殺人が起きる瞬間”ゼロ時間”を描いたミステリー「ゼロ時間へ」。
ポアロもミス・マープルも登場しませんが、めちゃめちゃ面白いです!
作者のアガサ・クリスティーも自作ベスト10に入れるほどの傑作「ゼロ時間へ」。
ここでは「ゼロ時間へ」のあらすじと感想を紹介します。
「ゼロ時間へ」のあらすじ
あらすじ
それぞれが、それぞれの想いを抱いて海辺の館へ集まった。
その裏でじっくりと計画を進める犯人の影。
緊張感が最大までふくらんだとき、ついに殺人の瞬間“ゼロ時間”が訪れる。
「ゼロ時間へ」は、タイトル通り殺人が起きる瞬間となる"ゼロ時間"を中心に描いたミステリーです。
殺人は、出発点ではなく結果。
この言葉どおりに、事件の種が前半にまかれ、ついに殺人が起きる、というミステリーになっています。
「ゼロ時間へ」の感想
「ゼロ時間へ」には、クリスティー作品で有名なポアロもミス・マープルも登場しません。
でも、クリスティー作品ベスト10に入るくらい、バツグンに面白いミステリーなんです!
「ゼロ時間へ」が面白い理由はこちら▼
- ゼロ時間に向かう過程にハラハラドキドキ
- 殺人が起きてからの展開にニヤニヤ
- いろんな面で今風の要素がたっぷり
- 古いのに新しさを感じるストーリー構成
面白すぎて一気読み間違いなし!
殺人が起こるのは、ストーリーの後半。
なかなか殺人が起きないので、退屈しやすい構成ですが、そこはさすがクリスティー。
ゼロ時間へ向けて、登場人物たちが事件の種をき、育てていきます。
なにかが起こる雰囲気がむんむんで、ワクワクが止まりません!
殺人が起きてからの展開もスピード感たっぷり。
面白すぎて一気読み間違いなしのミステリーです!
おわりに
「ゼロ時間へ」は、作者のアガサ・クリスティーも、自作ベスト10に入れるほどの傑作です。
まだ読んでいない方はぜひ読んで見てくださいね^^