「最悪の館」は、スピード感のあるミステリーです。
主人公を含めて、全員は秘密を持っており、だれも信用できません。
彼らの秘密が次々に明らかになるので、最後まで飽きずに楽しめる作品です。
ここからは、「最悪の館」のより詳しいあらすじ・感想・おすすめの人を紹介します。
「最悪の館」のあらすじ
主人公は、事故で夫を亡くした女性・イーデン。彼女は、夫が生前予約していたゲストハウスを訪れます。
ところが、男女6人グループとダブル・ブッキングが発生。
ひと晩だけ彼らと過ごすことにしたイーデン。「朝起きたら、すぐに帰ろう」と思っていたのに、彼らの1人が殺されてしまいます。
誰が、なんのために殺したのか?主人公を含め、誰も信用できない、犯人当てミステリーです。
「最悪の館」を読んだ感想
「最悪の館」を読みながら、私は何度もこう言っちゃいました。
主人公・イーデンにとって、訪れたゲストハウスは、まさに「最悪の館」なんです。
なぜなら、次から次へと彼女にとって最悪なことが起こるから。
心の傷をえぐられ、思い出したくない記憶を掘り返され、さらには夢遊病の疑いをかけられるイーデン。
ほんと、踏んだり蹴ったりです。
けれど、いろんなことが次々に起こるので、最後までまったく飽きません。
スピード感があって、面白いミステリーを読みたい人には、ぴったりの1冊です。
「最悪の館」はこんな人におすすめ
以下のなかに当てはまるものがあれば、「最悪の館」はおすすめです。
- トリックより犯人当て派
- 登場人物たちに秘密がある話が好き
- スピード感のあるミステリーを読みたい
登場人物は、みんなくせ者。
みんな秘密を持っていて、黒い感情を隠しています。
探偵がいないので、自由に秘密をばらし合い、どんどん険悪な雰囲気に…
トリックや名探偵ものより、秘密が暴かれるミステリーが好きな人に向いている作品です。
まとめ
この記事では「最悪の館」について紹介しました。
驚きのトリックも、名探偵も登場しませんが、くせ者ぞろいの登場人物に振り回されるミステリーです。
気になったら、ぜひ読んでみてください。