」は、ちょっと変わった犯人の捜し方もオススメポイント。

推理する際に、事件の現場に行ったり、関係者に話を聞くことはありません。

推理に使われるのは、主人公のサリーに届いた手紙と、彼女のおばたちに関する記憶のみ。

この2つだけで、サリーとサリーの夫は犯人を推理するんです。

現場に行かずに推理するミステリーのなかでも、さらに変わったミステリーです。

ちょっと変わったミステリーが読みたい人は、ぜひ読んでみてください。

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